A120 SELESTION3 Majik109 | haneのブログ

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JBL STAGE A120
SELESTION 3
LINN Majik109
小型ブックシェルフ型スピーカーですが微妙にサイズ異なります。
A120はコーン紙実効径8cmの11cmウーファーに2.5cmのアルミツイーター。
SELESTION3は12cmウーファーに2.5cmのチタンツイーター。
Majik109は12cmウーファーに4cmツイーターと2cmスーパーツイーター。

こうして見ると A120 のコンパクトさが判ります。

まず、A120の周波数特性です、2m程離れたリスニングエリアで左右スピーカーの内振りはしていません。
白線がバスレフポート開放、薄黄線がポートチューニング、黄色がポート塞ぎです。

橙線で SELESTION3 を重ねます。
A120のポートチューニングに非常によく似た特性で驚きです。

というか、自分の好みにポートチューニングしたので、SELESTION3 はもろ好みだったという事になりますね!
やはり密閉型なので周波数特性の乱れが少なく、部屋の特性から来る80Hzあたりのピークが抑えられているのが印象的。
こういうとこ密閉はいいですね。

中域はSELESTION3 のほうが明快に鳴り、ボーカルや弦は前に出ます。

高域はもうそっくりです。
13KHzあたりから A120 はピークがあり、ジャズのシンバルとかのチャーミングな感じはこのあたりが効いてるかも。

緑線でMajik109を重ねます。
中低域の充実が見て取れますね、全体として色気やスケール感が増すのは特性でも判ります。

35Hzから50Hzの重低音領域に6dBぐらいのアドバンテージを持ちながら80Hzあたりのピークも押さえてあります、このあたりの部屋との兼ね合いを追い込むのがオーディオの醍醐味かもですね(笑)

サイン波スイープでグラフが描かれていくところを注視していると、中音域での二倍・三倍の歪みについて Majik109は格段に少ないのが見て取れました。
このあたりが交響曲をかけた時の深みと落ち着き、実在感に繋がっているのかもです。
価格差は伊達ではないということですね〜

超高域はやはり A120 が一番エネルギッシュですね、歪の発生は多いですがもはや可聴領域外なのであまり害はありません。

ざっくり比較で聴いた感じでは、、

A120 はある程度音量上げると本領発揮する、パーンと軽快で耳触りのいい高音、比べて低音はスローでちぐはぐだけどそれがJBLか。
SELESTION3 は小音量でも美しく聴きやすい、シンフォニー含め何でも聴きやすい、上から下まで反応がうまく調和している感じがする。
Majik109 はとにかくリアリティがある、でもまったりとして厚みが深い、もうちょい刺激というかワルな一面も欲しい。

という感じでしょうか。
まぁ、完璧な音楽が無いように完璧なスピーカーは無いですからね。
個性を愛で、長い目でお好みにチューニングしていくのが肝要かと思います。