桜もいつのまにか終わっていて、ここ群馬も新緑の季節になっていました。
4月5月は連休の絡まりで僕の業界は結構大変なことになっています。
こうやって書いている今もその合間の息抜きだったりします。
忙しいのは良いことなのでしょうが、そうでないこともあります。
家には老いぼれ犬が居りました。
ラブラドールのCooperさんです。
4/21の朝に天国に逝ってます
13歳と7か月でしたのでずいぶんと孝行してくれました。ほんとありがとう。
9歳ごろでしたか、突然視力を失って彼はたくさん苦労をしていました。当時は神奈川県の麻布大まで、2週に1度の治療に何度も通っていたのですが、残念なことでした。
4/20の夜僕は横振りミシンを踏んでいまして、かまってやるような状況ではなく、彼は何度も寝床から起きてきて、食べ物の催促をしていました。
今夜はいつもより多いなと思いましたが、それは普段と変わりない光景でした。
彼はとにかくしゃべりません。いやもっともなことですが、吠えたりしないという意味でとても静かな彼です。彼の催促は鼻を鳴らしたり、ごはん皿のまえで無言の催促をいつもします。
これがなかなかの効果を発します。
目が見えないのであちらを見て無言……
親としては切なくなりましてね…
結局キャベツの葉だったり、ブロッコリーをゆでたものなどを獲得して寝床に帰ってゆきます。
その日の夜もいつも通りに挨拶して僕は住まいに帰りました。
ほんといつも通りです。
翌朝母親から電話がありました。
とてもいい奴でしたよ。
いけいけゴーゴーのころの彼は40kgに達するほどでかく、迫力がありました。
最期の時は28kgでしたので、ずいぶんと老いぼれ犬でした。老犬トレーならぬ老犬クーパーさん。
寡黙な老いぼれ犬…かっこいいと思いました。
こういう日を予期して覚悟はしていましたが、それは突然やってきて通り過ぎていきました。
唯一とても忙しい商品が、目の前に合って僕はずいぶんとそれらのお仕事に救われました。
今はその商品を着て別のお仕事に向かってます。
思い出深い商品になりました。これを着てみて彼を思います
最期まで介護などの苦労も掛けずに逝ってしまうところは、親としては複雑です。
もっとわがまま言ってほしかった…
サンキューね。Cooperさん。
（ワカサギ釣りにでかけた若かりし日のCooperさんとボート上で）
ではまた次回