第一部お芝居は、番場の忠太郎。ゲスト早乙女紫虎。
粗筋は無しで。長谷川伸原作の有名なお芝居。芝居は定番の水熊前から。驚いたことに母親の名前を知っていた。ある意味合う根拠。当たって砕けろではなく、期待値がぐっと上がる。
母親親との対面時、割と早めに懐で温めた百両をばらまく。好み的にはもう少しあとのほうが。母親とのやり取りではあそこしかないが。妹お登勢が影で見ている。板前が入ってきて奥に。実は言うと最後まで顔を合わせない。母親が忠太郎と思わず声掛けするが、忠太郎がふすまを開けた途端そっぽを向く。
素盲の金五郎、飯岡の若い衆に襲われたあと、母親に後ろから声をかけられるが一瞥もくれず旅立っていく。身勝手な母親に切れたんや。カタギの姿でと言われ、母とはぐれた子雀がと有名な台詞を吐くが、この時点で諦めたと思われる。
この劇団、その後の忠太郎という作品もある。後日談。カタギになった忠太郎が、母親の敵討ちのため一度だけどすを握るという話。今月やるのやろか。
ほんじゃ