フォトショップ 蛍合成写真 | HANDLERのブログ

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みなさんこんにちはHandlerです。


今年は梅雨らしい梅雨ですよね。
ちゃんと雨がある。



表題の「フォトショップ 蛍合成写真」です。


職業柄イラストレーターの扱いはある程度慣れているつもりでいますが、
フォトショップに関しては多くを知りません。(  ゚ ▽ ゚ ;)


蛍の光跡写真を自分でも撮ってみたいと思い、いろいろ調べてみると意外な事実を知ることになる。





あの写真は爆発的に発生した蛍が飛んでいるわけではないという事実…Σ(゚д゚;)



なーんだ作り物写真だったのか…と初めは思いましたが、改めて思うと「別に人をだましているわけではない」のです。


きれいに写ったごく自然の一瞬をシャッターするというのは素晴らしいです。
一方虫の都合に合わせ、それをより魅力的なものにする。


これは大いに有りだと思います。


で、調べてもフォトショップを使った合成写真って、言葉の説明だけで今一つ初心者の理解にまだハードルを感じました。


なので図解付き説明を作ってみました。


興味のある方はどうぞ。


僕はフォトショップ7を未だに使っている。
CSも基本的に使い方は同じだと思うけれど、表記に違いがあるかもね。


僕が説明する合成写真の作り方手順は、背景となるベースの写真に、蛍の光跡だけを重ねてゆく合成処理の方法です。
他にもやり方はあるのかもしれないけれど。


クリックして拡大してみてください。

まず背景写真を開きます。
これが重ねてゆく写真のベースです。
背景は真っ暗では真っ暗な写真に光跡だけの写真になってしまうから、合成されたイメージをあらかじめ考えながら写真に撮っておく必要があります。
ある程度は細工可能なので、僕が感じるのは構図です。



背景を開いたまま、新たに光跡が写っている写真を開きます。
この写真を全選択してコピーします。



便利な作業は、光跡写真を選択してCtrl+Aで全選択ができます。
全選択されると写真の外枠に点線が点滅されたことで確認できます。

次にその状態からCtrl+Cでコピーができます。
コピーが済んだらこの光跡写真は閉じてください。



背景の写真だけ開いている状態にしたら、その背景写真に貼り付け(ペースト)をします。
見てわかるように背景写真は貼り付けられた光跡写真で隠れてしまいます。

ペースト作業はCtrl+Vで行えます。
ちなみにひとつ前の作業に戻る場合はCtrl+Z、切り取る場合はCtrl+X。



これはヒストリーとレイヤーウィンドウの様子です。

開かれていない人はフォトショップのメニューに『ウィンドウ』という項目をクリックし、『レイヤー』と『ヒストリー』にチェックを入れてください。
開かれたウィンドウはどこか邪魔にならないところへドラッグして移動。

レイヤーというのは重ねるとか層という意味で、今の状態は背景写真(最初に開いた写真が背景と表示されます)の上に光跡写真が重ねられているという風に見ます。
つまり背景の上にあるレイヤーが今表示されているということです。


次にレイヤーウィンドウの『通常』と表示されているところをクリックします。
ずらっとでてきて、その中の『比較(明)』を選択します。



すると背景の絵に光跡だけが表示されます。

これが基本作業となります。
光跡の量は撮影状況にもよって、必要数を考えます。
たくさん飛ばなかった日は、さみしい写真になるので、合成枚数をたくさん重ねる必要があります。これは好みで。

基本的に光跡の量は、長い間シャッターを解放してあげれば、次に光った蛍も写ることになります。一枚の写真にたくさん写っていれば合成も楽に。

初心者が思うことはそんなところです。大事なところはよく理解されている方に聞くのが良いと思います。

あ、そういう人が近くにいれば、このスレの存在意義がなくなるな(-"-;A…



繰り返し新しい光跡の写真を選び開きます。
全選択、コピー、貼り付け。


レイヤーにも背景、レイヤー1(さっき重ねた光跡)、レイヤー2(今重ねた光跡)となっています。


比較(明)で2枚の光跡写真が合成されました。


満足する合成にたどり着けたら、背景に重ねたレイヤーを一枚に合成します。

メニューからレイヤー、『画像を統合』を選択します。


重ねていたレイヤーが消えて背景だけになりました。
これで合成が完了したことになります。


フォトショップで加工したファイルはpsdなので、このままではwebに公開することはできません。しかしこのpsdは圧縮する前のデータなので、作業を継続する場合は保存しておきましょう。

次にjpgなどのweb用に圧縮します。
『web用に保存』を選択。

jpgやgif、pngなど保存形式を選んでOKです。



こんな感じになります。


背景は全体のイメージを左右する重要な写真です。もちろん蛍の光も当然ですが。
あまりイメージに近いものが撮れなかった場合は背景事態も編集します。


作業は割愛しますが、フォトショップのメニューの『イメージ』から『色調補正』などで色合いなどを変えられます。




蛍など飛ぶはずもないところに蛍を飛ばすことも可能です。
この処理の事でいえば、蛍の光だけを合成するのに暗いところを削除して光だけを編集する方法を用いているので、ケースによって編集方法を変えれば、いろいろできるってわけですね。




蛍が終われば今度は花火ですよね。
夜の写真もまだまだ楽しめそうです。


それではまた次回

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