みなさんこんにちはHANDLERです
先日は都内打ち合わせで出張しておりました
つい先日開花宣言が出た桜ですが、まだまだつぼみの状態でもう少し先ですね
気持ちがフワフワしてやらなきゃならない雑務に身が入らない…
困ったものです
表題のレッドウィングジャパンです
アメリカンカジュアルに興味のない方でもこの名前はご存知の方が沢山いらっしゃる
のではないでしょうか?
根強いファンが沢山いるはずです♪
ブーツメーカーのRED WING
僕も嫁さんも大好きなブーツメーカーで、特に嫁さんは僕より早く入手して履きこんで
いましたね
付き合い始めた当時ちゃんとしたものを履きたいって言って、RED WINGのブーツの足
を僕に見せていたことを今でも思い出します
最近では嫁も忙しくしていて休みも家にいるので、履いてる姿みてませんね…
今度履いて出かけましょう♪
と身の上の話はこれくらいで
先日と言っても2月の話ですが、とても嬉しいつながりがありました♪
NIGEL CABOURN様のお仕事を手伝わせていただくことになり、展示会場でRED WING-
JAPANのゼネラルマネージャーの鈴木さんをご紹介いただいたのです
当時僕が初めてRED WINGのブーツを履いた時に、まさか名刺交換をする機会が来る
なんて思いませんから、世の中どこでどう人とつながっているのかわからない物です
展示会場ではほんのごあいさつ程度に刺しゅうの説明をさせていただいたのですが、
説明も上の空で、素敵な方だなぁ…と見惚れていたほどです
後日改めてご連絡をいただきましてお話を伺うと、春に会社を退社される方がいらっしゃって、その方へGiftを贈りたいということでした♪
素敵な会社だなぁとお話を伺っておりました!
その方は自転車業界へ向かうということで、De Marchiのサイクルジャージに、僕が手掛けたNigel Cabournのチェーン刺しゅうをリンクしていただいたのです♪
ありがたいことです!
仕様は見た通りRED WINGスポンサード仕様に手ハンドル加工になりました
めちゃくちゃカッコイイ!僕が着たいくらいです…
糸はNigel CabournのA/Wに登場するカタン8番の極太スレッドです!
昨今のコンピューターミシン(ジャガードミシン)では取り掛かれない太さの糸ですから、他の商品を圧倒する存在感が持ち味です!
鈴木さんはきっとブーツだけではなくヴィンテージのウェアもたくさん見ていらっしゃるだろうと
予想しまして、刺しゅうにおいてはディテールは大きく崩さずに注意して、スポンサーロゴに威厳を持たせつつ、手ハンドルの癖のような味を消さずに残す…
僕の気持ち的にはそんな風に取り組むことにしました♪
どーでもいいって話なんですけどね…
敢えてお伝えするとですね、当時の職人たちはこんなこと思って刺繍なんてしていないんです、それはジャガードミシンの存在が無く比較されないからです
急いで頑張って作ったものが今ヴィンテージとして残っているわけです
僕が手掛ける時代では、ジャガードミシンが主流となり僕が扱う手ハンドルは精度の劣る物という風に観る方もいらっしゃいます
事実なんですけど、こうなりますと僕もテクニックを追求するあまり、ジャガードミシンが生み出す商品と比較して仕上がりをみています…ですからより丁寧に精確にミシンをフォローして刺しゅうします
これは無意味なことではないと考えています♪
すると手ハンドルのミシン構造特有のシステムから生まれるエラーを知ることができます
それをみせない様にしたらよりきれいなものができます♪
職人のテクニックを競うのであればそれを追求することになりますが、これってナンセンス
だと思います
メカニカルなエラーもヒューマンエラーもこの手ハンドルミシンならではの物だからです
あって然るべき要素だと思っています
こういう素敵な思いのこもったGiftに、僕の存在が刺しゅうされてゆくのは、ちょっとおこがましいですけれど鈴木さんの想いでもあるからと、感じるからです
え、違う!?(;・∀・)
恥かしい…
追って鈴木さんからご連絡をいただいて、名前を刺しゅうしてくださいとご依頼を
いただきました!
感激です…
サイクルジャージのDe Marchiの勝手なイメージでロゴは手書き風に
刺しゅうは版を作らずフリースタイルでイラストを見ながら真似て刺しゅうします
著名なサイクルウェアにローカルな刺繍家がカスタムしたというテーマです
妄想しすぎですが、こういうお任せのご依頼は本当に楽しいです♪
何よりこれに袖を通す方が楽しくなるようなものにしたい╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
糸は30番で、少し細めの仕上がりです
とはいってもこのサイズですと太目の選択ですが、ある物をそのまま使っちゃうような
野暮ったい感じがいいです…
相手を想うGiftというのはつくっている僕もとても気分が良いです
そういう会社に勤めていたと、このサイクルジャージを着るたびに思ってくださったら
って僕が言うことじゃないんですが、きっとそういう気持ちで贈ったものだと思います
新天地でどうぞお励みください!!
って余計なお世話だな…僕も頑張ります!
鈴木様ありがとうございました!
またいつか楽しい刺しゅうをさせてください!!
良かったらご覧ください♪作業風景です
それではまた次回






