台風18号です。
日曜日の今日は朝から雨でございます。
今年最大の台風と言われています。大きな被害になりませんように。
表題のシルクカントリーin富岡 上毛新聞です。
そういえば!僕が参加したシンポジウムはまだスレていませんでしたね。
それより嬉しい記事が出ていたのでご紹介を。(^ω^)
10月5日の上毛新聞です。

富岡の今後、養蚕及び絹事業の今後ということが、やり取りされたようです。
その中で座繰り染色家の中野紘子さんが壇上に(゚∀゚)
僕とのコラボ作品もあって大変お世話になった方です。とてもチャーミングな人。
もともと僕の作品で、蚕(幼虫)の資料が欲しくて、県内の養蚕家を探していたところ、
座繰り糸作家の東宣江さんに行き着きました。
東さんとは面識がないので残念ですが、ブログとメールでのやり取りで、中野さんを
ご紹介いただいたという経緯がありました。
東さんは座繰り糸作家ということで、和歌山県から群馬県に2002に移住され、現在は養蚕
業をされています。
お蚕の世話などもワークショップ?のような形でお手伝い参加もできるようです。
蚕糸日記-さんしにっき-
僕もいつかお手伝いに行きたいと考えています!(´∀`)
シンポジウムの内容はというと、世界遺産となった街が現在の来場者数と整備がマッチングされ
ていないかという事。
養蚕だけでは生業できない現実。
実際、群馬と言えば日本各地に存在する絹産業をとってみても、1位2位に名前が上がる県です。
その群馬でさえ絹産業というのは風前の灯火だったわけです。
そんな状態の所へ世界遺産登録という僥倖が、現状の整備や事業状況が追い付いてこれない。
そんな事態になっています。
みなさんは世界遺産を目的とした旅行っていかれたことがありますか?
僕は日光と中尊寺だけです。
日光はお隣県でして良く出かける機会があります。小学生の旅行と合わせて5度は行っている
かも。
しかし遠方の平泉中尊寺へは、2度は行かないと思います。
つまらないからとかではなくて、遠いのでなかなか行かれない。でも一度見たらもう良いかな?
とは思いました。
このシンポジウムでも危惧されている事案がこういう事だと思いました。
せっかく群馬に来て世界遺産を見ても、旅行地としての機能がなされてなければ、連日群馬を
旅行されるという訳にもいかないし、富岡の世界遺産は一度見たらもういいね。その後は他県に
泊まって……
導線が分断されたままなんですね。(´ε`;)ウーン…
記事で印象的だったのが、中野さんの
『文字の資料だけあっても、糸は作れない。人から人へ伝わる技術も必要で、一度途絶えると復活は難しい。繭のにおい、製糸の音などは訪れた人の記憶に残り、海外の観光客にも臨場感が伝わる。』
僕も同じ意見です。
建物だけ見ても、建物好きな人にとって見ればとても楽しい来県になる。
でもそんな人はほんの一部の人だけで、一緒に連れてこられた家族などは、退屈の極み。
(;・∀・)
そのそも、世界遺産になんて何の興味もないんだよ…って人が連れられてきて、『あれ?ヘ(゚д゚)ノ
ナニコレ?面白いかな?』と思わせられなかったら、失敗なんです。
もちろん絹産業の事は世界遺産の運営より深刻です。
だっていいもの作ってもそれが正当に評価されていても、売り上げがなかなか追いつかない。
繭だって国の補助が無かったら、製糸だってできない現実をみな知らない。
昔の通りにやっていたらダメなんだろうか……
それとも新しい養蚕&絹事業を確立する必要があるのか?
ぜひ参加したいシンポジウムでした。ヽ(´Д`;)ノアゥ...
中野さん東さんお疲れ様でした!!(゚∀゚)
中野紘子さんのHP
アトリエカノアン
繭から生糸を作る作業の座繰りの体験や、染色、機織りのワークショップも行われています。
座繰りは僕も体験させていただきましたが、とても楽しいですよ!
あと機織りも(゚∀゚)
それではまた次回
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