この度、会社名を変えることになりました。 | HANDLERのブログ

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ごあいさつ

みなさんこんにちはHandlerです。


ブログやフェイスブックだけをご覧になっている方には、あまりなじみない話題ですので、どうぞスルーしてください。


この度事業計画の遂行をより良い方向へ導くため、独立から名乗っておりましたYELLOW CADDISを改めまして、新たな社名を株式会社HANDLERとさせていただきましたので、ご報告させていただきます。

所在地や連絡先の変更はございませんが、メールアドレスなどは新たにドメインの取得後追ってお知らせもしくはリンクを変更いたします。
古いメールアドレスはすぐに廃止せず、しばらくの間は使えるようにいたしますが、ご通知後の登録をどうかよろしくお願いいたします。







表題のこの度、会社名を変えることになりました。です。


僕は高校卒業から桐生の刺繍会社へお勤めすることになりました。
なぜ刺繍にという思いも「なんとなく」という思いと、会社の様子がなんとなく居心地がよさそうに思ったからでした。

10年を「営業」というセクションで働かせていただきまして、刺しゅうのノウハウから商談に必要な刺しゅうのテクニックを蓄積することになります。

つまり刺しゅう職人という観点から見れば、「ど素人」なのです。

僕が勤めた当初から最後まで、刺しゅうの基本は「コンピューター化されたミシン」で商品を加工するという作業が80%を締めます。
刺繍のほかにシルクスクリーンを使った水性顔料プリントの加工もご依頼を受けていました。

そういうコンピューターミシンをこちらではジャガード刺繍機とか、多頭ミシンなどと言います。
1つ作る工程で10枚~20枚と作れるミシンです。
世の中の主流にある刺しゅう技法ですね。

結果好景気に伴って、営業でもコンピューターミシンの扱いは、自然と覚えることに。
もう営業でさえ怪しい…


これとは別次元に、僕が活動する手ハンドルミシンなどがあります。
手ハンドルミシンは刺しゅうラインを右手のハンドルで作り出します。


僕は営業という立場でコンピューターが作る刺しゅうのお仕事をお預かりするとともに、「稀に」手ハンドルや横振りミシンの仕事をお預かりしました。

ほんとたまにあるっていうくらいの頻度なので、専門の職人はあちこちいましたが、高齢化と経済的事情でみなお辞めになってしまいました。

自分で刺しゅうできないかと思ったことの一因です。



10年後に独立をいたします。

元の理由は刺しゅうすることではなく別な理由でした。割愛しますが。

ご縁で勤めていた時と同じお仕事をいただく機会をいただきまして、個人事業として17年ほどお仕事をさせていただいたことになります。
あっという間でした。思えば独立を誘ってくださったお客様は、現在廃業されてしまいました。

独立から手ハンドルミシンを手に入れ遊ぶようになり、そういう練習期間と言いますか、見習い期間と言いますか、師事したことはありませんが、一人で黙々と続けてきました。

もちろんこの職人の世界というのはとても狭く、ひっそりと奥の端っこにポツンとあるような、そんな職業です。これ主体では僕は生きてゆくことさえできません。
現在のコンピューターミシンのお仕事で何とか支えている状況です。


まったく思うことと別なことで生活を支えるというのは、ふがいない話であります。
よくこんなことをするために生まれてきたんじゃないとか?TVで誰かが言っていましたが、まさにそれです。
けれど現実はとても厳しいのです。細々とでも活動は続けてゆかねば、落ち葉とともに朽ちてゆくだけなので、近年はクラフトマンのテクニックというのをしっかり見ていただいて、商品の価値を付けていただくことが、第一に大事なことと思い定めてまいりました。
イベントを多くこなす理由はそこにあります。



話は少し逸れますが、Yellow Caddisという社名ですが、由来は「フライフィッシングの毛バリ」の名前です。

なぜに釣り!?

刺繍なのに…( ゚д゚ )

安易にラッキーなものをそばに置く心境とでも言いますか、一念発起した独立ではありませんでしたから、会社名もなんとなくそんな雰囲気で着けてしまったのです。

使えば使ったで釣りをする人にはもしや?と伝わるのですが、多くの人にはちんぷんかんぷんです。となれば会社名を伝えるのと、意味を説明することがsetとなりました…
電話では僕滑舌が悪く…良く相手様に弊社の会社名が伝わらず、何度も聞き返されます。
会社名とはこういうことも大事なんだなって、何年思い続けたことでしょうね…



株式会社HANDLER、㈱HANDLER、㈱ハンドラー、HANDLER .Incどれでも大丈夫です。

HANDLERというのは手ハンドルミシンの活動を始め、その加工品にお金をいただくようになって初めて名乗りました。
Handle(ハンドル)が着いたミシンを扱う人という意味でつけたものです。



そもそもは何とか作ってほしいと預かってしまった、職人メイドなお仕事案件。
持ち帰ってもいずれは職人不足で納期もズルズル…
いずれ廃れてしまうと先が見えていました。恐れ多いですが、自分でできちゃえば発注に悩むこともない。そんな軽い気持ちだったですね…
今はそんなテクニックも残せたらいいと思って続けています。
次の世代につながったらもっといいことです。
それにはそうやってできる物づくりを多くのお客様に理解していただく必要があります。

なぜ高くなるのか、時間がかかるのか。なぜ手作りが面白いのか。




まぁ良いです。僕がミシンをもってどこぞへ出張した際には、食い入るように見てください。
疑問に思ったことなんでもぶつけてみてください。
楽しみにしています♪




長いこと思いつきで書き殴りました。
読み返してなどいないので、良くないところいっぱいあるかも。
許してください。ウソは書いてないです(・´з`・)

これからもHandlerをよろしくお願いいたします!

そういや今日はエイプリルフール

こんな曲はいかがでしょうね。

それではまた次回