新潟の旅の続き。
2日目は、新潟県南部の津南町へ。
ここには縄文体験がいろいろできる「農と縄文の体験館 なじょもん」というミュージアムがあるのだ。
ちなみに「なじょも」というのが、この地域の方言で「是非来てください」それと「縄文」を組み合わせて「なじょもん」で、この施設の愛称となっている。
館内に入ると、早速なじょもんのキャラクター「なじょむ」と「もんた」が出迎えてくれたぞ。右側がなじょむで、左側がもんた。津南町の正面ヶ原A遺跡から出土した縄文時代晩期の顔面付き土器から誕生したキャラだ。
出迎えどうも!
ちょうど企画展の入れ替え時期で、展示はなかったのだが、いろんな体験について、見本や解説のパネルがたくさん展示されていたぞ。
体験プログラムは、定番の勾玉作りだけでなく、鹿角のアクセサリーやアンギンという編み物、ヒョウタンのランプシェードなど、縄文に関わる素材や体験をいろいろしておるみたいだ。
特にアンギンは「ならんごしの会」という地元の女性グループが熱心に活動をしているそうで、カラムシを材料にして編んだグッズが、ミュージアムショップにたくさん並んでいた。
そうそう、入ってびっくりしたのが、ショップの充実度。これが半端ないのだ。
しおんじやま古墳もなかなかイけてる?と思っておるがここも結構いい感じだ。
なじょむ&もんたのグッズもしっかりあったぞ。
それとここでは、何と縄文土器を実際にさわることができるのだ!
さすがに余は持つことができないので、みんなは実際に行った時に持ってみてくれ。
あと市民からの寄贈資料として、鶏形の埴輪がいきなり登場。どこで手に入れたのか分からない資料のようだが、なかなか立派な埴輪であった。
それと図書の充実も素晴らしかった。「津南学」という津南町の大地・自然・歴史・民俗など様々な分野から地域を知る本。地元の出版社と一緒に作って、体裁も立派。2012年から毎年1冊を発行して現在6号まで出ているそうだ。
http://www.hoozuki.co.jp/__tsunangaku.php
さらに火焔土器、このミュージアムについて知るための初心者向けの冊子も、マンガが入って分かりやすいものであった。
そして、スタッフに話を聞いていると…何と津南町は人口が1万人弱。正直小さい自治体であるが、学芸員は3名もいて、ここのスタッフは全体では10数名いるそうだ。何だ!?この充実度は!!
余はちょっと見ただけに過ぎないが、それでもこれまでの活動の素晴らしさを垣間見ることができたぞ。なかなかやるな!津南町!!そんな、びっくり縄文ミュージアム「なじょもん」であった。
農と縄文の体験館 なじょもん