西日本の雨による水害が大変そうです…(/_<。)
大きな被害にならなければよいですが。
表題のチェーンが刺しゅうできない、糸をすくわない…です。
そういったご事情があって、メッセージをいただきました。m(__)m
途中まで返信を書き連ねていたのですが、僕の文章力でどこまで伝えられるのか…
書いていて自信がなくなってきました。
幸いこういう機会が何かと増えてきそうな気配もあったので、スレ建てちゃいます。m(__)m
まず問題のミシンの状況を知ることができなかったので、いくつか考えられる点をあげて
ゆきます。
一つずつクリアしてゆきましょう。(^-^)
まずは針

これはチェーン針です。
お話では『糸をすくわない』ということでしたので、カギになっているところに問題はないか?

こちらはシニール針です。
比べるとカギの懐の広さが違うのがわかりますか?
チェーンの方が返しが長いです。糸も外れにくいですね。逆にシニール用は糸が外れやすい。
このカギが問題とする場合状況的に考えて、カギに支障が出る前に、針軸に問題が起きます。
カギがある付近は他より針軸が細いです。
なのでカギの返しが折れるより先に、軸が折れます。
基本返しの長さは大きな問題ではないです。懐が広くても針の向きが悪くなければ刺しゅうはできます。(僕の場合)
経験から言うとTREASURE1114-1でもSINGER114W103やK103でも同じです。
ですからカギ付近から先が折れてないか?
まずはチェック。一目でわかりますから、これはないだろうな。
次に針の向き

これも無いと思うけれど、まだミシンをよくご理解していない様子なので、ついでに。
この上にある細い棒を「針棒」と言います。
針をねじ込んで止めるアタッチメントです。まずは針をしっかり針棒にねじ込み固定します。
指固定より少しきつめにラジオペンチで。(回らなければOK)
固定した針棒もあまり強く締める必要はありませんが、少し占めてください。回らなければOKです。

針の向きをやり取りする際に基準が必要なので、ベロを基準にお話しさせてもらいます。
チェーンが安定しないなどの場合も、このベロの油切れが理由にあります。
湿っているかまずはチェック。
まずミシンに向かってもらって、このベロが左に向いているようにハンドルをセット。
(左に向かって刺しゅうする位置)

その時にカギが向いている方向を見てください。
↑の写真は僕に向かってます。これでも刺しゅうできますが、よく目飛び(チェーンが途切れ途切れになったりする)の傾向があります。

正しくはベロと同じようにカギも進行方向の左に向くように、針棒脱着ネジを締めてください。
ちなみにシニールは進行方向に対して真後ろになるようにする。(今のハンドル位置に対してカギは右に向く)
これで刺しゅうしてみて、まだ刺しゅうが良くできていない場合は、次のステップ。

テーブルの下を覗いてみて、指でさしているネジを緩めてみる。リリースされたら、上に少し押すと針板(丸い銀色の板。穴が2個ずつ開いているやつです)が持ち上がり、取り外してみてください。

するとルーパーが見えます。
このらせん状の銀色の金具がチェーンを作っています。
ハンドルの位置は先ほどのままでベロが左向きです。
その時のルーパーの位置は、手前側が開いている。これがチェーンのタイミングです。
(・・?) エッ
わかるかな……

↑はシニールのタイミング。
二つの違いは見てわかりますよね?
今刺しゅうできないミシンのルーパーの位置がどちらになっているか。
もしくはそのどちらに寄っているか…中途半端な位置になってしまっている場合もある。
チェーンが刺しゅうできない時にシニールのタイミングになっているのなら、話は簡単。

ルーパーのタイミング切り替えのつまみを←に引っ張りながら回る方向へ回転させ、「カチッ」っと音がするまで回す。
こんなのいじったことは無いという場合も、ちょっとした拍子に切り替わってしまうことがあります。(^-^)
ルーパー位置が僕の指南した通りなら、これで刺しゅうができるはずです。
もしどちらでもない位置にある!?って時が難題。
完全に調子がくるってしまっているということになります。(~ヘ~)ウーン
可能であればハンドルミシンが触れるミシン屋さんに納品するのがベスト。
無い場合はどうしたものか…動画でお伝えするか……

針板を元に戻します。
どの穴に設定するか。
これあまり重要ではないです。
太い糸を使う場合はそれなりに広い穴に合わせる。
むろん外側の穴はsetする穴なので大きさは皆同じ。内側の穴の話ね。
テーブル下のネジを締めるときに、穴の位置が微妙にずれることがあるので、プーリーを回して(プーリーとはミシン本体のベルトが架かっている丸いやつ)針穴と針が干渉しない中央にあるかどうか、しっかり調節してください。
ネジはしっかり締めてください。振動で緩むとか危険がいっぱい。( ̄□ ̄;)!!
そうそう、追記です。
ルーパーの位置がくるってしまっている場合、針板を取らなくても調べられます。
糸をルーパーに入れてやる作業で、ベロを左側に向けた位置にしたとき、糸を引き出すために針金を外側の穴に差し込みますね?
その時針金がぶつかって穴に入らない場合はシニールの調子になっています。
そうなっていたらルーパー調節つまみを回してあげて、この状態で針金が入るようにします。
これでOKです。
シニールの場合はベロを→に移動させて、針金がぶつからずに入ればシニール用になっているといえます。
ハドルを左に向け糸をsetできるかどうか。まずはこれを覚えておきましょう(^-^)
いかがでしょうか?
上手くいっていることを祈って。m(__)m
それではまた次回
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