二重床・二重天井とは、上階と下の階の天井との間にあるコンクリートスラブ（スラブ＝床版）との間に空間を設けた構造のことをさします。
二重床と二重天井はそれぞれ別の構造となりますが、両方とも似た効果をもっています。
●効果
１、断熱
２、防湿
３、遮音（二重天井のほうが軽量床衝撃音に優れている）
４、水周りの配管（二重床）、照明の配線（二重天井）のリフォームのしやすさ
これらの構造が用いられているマンションであることが望ましいことは、この効果を見てもお分かりでしょう。ただし、コストがかさむ上に、階高（スラブとスラブの間の高さ。上階と下の階の高さを天井高という。）が相当必要になってきます。
通常、この階高は２，４メートル以上必要であるとされていますが二重床や二重天井を用いると、天井高が３メートルは必要となってきます。細かい話はここではしませんが、要するにコストがかさみます。コストを抑えるには、１室１室の床から天井までの高さを低くするか、あまり意味はないがコンクリートスラブの厚さを薄くするかしかありません。
しかし、この二重床と二重天井があるとないとでは快適さが全くことなるので、少しくらい天井が低くても、気にしないようにすれば、安くて良いマンションが見つかるでしょう。
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