あなたの気持ちで。 | 車椅子のきみと、てくてく、わくわく。





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車椅子に乗っている彼との
日常を綴っていますおすましペガサスハート


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鹿児島でのできごと。

私がマッサージをしていたら、りょーたくんが

「俺もひーちゃんのことマッサージしてあげたいなぁ」

って言ってくれるのです。


「もうそんなの気持ちだけでとってもうれしい。

ひーちゃんはその気持ちに甘えてマッサージ行ってくるー照れ


「いいよーいっておいでピンクハート
そのあいだ、れんくん見ててあげるね」


「わーうれしい。ありがとう。
やっぱりさ、大切なのは気持ちなんだなぁって思うの。
私がりょーたくんにマッサージするのも、りょーたくんが私にしてあげたいなぁって思ってくれるのも、相手に楽になったり、ほぐれたりしてもらいたい、っていう思いやりの気持ち。」


「そういうことそういうこと。」


「りょーたくんが直接的に私のマッサージができなくても、りょーたくんのその気持ちと言葉で、私は気持ちよくマッサージにいける。

そこで得られた気持ちよかったとか、楽になった~っていうのはりょーたくんからもらったものだって感じる。」



私がりょーたくんと一緒にいて満たされているのは、このりょーたくんの気持ちにいつも包まれているからだなぁって思います。


「(一緒に住んだら)れんくんは俺がみてるから、その間にひーちゃんゆっくりしてね」

「ひーちゃんが楽しく過ごせるように環境を整えていくよ。」

「ひーちゃんの気持ちを教えてね」

「ひーちゃんがいいと思うことが1番いいことだよ」

「ひーちゃんがひーちゃんらしくいてくれることが、俺のなかで1番の幸せなの」

いつもそう言ってくれるりょーたくん。



その気持ちさえあれば、あとはあの手この手を使ってそれを実現させていけばいいのです。


逆もそう。

りょーたくんの環境を整えることは、すべてを私がしていくことではなくて、介助者さんや、色々なサービスを使いながら一緒に実現させていくこと。

ふたりが描いたものがあって、どんな手段を使ったとしても、たどり着く場所が同じだったらそれでいいなぁって思うのです。




そう思うと、自立生活センターの自立の考え方はすべての人に優しく、心を軽くしてくれるんだなぁと最近感じています。


自立生活センターの「自立」の考え方は、自分でできることを増やしていくことではなく、「自分で決めて、その決めたことに責任を持つ」ということ。


健常者でも、自分でできることが増えることが自立していくことだと考えると、オールマイティになんでもできる人がえらくって、
できないことがある人は劣ってる。そんなふうに感じてしまう人、感じてしまう時だって、あると思います。



もし無農薬のお野菜が食べたかったら…


育てるのが得意ならば育てたらいい。

育てるのが苦手でも試行錯誤が楽しいのなら、時間がかかっても育てればいい。

育てるのが苦手だし楽しくもないのならば、育てている人から買ったらいい。それらを売っているスーパーで買ったっていい。


無農薬野菜を食べたいといっても、育てるまでみんなができる、したいと思うとは限らないですよね。


自分で考えて決めた道ならば、どんな道を通ったっていい。

そうやって考えたほうが、みんな肩の力を抜いて生きていける。
そう思うのです(*˘︶˘*).。.:*♡


少なくとも私は、りょーたくんと一緒にいるようになって、前よりずっとずっと肩の力を抜いて生きています。




いつもたくさんの愛と気付きをありがとう。
だいすき。