青春食堂:米粉うどんの店オープン 高校生協力し商店街に--佐久 /長野
佐久市の岩村田本町商店街と地元の高校生が協力して地域活性化につなげる、
地元産の米粉うどんの店「3月9日・青春食堂」が9日、同商店街の一角に
オープンした。
同商店街振興組合(阿部真一理事長)が企画。今月下旬には北佐久農や岩村田、
臼田高などが実習で栽培した農・畜産品などを販売したり、研究発表を行ったり
して住民と交流する「チャレンジショップ」も開かれる。
青春食堂は、かつて編み物教室だった木造2階建て店舗を改築した約200平方
メートルで、同組合が運営する。米粉うどんや地元の野菜を煮込んだ「北農カレー」
などのほか、来店者の要望をもとに「B級グルメ」を用意し、若者から年配者まで
幅広い集客を目指すという。
高校生はメニューを提案するほか、デザイン専攻生が壁画を描いたり、職業訓練の
場にもなる利点がある。
店名は高校生たちの卒業ソングの代表曲、レミオロメンの「3月9日」と「佐久の3・9」
「サンキュー」の意味を込めた。
夕方からはのれんを替え、居酒屋「9月9日・ふくろう亭」として同組合が運営する。
初日の9日はオープン記念で、うどん1杯100円でサービス。開店前から30~
40人の列ができた。接客を手伝った北佐久農3年の堀口心さん(17)は、米粉食品・
料理が学校の課題。
「食堂でケーキやピザを試食してもらい、チャレンジショップで販売したい」と話した。
阿部理事長は「1品を300円前後の価格に抑え、気軽に立ち寄ってもらえる店にしたい
」と期待している。
岩村田本町商店街