１０月１４日の日記
傷つくならば、それは「愛」ではない
著：チャック・スペザーノ博士
訳：大空夢湧子
出：ＶＯＩＣＥ
☆☆☆ 以下本より抜粋 ☆☆☆
☆☆☆ ２日目のワーク ☆☆☆
愛の無い行為とは、愛を求める叫びである
人はさまざまな行動をとりますが、「愛のある行為」とはどういうものだと思いますか？そして「愛の無い行為」とはどんなものでしょうか。
愛の無い行為とは、実は愛を求める叫びなのです。あなたが攻撃されてると感じたときこそ、あなたの愛が求められているのです。あなたが自分を守ろうとせずに、すすんでそれにこたえ、攻撃してくる人に愛を持って近づいたとき、その人はあなたの味方になります。そして、これから先、良いときも苦しいときもつねに誠実な友でいてくれることでしょう。でもいまは、あなたの愛を必要としている時なのです。
こうした人々は、死んだような無感覚な状態や、攻撃的な気分に陥っています。あなたが困難にぶつかったとき、どんな気分だったのかを思い出してみてください。まだ言葉も話せなかった子供の頃、助けを求めて叫び声をあげていたことを覚えていますか？あなたを攻撃してくる人もそれと同じように、あなたからの愛を求めているのです。
周りを見渡してください。あなたが近づいて来てくれるのを待っている人がいます。いま、あなたの助けを求めているのは誰でしょうか？
■ 今日は、あなたをもっとも責めていると思う人の事を考えてみてください。
その人がすぐ側にいるところをイメージしてみましょう。そして攻撃していたのは、本当はあなたの助けを求めていたからだ、ということに気ついてあげてください。
その声にこたえて、あなたが近づいていくところを想像してみましょう。その人は、あなたのどんな助けを必要としているのでしょうか？また、どうしたらその人を援助してあげられると想いますか？
さて、どんな答えが浮かんできましたか？電話をしますか？手紙を書きますか？それとも何かを送りますか？話しかけてみますか？
援助してあげると、本当はその人こそ、あなたへの答えを持っていたことがわかります。いますぐにはわからなくても、将来きっとそれに気がつくことでしょう。必ずしも直接的な答えではないかもしれませんが、あなた自信が内面で体験していることを、その人がかわって表現し、見せてくれたのです。
相手を助けることが、結局は自分を助けることになるのです。