「昔の航空写真地図」というアプリを見ていて、印西市の北総鉄道千葉ニュータウン中央駅周辺の昔の事を思い出しました。
1976年・1981年・1985年・1989年の航空写真を見る事が出来ました。
千葉県は1966年北総地域に人口34万人の千葉ニュータウンの建設を発表しました。
当初の計画は面積2912ha・戸数2912戸・人口34万人でした。
1973年のオイルショックで計画を見直し、宅地開発公団が参画しました。
中央駅東にある戸神川調整池はまだ造られる前の谷津が存在していました。
千葉ニュータウンは1979年3月に船橋市小室地区と白井町西白井地区で入居が始まりました。
原山と高花にもアパートは建てられましたが、コンクリート打ちっぱなしの灯りも無い廃墟の様な建物群が出来ていました。
1984年印西町に千葉ニュータウン中央駅が開通、木刈と内野地区に入居が始まりました。
夜の中央駅の灯りにカブトムシも飛んで来ました。秋はバッタを踏まないと歩けません。
買物場所は近くに無く、駅東にクリーンセンターと消防署があっただけでした。
ゴルフ場跡地は立入り禁止ですが、まだ芝が残っていて勝手に練習しました。
今のドンキホーテ辺りは土むき出しの造成地で、雨後の深い水溜まりで子供が亡くなった事故も起きました。
北総鉄道の車両がキジとぶつかり、止まって会社に遅刻した事もありました。
1986年には面積1933ha・戸数44780戸・人口17.6万人に縮小されました。
1988年千葉ニュータウン中央駅周辺に特定業務施設用地150haを設定、1995年タウンセンター地区に大手企業の進出が始まりました。
1989年の中央駅地区航空写真です。
原山地区の入居も始まりました。今と同じ道路も完成しています。木刈5・6丁目の戸建も完成しています。
中央駅の北口の先(現アルカサール)に企業庁とURの千葉ニュータウンPR館がありました。
その北側現イオン東側駐車場に12面もあるテニスコートが出来ました。その中に中央駅地区で初めての飲食店も出来ました。

南口にはロータリー東側に「石窯パン」が出来て人気がありました。
その後の航空写真は最近しかありません。
1991年に南口ロータリーにダイエー千葉ニュータウン店が完成、やっと買物が近くで出来る様になったのは入居開始7年後でした。
1995年は印西牧の原駅が完成、2000年は印旛日医大駅も完成して入居が始まりました。
2000年にはジャスコが完成、現在はイオンモールとして拡大しています。2002年5月にダイエーは閉店、12月牧の原駅東にジョイフル本田が開店しました。
ガネーシャJr.は1984年3月の千葉ニュータウン中央駅開通の日に印西町に引っ越して来ました。昔の航空写真を眺めていたら、引っ越してきた当時の事を思い出しています。
何も無く不便だった事が懐かしいです。