アラーナのその後 ADHDの診断テストを受けるまで… | Finally today is tomorrow! 

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色々と問題のあったアラーナ、今は随分元気なんですが、実は私がカウンセラーとちょっともめたりと、いろいろありまして… 

最初に問題に気づいたのが1月ですから、この4ヶ月ほど、結構大変でした。正直、王様のことも、大嫌いになってたし。<一応過去形。(笑)

今回も、アメンバー記事にするかどうしようか悩んだんですが… 

きっとね、私のように子供のことで頭を悩ませてる人がたくさん居ると思うし、この私の経験が、少しでもそういうお母さんやお父さんの役に立つのならば…と思い、公開記事にすることにしました。



アラーナのカウンセラーは、こちらが何を言っても「軽い鬱病」と言うばかり。

最初はADHDの可能性がありますと言っていたくせに、学校の先生と両親を相手にするアンケート式の診断テストで、全く問題がなく(両親のにはあったんですが、先生側からは一切なし)、カウンセリングを進めるうちに、ADHDのことよりも、「鬱病」の方に重点を置くようになっていったんです。

だから今できることは、とにかくカウンセリングに通い続けてください…と。

私にはそれが、どうしても納得できませんでした。

カウンセラーとの話し合いでは、私には納得できないことばかりを言われ、カウンセラーを信用することができなくなり、私自身、その話し合いの直後ナーバスブレイクダウンを起こしそうになるほどでした。<ていうか、起こしていたかも。

納得できない。絶対に違う!と思う私とは裏腹に、カウンセラーの言う事にも一理あるなんて言う王様…。

どうすればいいのか、分からなくなっていました。

その話し合いの後、私は毎日毎日涙が止まらなくなってしまい、ついには私自身もカウンセリングに通い始めました。もちろん、別の先生です。 その先生に私の気持ちをぶつけたら、アラーナのカウンセラーのことについては、同じカウンセラーとして理解できないな~と言ってくれたんです。

それで少し気分も落ちつき、王様にもう一度、今度は学校のスクールカウンセラーに相談してみようと持ちかけてみました。実はそれ、前から私が王様に何度も何度も言ってたことなんですよね。でも、王様が、学校には知らせたくないと…。

こういうとこ、王様、変に見栄を張るんですよね。恥ずかしいことじゃないのにっ!



アラーナのカウンセラーは、

「成績がそんなに大事なの? 成績と娘さんの気持ちとどっちが大事なんですか? プロジェクトだって、それで成績が落ちるのが嫌なら本人がどうにかしていくはず。まだ一年生なんだから、少しくらい成績が落ちたっていくらでも取り戻せるでしょ? 大学に行けば誰も助けてくれないのだから、いつまでもお母さんが助けていたのでは、彼女は成長できませんよ。失敗から学ぶことを覚えないといけないんです。プロジェクトをしないのならば、放っておけば良いのです。お母さんが構い過ぎです。お母さん自身が、娘さんの成長を妨げています。」

って言われたんです。そして王様は、それに同意したんですよね~。<アホ~、どアホ~!王様なんか大嫌いじゃ~、ぼけぇ~プンプン

いや、だから、以前それとおんなじこと王様に言われて、それも一理あるよなと思って放っておいたから、大変なことになったんですけど? また同じこと、繰り返すつもりなんですか?


成績がどうのと言ってるんじゃないんです。出された宿題をして、プロジェクトを提出して、その成績が悪ければ、それは仕方のないことです。中学までは成績が良かったのに、高校になって急に成績が落ちたり…とか、そんなのありがちですからね。

しかも、所詮私の娘ですから…鳶が鷹を生んだと思っていたのは、単なる私の勘違いかもしれないし…。


でも、それをしないといけないと分かってるのに、出来ない、忘れてしまう、記憶から抹消してしまう…そして、提出日が過ぎた事に気づくとお腹が痛くなら、頭が痛くなる、学校に行けないほど気分が悪くなる…それがおかしいって言ってるんです。


私はどうしても、カウンセラーの言うことに納得できず、調べて、調べて、調べまくりました。

そうすると、アラーナのようなケースを書いた文献がたくさん見つかりました。

見つけた文献を印刷して王様に見せ、「この中にはどこにも、カウンセラーが言ったように放っておけ!」だなんて書いてないよ。両親の理解と、周りの理解を得るのが一番大事、助けてあげることが一番大事って書いてあるよ!!!!!!」

と、王様に泣いて訴えました。


そうすることでやっと、王様が高校のスクールカウンセラーに相談してみることに同意したんです。

スクールカウンセラーは、

「僕はどんな生徒に対しても、成績が落ちるのを放っておけなんて絶対に言いません。アラーナのカウンセラーの言葉を信じずに、学校に相談に来てくれて本当に良かった。」と言ってくれたんです。

ただ、ADHDならば、今後の対策を立てるには、その診断書が必要だと言われました。もし、そうでないのならば、アラーナの今の状態を書いた診断書が必要だと。そして、それから改めて話し合いをして今後の対策を考えましょうと。

私は、は~、来て良かった~と気持ち晴れ晴れだったんですが、そんな私に、

「な、言っただろ。だから、精神科医の先生にもう一度会うより先に、スクールカウンセラーと話をしたかったんだ。」と、なぜか自分のお手柄のように言う王様… 

王様のこと、大嫌いでしたね、この時。<一応、過去形(笑)




ADHDの診断書も鬱病の診断書も、カウンセラーには出せません。児童精神科医の診断が必要となります。

アラーナは、カウンセリングを始める前に、この児童精神科医に一度診てもらっていますので、再度予約を取ることにしました。 

すると…ここはもう長くなるので省略しますが、軍の病院ならではの不行き届きがありまして、その予約を取るのにさらに3週間くらいかかったんです。

こういうのには、慣れてるっちゃ~慣れてるんですけど…軍ってね、ほんとこっちが腹が立つような間違いをするんですってば。その3週間の間、何度電話をしたことか。ストレス貯まりまくりでした。

でも、とりあえずその頃には、王様が私の意見に賛同するようになってきて、随分と家庭内での雰囲気は良くなっていたので、なんとか乗り切ることができました。


やっと取れた児童精神科医との予約… は~、もう、この先生、ムカつく~!プンプン 

彼女も、アラーナのカウンセラーと同じで、

「でも、学校の先生にしてもらったアンケート診断では、何も問題はないんですよね~。成績も、落ちたって言っても、AとBなんでしょ? じゃ、問題ないんじゃ? 思春期ですからね、つまづくこともありますよ。」

そう、この先生も、ADHD=教室でジッと出来ない問題児 という観念の持ち主。


この先生との予約の前に、私が必死でオンラインで調べたところ、ADHDにもいろんな種類があり、最近注目されているのが、ギフテッドチルドレンと呼ばれる、IQが通常よりかなり高い子供達がADHDを持ってるケースでした。

この場合、Attention Deficit Hyper activity Disorder の症状でも「Hyper activity」多動性はほとんど症状が出ず、注意欠陥のみが目立つことが多いようです。

そして、女の子だった場合は特に、全くと言っていいほど多動性は見られず、小さい頃からどちらかと言うと聞き分けの良いおとなしめの性格で優等生であることが多く、宿題や長期間を有する課題などが増えて来る中学生や高校生になってから学校の勉強面でつまづくケースが多いんだそうです。

その場合、本人も周りも自分がADHDであると気づいていない場合が多く、病院に足を運んでいたとしても、診断がとても難しいので、ADHDを専門に扱っているような先生でない限り診断がおりることは滅多にないんだそうです。


先生にその話をして、IQテストの必要はないですか?と聞いてみたんですが…

なんだかものすごく怪訝な表情で、

「それは必要ないと思います。IQが高いと分かったところで、今は何の診断にもつながりませんから。」と言われました。

そしてアラーナのカウンセラーが言ったのと同じこと

「これだけ成績が良かったら、学校側も何も対応してくれないと思いますよ。」と言われました。


いや、だから、診断書があれば学校は助けてくれるんだっってば。その為の援助チームみたいなのがあるんだってば。

全く話の通じない先生… 

とにかく私たちは、別にアラーナがADHDであることを願っている訳ではないんだということ。

ただ、ADHDの可能性が強いと言われたのに、途中からそっちは心配しなくていいようなことを言われ、やっぱり軽い鬱病の気があると言われ、でも、今の時点ではADHDとも鬱病とも診断をくだされてない。

もし、ADHDでないのならば、そうでないと診断をくだして欲しいんだということ。

ADHDでないのであれば、それだったらやっぱり軽い鬱病だったのか…と、次のステップに進めるし、これからの対応も考えれますからということを先生に訴えました。


するとやっと、仕方ないなあ~という感じで

「私の同僚にADHDを専門にしてる医師がいますので、彼に相談して、彼の了解が出ればADHDかを調べるテストをします。そのテストが、今ADHD診断には一番正確と言われてるテストですから。それで、どうでしょう?」


いや、だからさ、そういうのあるなら、さっさとやってよね。ガーン


数日後病院から電話、その3日後にテストを受けることとなりました。

テストの話はまた長くなりますので、一旦ここで切ります。