三鷹市議会 令和5年第1回定例会 本会議5日目 | 半田伸明のブログ

三鷹市議会 令和5年第1回定例会 本会議5日目

まず午前中、厚生委員会があり、継続審査となっている議員提出議案について取り扱いの議論、継続の声が上がり継続となりました。

 

私は考えが変わり継続を主張しました。予算委員会で組み替え動議が発生し、そこにヤングケアラーに関するものがありましたが、それが否決された以上、この議員提出議案そのものが否決されてしまうという危機感があったからです。

 

私自身この条例案に賛成の立場ですが、否決されたら市側にも影響します。市側は人権基本条例などの制定に向けて動いているからです。否決されたらその内容に多大な影響を与えます。そこを恐れました。

 

なお、予算委員会の組み替え動議の採決には参加していません。そもそも予算委員にはなれない諸派ですから。

 

また、継続主張の際に、提案会派に感謝の意を述べました。今回の定例会で市長からヤングケアラーについて様々踏み込んだ答弁が発生しましたが、そもそもこの条例提案がなければそれがなかったかもしれないのです。形式的には継続で審議未了廃案ですが、それ以上の効果を生み出したのは提案会派が提案したからなのです。私個人としては、もし問い合わせがあるとするなら、提案会派が一番頑張ったと答えるつもりです。実際にそうですし、このことは与党は否定できないはずです。

 

13時から議案の採決でした。審査報告書はじめ各種資料はこちらをどうぞ。

本会議の結果(令和5年第1回定例会)

 

なお、本会議の結果にすべてが反映されるのは数日かかります。載ってない場合は数日待ってから再度クリックしてみてください。

 

議案の考え方については、こちらをどうぞ。

次年度当初予算案に対する考え方については、こちらをどうぞ。

 

次年度当初予算案ですが、ここで書いたようにかなり賛否で悩みましたが、賛成することにしました。いくつかの学校改修を見過ごすことはできないというのが決断のポイントでした。このブログに書いたように、硬直性のあるギチギチした予算案なので、特に討論しませんでした。討論は賛否の理由を言う場ではなく、行政に指摘をする場だというのが私の考えで、もう指摘しようがないという判断です。もう少し柔軟性あることになっていけばよいのですが。

 

各議案の討論採決の後、4つの特別委員会の活動経過報告がありました。先に紹介した本会議の結果にあります。

これは任期最終の定例会で必ずあるものです。じっと聞き入りました。いろいろあったなぁと。こちらも先に紹介した本会議の結果に載りますので、そちらをどうぞ。

 

その後追加議案上程。補正予算案1件など。内容は次の議案と総括表をご参照ください。

議案

 

議案概要

 

補正予算

 

総括表

 

補正予算案について。若干説明を加えます。

 

都も三鷹市もともに次年度当初予算案の原案ができるタイミングがほぼ同じです。先に予算内示の後に都の予算の詳細がわかることはよくあることです。そういう場合は追加の補正となります。

通常、6月定例会の補正となりますが、内容をご覧いただければおわかりの通り、重要なことですので早ければ早い方が良いという決断が働き、緊急に今定例会での補正予算案となったわけです。実情を知りなるほどとわかりました。もちろん賛成です。

 

そして、意見書案・決議案です。これも先に紹介した本会議の結果にあります。

いつものように退席です。退席討論はこちらです。

 

<意見書案退席討論>

平成29年第3回定例会における意見書(案)第12号で述べたことと同様のことを指摘して、全ての意見書(案)につき退席とします。

 

退席討論のベースとなっている文章はいつも同じです。

平成29年第3回定例会における意見書(案)第12号で述べたことを引用しておきます。

地方自治法99条から内容の判断以前に形式面で話にならないものが今定例会でも多数出てきています。議会運営委員会で最低限形式面につききちんと議論すべきであるとの抗議の意味から、内容に賛成できるもの反対であるもの関わりなく全ての意見書案につき退席で応じることにします。

 

これらの後、任期最後の定例会恒例の市長挨拶、議長挨拶があり、その後閉会となりました。

 

以上になります。

今定例会も本ブログをお読みいただき、ありがとうございました。