ハングル能力検定協会 ハングル検定 事務局 スタッフブログ -10ページ目

ハングル能力検定協会 ハングル検定 事務局 スタッフブログ

「ハングル」能力検定試験の事務(事務=사무)に携わる日々の徒然、
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미꾸라지の語源 

미꾸라지とは、日本で夏の栄養補給に好まれる「ドジョウ汁」、「ドジョウ鍋」に用いるドジョウのことです。ドジョウは朝鮮半島のいたる所に生息している魚で、朝鮮でもよく미꾸라지국(ドジョウ汁)にして食べます。미꾸라지の古語は믜꾸라지でした。この言葉は미끌미끌한 작은 것(つるつるした小さいもの)という意味から成り立ったもので、その形成過程は믜글+아지→믜그라지→믜꾸라지→미꾸라지となります。現在使われている미끄럽다(つるつるしている)という言葉を、昔は믯그럽다と言っていました。この믜글に아지という接尾辞が付いてできた言葉が미꾸라지の古語の믜꾸라지です。아지は강아지(子犬)、송아지(子牛)、망아지(子馬)に付いた아지と同じで、「小さいもの、幼いもの」という意味を表します。미꾸라지のことを미꾸리とも言いますが、この言葉の本来の形も믯구리でした。1527年、崔世珍によって刊行された「訓蒙字会」には「鰍」を믯구리 추と記してあります。미꾸리も믯글+이→믜그리→믜구리→미꾸리と変化してきたものです。やはり、미끄러운 것(つるつるしたもの)という意味から成り立ったています。미꾸라지を漢字語では미꾸라지 추(鰍)と물고기 어(魚)を合わせて「추어」と言い、これで作った汁を추어탕(鰍魚湯=ドジョウ汁)と言います。미꾸라지국の漢字語ですね。

 

돼지の語源

돼지という言葉は、豚の鳴き声に由来しています。돼지という言葉がなかった時代、豚のことを、その鳴き声である도도・두두または돌돌と呼んでいました。高句麗時代には돗、高麗から15~16世紀の朝鮮王朝時代にかけては돌돌が変化した形の돋・돝と呼びました。1445年にハングルで初めて記されますが、1447年に刊行された「龍飛御天歌」の歌詞の中にも、두 도티 한살에 마자니(二匹の豚が一本の矢に当たると)のように도티という言葉が出てきます。돼지という言葉は、돋に助詞の해(の)と接尾辞の아지(小さいもの)が結合して돋해아지→도태아지→돼아지→돼지という変遷過程を経てきました。돼지も最初は강아지(子犬)、송아지(子牛)、망아지(子馬)のように「子豚」を意味していたのですが、それが徐々に豚一般を表すようになると、강아지や송아지などとは異なり、子豚を새끼돼지・돼지새끼と言うようになりました。

 

보가지の語源

보가지とは、「ふぐ(河豚・鰒)」のことです。 「ふぐ」の特性は、その多くが体は肥り、攻撃されると腹部を膨らますことと、内臓などに毒を持っているということでしょう。韓国・朝鮮語の보가지は복-아지が合成して成り立った語で「腹部が膨らんだ魚」という意味からきた言葉です。では、「腹部が膨らんだ魚」という意味と보가지がどのように関わっているのでしょうか。복は昔、복/북に対置されて用いられ、「膨らんだもの、丸いもの」という意味を表しました。楽器の북(太鼓)という言葉も「膨らんだもの、丸いもの」からきた言葉です。복/북の母音のㅗとㅜの対置は소리개(トビ=鳶) と수리개(トビ=鳶)、볼록(やや膨らんだ様子・ふっくらと)と불룩(膨らんだ様子・ふっくらと)などいろいろな言葉で確認することができます。아지は강아지(子犬)、송아지(子牛)、망아지(子馬)のように動物や魚などの아지と同じ接尾辞で「小さいもの」という意味です。朝鮮では昔、「ふぐ」のことを「膨らんだもの」という意味で복と言っていたのですが、복一文字で用いると복이 있다(福がある) の복と混同するので복に아지をつけて복아지-보가지と言われるようになったと思われます。方言では복に쟁이(者、野郎)をつけて복쟁이と言う所もあります。また、 一部の地方では「オタマジャクシ」を복쟁이と呼んでいます。日本語の「ふぐ」は韓国・朝鮮語の복/북を語源にした言葉だという説があります。すなわち、북の語頭のㅂが「ふ」に、パッチムのㄱが「ぐ」に変化したという説です。

 

<カラム先生☆語源の話>より

 

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스승語源

스승(師匠、恩師)は「敬い慕う人」を呼ぶときに用いる言葉です。스승の語源を漢字語の「師僧」とみる人もいますが、스승は古くから朝鮮で使用されていた固有語です。この言葉の語源は「무당(巫女)」や「位の高い人」を指す固有語の스스히です。1145年に出版された「三国史記」によると、朝鮮では무당を畏れ敬い차차웅(次次雄)、차충(次充)と言っていましたが、後に「族長」や「王」をそのように呼びました。「次次雄」、「次充」を吏読式に解釈すれば스스히になります。韓国・朝鮮語で単語末に「ㅎ」音のある言葉は따히→땅(土地)、고히→코히→콩(豆)、마히+아지→망아지(仔馬)のようにパッチム「ㅇ」になる場合が多くみられます。스스히も単語末の「ㅎ」音がパッチム「ㅇ」に変化して스승になりました。스승は15~18世紀に主に무당を意味していました。1587年に刊行された「小学諺解」には스승어믜という言葉が出てきますが、この言葉は「尼」を意味し、1820年代の語彙集「物名攷」にある스승가얌は「かしら」「王」を意味します。

 

の語源

넋と얼は、どちらも人間の「魂、精神や心、気」を表す民族的色彩の強い固有語です。넋は넉と시の合成語で、넉は「思う」という意味をもつ古語너기다(現代語は여기다)を基にして「考え、思い、心」という意味を表していた言葉です。すなわち여기다の古語である너기다の너기が縮約されて넉になりました。この넉に物や現象を表す接尾辞시の「ㅅ」が付いて넋という言葉ができました。넋と同じ意味をもつ얼は、古代の地名や人名などに使われています。地名を見ると、昔、샘(泉)のことを漢字で「乙」と表記していました。「乙」の発音は을ですが、これは얼と発音する漢字がなかったので、発音の似ている「乙(을)」で代用したのです。では、なぜ샘を얼と言ったのでしょうか。朝鮮民族は、「魂、精神や心、気」を表す샘が「地から湧き出るもの」で、얼は「人間の肉体から湧き出るもの」と捉えたのです。この「湧き出るもの」という共通点から샘と얼を同じものと考えました。「魂、精神や心、気」を表す얼の語源的意味は「肉体から力強く湧き出るもの」ということです。샘のハングルによる古語が文献に現れ始めるのは15世紀になってからです。1445年、「訓民正音(ハングル)」で初めて現れます。1447年に刊行された詩歌の「龍飛御天歌」(全125章)の第2章には새미 기픈 므른(샘이 깊은 물은 泉深き水は)と出てきます。샘の古語は、15~18世紀にかけて広く使われていましたが、19世紀に入ると새암などに変化し、その後、現在の샘に至りました。

 

<カラム先生☆語源の話>より

 

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