SWL一乗寺へ | HANDLERのブログ

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みなさんこんにちはHANDLERです

 

お久しぶりでございます。

便りが無いのは元気な証拠ということでどうかひとつ(笑)

 

今年中に福岡までの旅をブログにしたいと思っていますが叶うのでしょうか?
今年も残すこと2日となりました。あっという間に一年が終わりますね。そう10日に48歳になりまして、

たくさんのお祝いの言葉をいただきました。ありがとうございます!

50になるのもあっという間なんでしょうね。

 

表題のSWL一乗寺へです

 

前日新三郷のIKEAで刺繍入れのイベントがありまして、友人のヘルプを一日がんばって、翌日昼に京都へ向かいました。

今回はこの足で九州福岡までの遠征になるので、京都まで高速で一っ飛びです。

7時間ほどかかりましたが高速使うと京都近いな。

この建物の二階がSWLの新店舗&工房か!

内装工事もほぼ終えて什器も揃ったと聞いていたので、凄いワクワクします♪(笑)

おおー!圧倒的なショーケースに収められたウォレットなどがより一段と素敵に見える。

凄いな。改めて店舗という空間が大事なことを再認識しました。僕も今新しい事務所&工房を探している最中で、

ってほぼ同時期に不動産見て回っていたのに僕はいまだに気に入ったものに出会えてない…

ほんと困ってます(笑)

僕のファインクリークレザーズのレザースカジャンに食ついてる隆治君(笑)

この刺繍は弊社の横振り職人による刺繍で、一枚ずつ刺繍する本来のスカジャンと同じつくりです。

別珍スカジャンをスエードで構成したファインクリークレザーズ。

しかも刺繍をジャガードで生産せず横振りを選ぶところが素敵です。

僕が九州に向かう前にSWLに立ち寄った目的はこの窓です。

方角的には西になる位置の窓で、夕方の西日を全面に受けてるらしいです。その窓にサンシェードを
用意したいということで、そのサンシェードに刺繍の依頼を受けました。

部屋の様子もわかったところでどの其布が良いかという相談が始まりました。

テント用の頒布や薄手の頒布を合わせてもらって僕は部屋全体で見て…って僕が俯瞰するより二人がそうするべき
なんですが(笑)

彼らは僕のことを信用してくれているみたいです(笑)

どれにもそれなりの趣があってそれぞれに刺繍のイメージがわきます。

大事な店舗を飾るサンシェードですし、昼間西日が射したときに現れる生地目なども考慮しなくてはならない。

この生地クタクタだけどいい感じ♪見たところ何かのカバーのようで、裏側は袋に縫われてました。

素材を調べたわけではないのであれですが、見て触った感じでは黄麻(ジュート)のようです。

刺繍イメージはもうできているみたいで乗せてみてもらって完成イメージはこのような感じに。

店内に入るとまずこのような感じに見える。

このイメージが刺繍する前にわかるのはとてもありがたい。

時系列的にはこの後のみに行く展開ですが製作日記に。

袋状だった縫製をいづみちゃんに解いてもらって弊社に送ってもらいました。

コピーを実寸で用意してカーボン紙で転写してゆきます。これもなかなかに疲れるし気が抜けない作業です。

良くカーボンがつかない生地みたいで辛い。これが見えると見えないで刺繍の仕上がりを左右するので、
慎重にじっくりやります。

刺繍で大事なパートは大体が序盤にあります。

さて刺繍糸にリクエストはもらってなくて、こげ茶色という指示だけ出ています。

カタンでさらっとやるのもいいと思いますが、一乗寺にいたときから糸は麻糸と決めていました。

しかもスラブでいい味が出る糸を持っています。

けれどこれはNigel Cabourn様から預かっている糸で、2019A/Wでも活躍する糸です。

事情を伝えたら分けてくださいました♪

ありがとうございます!Nigel Cabourn!!

大体の見込みで必要な糸量を測って「かせ」にします。

それを…

直接染料でじっくり染めます。少量で受けてくれる染工場が無く自分で染めることに。

刺繍を終えて店舗にかけてもらった写真です。

近いうちにまた京都へ出かけてじっくりと馴染んだサンシェードを見に行きたいと思います。

いい仕事ができたと思う。ひとまず良かった♪

 

工房を出て歩いて向かった先にBARがある。

インキョカフェ

閉まってるが入る(笑)

奇妙な果実のビリーホリデーがドーン!

店内いい感じです。

アイリッシュを勧めてくれた隠居さん。

どちらも美味い♪JAMESONは群馬へ帰ってからも呑むようになって、嫁さんもお気に入り。

朝のコーヒー

朝早くに大阪へ出発する僕に付き合ってコーヒーを入れてくれる隆治君

 

ほんといいやつ。

新しい工房で革を触る姿を早く見てみたい。

同世代で同じ未来を見ているクラフターなので本当にあり難い友人。

京都の朝人がいなくて凄くいい(笑)

大阪へ向かいます。

 

 

それではまた次回