CA-R1音質7 | haneのブログ

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関東は大雪でしたね、まあ雪国のひとには笑われるレベルとは思いますが雪だと音楽鑑賞が捗ります。


で、1980年の日本を揺るがした?少なからず日本のフュージョン・ロックファンを震撼させたアルバム、AIRPLAY AFL1-3099 のオリジナルブレスLPを入手しました。

ジェイ・グレイドンとディビッド・フォスターのコンビが唯一出したリーダーアルバムですね。
何故か当時、日本だけは売れたらしい。
わたしも高校生のギター弾きとしてレンタルレコード屋さんでレンタルしました、懐かしい!

当時録音したカセットテープは既に紛失しており、程度の良い本国モノLPを探していました、printed IN USA がポイントです。
ミックスダウンされたアルバムのマスターテープから直接レコードにされるのは本国モノだけなのが基本で、外国向けにはマスターからのダビングテープが輸出されてレコードになる、マニアはそのダビングを嫌うのです(笑)

売れないアルバムだったのに流石というか、CD時代になって1986年辺りだと思いますが日本のみでCD版がリイシュー発売されました。
社会人になっていたわたしはそれに飛び付いたのですが

あれ、音が悪い。。

妙に高域強調にしてあって平板な音、レンタルしたLPとは随分おもむきが異なりました。
それだけでなく、部分的に音の劣化が感じられました。

そのあたりオリジナルプレスは実際のところどうだったのかを確認したいという興味もあったのです。

で、結論です。
CDはオリジナルプレスに比べて明確に劣化していました、気のせいではなかったです。
A面四曲目の1分58秒あたりの波形を重ねています、水色がオリジナル、黒がCD。
上が左チャンネルですがひどいですね、音が激痩せしてます。
右チャンネルも微妙に劣化ある感じ。

いやはや怖いですね、バックコート付きの高級なマスターテープが数年で劣化するなんて。
昔のLPが、

高音質リマスター!

なんて宣伝文句でCDやハイレゾで再登場したりしますが、こういう現実知ると眉唾です。
マスターテープ言っても単なる磁気テープです、劣化は避けられなく、10年以上経ってのリマスターはデジタルエフェクトでハイテク化粧しまくりなホントの高音質ではないと捉えたほうが良いと思いますね。
そのうち紹介しますがイーグルスの Hotel California のハイレゾもひどいです。

なんにせよ、オリジナルプレスで聴けるといろいろスッキリしていいなと再認識しました!
ただ、ジェイ・グレイドンの癖なのでしょうか中低域〜低域が控えめなサウンド造りなので、アンプ・スピーカーは選びます。
CA-R1とMajik109の組み合わせは中低域も豊潤、スウィートって感じの音を響かせてくれて本当に感動ものです。
ソフト&メロウなハードロック、という複雑怪奇な音楽ですから、、ヨットロック云いましたかね、当時のオーディオを上手く使ってやらないと本当のよさは出ないかもしれません。