こんばんは🌙
今日は長女のチャネリングタロットリーディングのサンプルその３です！
サンプルですが、ガチで引いてます。
質問：勉強のやる気が出ません。将来のためにも今勉強しておきたいのですが、このもやもやを晴らして勉強するにはどうしたらいいでしょう。
現状：ペンタクルのペイジ 正位置
障害：カップの9 逆位置
アドバイス：審判 正位置
まずは現状から。
ペイジとは小姓、貴人のそば近くに仕えて、身の回りの雑用を務める役で、多くは少年。
金銭(ペンタクル)を受け取るペイジの表情は、どこか穏やかなもの。
自分が受け取る価値に納得しており、このまま堅実にコツコツと財を少ないながら積み上げていきたいようだ。
足元には小花が芽吹き、植物を思わせる緑の服を身にまとっている。
植物は若さ、希望の象徴であり、このペイジはとても若さを持った純朴な少年らしい少年なのだとわかる。
それとは対になるように、赤いターバンを巻いている。
赤は情熱、生命力、力強いエネルギーを持ち、この純朴な少年らしい少年には些か似合わない気もする。
この赤いターバンを同じように巻いているのが、カップの9に描き出された男だ。
障害を表すのはカップの9、逆位置。
行き過ぎた自尊心を表す。
清き聖杯を並べ立て、まるで自分の成果のようにふんぞり返るこの男は、野心に満ち、しかし白い服を身にまとって無垢や神聖さを醸し出している。
同じ純朴・情熱というワードでも、カップの9とペンタクルのペイジは似ても似つかない。
なのに共通点がある。
これは根本的に2枚とも『純朴であること』が表されている。
カップの9の男は、根は純朴で、それであるが故にタチが悪い。
自然体でいた結果、ふんぞり返り、手柄を我が物顔で見せびらかし、満足気に笑っているのだ。
現状の純朴さは、元々若さゆえであり、これから成長していく新しい価値観そのもの。
なんでも吸収し、なんでも学び取り、自分に活かす。
しかし見本が良くなかったようで、カップの9の逆位置としての要素に変化してしまう。
真面目に何か、誰かを参考にした結果、自尊心を膨らませたような態度を身につけてしまった。
これが自分にとっての『普通』になってしまっている。
それがこの問題の良くないところだ。
アドバイスには審判の正位置が出た。
審判は大アルカナであり、高位の天使が描かれ、『逆らえない大きな流れ』であることを暗示している。
自分の意思でどう足掻こうとも、結局はこうなりますよという運命のようなものだ。
審判は多くの場合、『復活』を表す。
何がどう復活するのかといえば、原義は、キリスト教義において、天使のラッパが響き渡ることで、選ばれた者たちが死後の肉体から解き放たれ天国へ至るというものだ。
ウェイト版では、選ばれた者たちといった限定的な思想は絵柄から排されている。
仏教的にいえば極楽浄土に至る、解脱をするといった解釈が近いのだろうか、そういうイメージだ。
この絵柄には死者や棺、雲に灰色がふんだんに使われている。
灰色は物質界と神秘性の両極端を表している。
物質界(人の世、俗世)から解き放たれ天国(神秘)に至るというわけだ。
ペンタクルのペイジは純朴ながら物質界に根ざして生きる少年だ(ペンタクルは土のエレメントで、物質やお金を表す)。
カップの9の逆位置は、本来(正位置)であれば満たされた心を表すが、逆位置となっているため、自尊心に囚われた人物像とした。
審判はそのまま、俗世からの解放を表現している。
この問題のテーマは『物質界・俗世に囚われて曇った眼を洗い、心からの喜びを得ること』だ。
勉強ができない、やる気が出ないというのは、「将来お金に困らないため」だとか、「安全を買うため」、「人の世にきちんと混じるため」といった、俗世的で打算的な理由の諸々のせいだろう。
おまけに「きちんと学び、稼げるようにすることで、権力を持てる」「弱者から抜け出して、強者側になれることで、いじめっ子をいじめ返せる」「誰からも馬鹿にされない」といった間違った学びがこの問題を複雑化させていたのだ。
そこで審判は強く厳しい声で語るのだ。
『(気持ち・価値観の)断捨離をせぇ』、と。
間違った学びを手放し、本当の意味で純粋無垢な気持ちに生まれ変わることで、はじめて勉強というものに意味が見いだせるようになるのだ。
しかし、実際勉強をすれば進学や資格取得など、社会的地位や信用、年収に直結することはある。
俗世的な理由ではじめたというのに俗世的な考えを捨てろとはどういうことだ？
矛盾を問いかけはしなかったか。
進学や資格取得以外で勉強をする意味などあるのだろうか。
これにも審判は答えてくれている。
『そういうもう逆らえない流れなんで』
『あなたの意思に関係なく解脱(断捨離？)させちゃうんで』
『諦めてもろて……』
神の采配の前にたった一人の人の子の意などどうでもよいと言わんばかりである。
だが実際そうである。
あなたは今頭を悩ませて「勉強できる方法を考えないと」「やる気を出さないと」「締め切りを決めたら効果的かもしれない」「どんな資格があれば……年収が……雇用形態が……法律が……」と様々な理由を捻り出そうとしていることだろう。
無意味であると気づいてしまう日が来る。
どうしようもない流れがやってきて、ああもう悟るしかないだとか、人の考えをインストールするのはやめだとか、答えに至るしかない日がやってくるのである。
その結果、今とは全く違った理由で勉学にのめり込んでいくのだ。
だからアドバイスとしては、人の心がないかもしれないが、『待っとけ、その日が来る』『もうその日まで足掻くな諦めろ』である。
安静にしていなさい。
(このあと筆者は、『待つしかないんだな』と足掻くのを諦めて、『では停滞していた別のことに取り組もう。勉強について考えるのに時間を割くんじゃなくて、他のことに集中して、結果的に止まってない状態にしよう』と決めて、そう動くつもりです✌️)
以上です。
こんな感じで、本当に的確に現状を知り、アドバイスを貰うことが出来ます。
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