ようやく晴れましたね。
でも風はやっぱり秋を感じるな…もうすぐ9月です。
毎年思うことだけど一年があっという間に過ぎます。
話は変わるけど、今夜ジュラシックワールドを観に行く予定です。(^_^;)\('_') マテイ!
Kissは刺しゅうを終えましたので(^o^)/
上映時間を調べてみたら、【吹替】2Dと【吹替】3Dとあります。
なして!?(´ヘ`;)
どうして【字幕】がないのさ。
今も観に行くか揺れています……
3Dは初体験になるので、そういう種類の映画が良いだろうと、期待していたのですけどね。
僕は断然字幕派です。みんなはどうなのさ?
表題のThe Kiss Gustav Klimtを刺しゅうする! 3です。

チェーンが完了です。これがシニールの骨格になる。
これ次第でどんどんぶれてゆくので、できるだけこの時点で忠実に仕上げてあると、
シニールが載っても割と”似て”きます。
例外もあるけどね。

シニールは見ての通り2mmほどの毛足で直立しています。
これは毛糸のコシ次第で自在に倒れてしまう不安定な状態。

なので倒れないように隣にも毛足を寄せて、倒れないようにお互いを支えさせます。
これを密集させるとシニールべたになる。

ベタは闇雲に入れていいわけでもなくって、入れれば入れた分しっかりしたベタになる。
ちょっと触った位じゃ倒れない=絵も変わらないものになります。
けれど弱い生地ですと裂けてしまうほど、生地にダメージを与えるし、飽和状態となって
お山のように湾曲してしまう。
絵柄が変わってしまいます。


何事にも適量というのがあります。
毛糸はほんと困るんですけど、毛番手の規格の甘さというかボビンによって太い物細い物、
または同じボビンでも細い個所や太い個所がある。
もう違う番手でしょってくらいバラつきがある。
番手というのは結局のところ一定基準の重さなので、毛糸のような軽くて縮れのある糸では、
細かい規制ができないみたいです。

ちなみに太さが安定しているような商品は、シニールに向かない…
この良い方語弊があるけど、要は撚りを強くして太さをそろえたものは、膨らみが無くって
シニールには適さない…
まぁこれはまたいつか。

あと少しなんだけど色替え色替えの連続でなかなか代わり映えがしませんね。

刺しゅうをしてゆく順番ってシニールに関してはあまり重要ではないです。
今回は修正具合を吟味したいという気持ちもあったので、早めに女性の表情を仕上げました。
ずっと見ていると修正した方がいいか、考える時間も増えます。
僕の中では結構大事かも。

効率も考えないといけないので、一つの色を繋いだらなるべく全部の箇所を縫い終えて行く。
繋ぐ手間を減らせれば、最終的なコストカットになります。
と言いつつ頭の赤茶を終えて終えるつもりでいたら、隣に黄色を忘れてます…
まぁ良いんですけどね。
気分がね(;・∀・)また黄色繋がなきゃ…

そう、刺しゅうしながら使う糸色をチェンジしてゆき、最終的に使った毛糸です。
20色使いとなりました。
これは莫大に多いレベル。写真の不鮮明な色合いがやっぱり羊毛フェルトにはあるんですね。
混ぜ際とかはやっぱり中間色が生まれる。
その中間色を僕も使った方がいいのか、吟味します。
女性の背後にある茶色のベタですが、実際は茶色をベースにマーブル調にロールケーキさんは
表現されてました。
僕は敢えて淡色にまとめさせていただきました。
これは元を否定するのではなくって、オリジナルをバストアップいや、顔の部分でトリミング
した図案に替わっているので、色情報が集中してしまうからなんです。
一番見せたい女性が、背景に食われてしまうのを嫌いました(^o^)/
忠実が一番じゃないと思っているのはこういう箇所の事で、オリジナルにはない影やハイライト
など、色々考えてみて現在の形にしました。

完成です(^o^)/
いかがでしょうか。
毎回思うけど精密に刺しゅうを配分しているんですけど、糸色のグラデーションが小刻みに
揃っておらず、一気に強い色に変化します。

まぁ言っても仕方がないのですが、毛糸は色数が少ないのだから、もうちょっと間の色を
追加生産して新色を増やしてほしい物です。
パールヨットさんどうか頼みますよ…
僕はこれ20年前からずっと思ってます(^o^)/
次回はこれをバッグに加工します。
僕の手からは離れてしまうので、いきなり出来上がりかもしれないけど。
近々に打ち合わせをお願いしてきます(^o^)/
3スレに渡ってありがとうございました(^o^)/
それではまた次回