お疲れ様です。
ブログ当てられたの忘れてました。
PCRの待ち時間に書きあげます。
これではなく、
こっち。
僕がDNAを増幅させます。
え?今日も実験あるんかって?ありますよそりゃ。理系ですから。
それでは、本日のメニューです。
曽根
NACL
切り替えの練習でした。
なんか思ったよりいいタイムが出せました。泳ぎの感覚変えてないのにDesみたいなタイムになってました。久々に最後まで練習できてテンション上がってたらタイムもついてきました。楽しむって大事。
以下余談
たぶんBaって一番楽な種目ですよね?息止めるのしんどいけど体的なしんどさって一番ましよね?
異論は認めます。
たけるダブルビンゴおめでとう。
そういえば週末は七帝がありますね。
僕は長水人生初の400 m IMに出ます。これで短水長水合わせたら全種目制覇になります。
失格だけはしないように頑張ります。おじいみたいなダブルドルフィンもしないように。
では、
①懺悔飯
なっちー笑え
合同体験練の帰りに武庫川駅のすぐ裏で完全脱輪してしまい30分くらい立往生&力仕事をさせてしまったので懺悔の焼き肉に行ってきました。
凰生が一人だけ頑張ってました。どうやらこの大根のキムチは×らしい。
苦しんでる彼を横目にシャーベットを8種類食べました。食べ放題最高。
②反省飯 vol.2
なんとなく一緒にご飯を食べたい人たちを呼んでご飯に行ってきました。
@香港蒸龍
杏仁豆腐とマンゴープリンがおいしかったです。
アサリはコショウが辛すぎて一回で十分でした。100個はムリ。
家に帰った人たちが運動着で家に帰ってない人たちが私服でした。なぜ。
③反省飯 vol.3
なんとなく一緒にご飯を食べたい人たちを呼んでご飯に行ってきました。
@しゃぶ菜
ソフトクリームがおいしかったです。
例の彼がいると鍋に行けないので久々にみんなで鍋をつつきました。
おいしかったです。
違う違う。
これこれ。
動画欲しい方は声かけてください。
④男の夢
一つ夢が叶いました。
塊肉にかぶりつくって全男子が夢見ることですよね。
これじゃちょっと小さかったので次は400 g頼んでみようと思います。
なんば行く機会なんて二度とない気がするけど。
④飯の話しかせんなと思ったそこのあなた
残念。
このブログは、
実は、
神野です。
神野式、入ります。
読み飛ばし厳禁です。
⑤AAV
AAVはAdeno Associated Virus (アデノ随伴ウイルス)の略です。
アデノウイルス(AV)と一緒に見つかったウイルスで、AVの働きを補助するウイルスとなっています。
補助するのが主な役割なので、免疫原性が非常に低く、さらに組織指向性が広いので遺伝子治療ウイルスベクターに適しています。
分かりやすく言い換えると、AAVだけの投与では副作用が起こりにくく、狙った臓器のみに薬を届けられるという感じです。
ラボの写真がおそらく外秘なので、ここからの写真はプレゼンで作ったパワポになります。
こちらがAAVの概略図で、正二十面体のタンパク質の殻の中に一本だけDNAが入っています。
DNAは二本で一組じゃないの?と思ったあなた!賢いですね。
地球上に存在する生物はすべて二本鎖DNAを持ちますが、これはウイルスです。
豆知識になりますがウイルスは生物ではありません。何個か理由はありますが、一番わかりやすいのは他の生物に感染しないと繁殖できないから、という理由でしょう。たまにCOVID-19のような宿主を殺してしまうバクった野郎も存在しますが、宿主が死んでしまったらウイルスも同時に死ぬのでウイルスで死ぬなんて稀なことなのです。
少し脱線しましたが、近年の遺伝子治療は、このウイルスのDNAを組み替えてウイルス自体を薬にして、人体に投与することで人間の遺伝子を改変させて治療しようといった感じになってます。
このブログでいちばん大事な内容なので太くしときました。
人間の遺伝子を改変させるということは、、、
勘の良い方ならお気づきかもしれませんが、
遺伝子治療は基本的に遺伝子に疾患がある患者にしか投与されません。
先天性の失明や、血友病、ジストロフィーという体が思うように動かせなくなる病気などの重大疾患を持った患者に投与されるのが一般的です。
それもそのはず、
左のルクスターナは一発850,000ドル、右のロクタビアンは一発2.9Mドルかかるのです。
えらいこっちゃですね。100万ドルの夜景なんて安っぽく見えます。
これをなるべく安くするための研究がいま世界中で行われていて、阪大のバイオコースでも3つの研究室がこれに取り組んでいます。
(雑談 ルクスターナは失明に対する治療薬ですが、何と投与方法は網膜下への直接投与です。つまり、、、目から注射針をぶっ指して水晶体を貫通させ、網膜直下を狙います。想像するだけで痛いね。でもこれで目が見えるようになるなら受ける価値あるか。)
では、AAVの基本知識はここら辺にして、次は具体的にどのような研究を行っているかを説明しましょう。
これが実験工程です。
まずAAVの生産に適した細胞を培養し、一定の細胞濃度まで増やします。
そこにプラスミドという変なDNAの輪っかを入れます。
この輪っかが細胞に入るとなぜかAAVが細胞中で生産されます。
無事、AAVが生産されたら遠心機にかけて細胞だけを沈殿させて上清を取り除き、細胞を溶かす液体を加えて細胞中にあるAAVを取り出します。
再び遠心し、細胞のカスを取り除いたらフィルターにかけてさらに純度を上げます。
最後に簡易精製というクロマトグラフィー(聞いたことあるよね?)にかけてAAVを回収します。
こうして回収したAAVには中にDNAが入っていない殻だけの粒子、通称「空粒子」が混じっています。
殻と空っぽをかけてるんですかね?
は?
この空粒子は薬の役割を果たさないので、なるべく多くの粒子にDNAを入れたいという考えになってきます。
空粒子が少なくなれば薬の値段は2桁ぐらい下がると思います。
結局はどれだけDNAが含まれるかのみが重要になってくるので、それをPCRで調べます。
PCRの原理
①DNAをつぶす酵素を入れ、殻に入っていないDNA(宿主細胞のDNA等)を破壊する。(1 h)
②↑この酵素をつぶす薬品を入れる。(20 m)
③↑この薬品を薄めるために希釈する。
④殻のタンパク質を壊す酵素を入れる。(30 m)
⑤DNAのもと(A,T,G,C)とDNAを伸ばす(転写する)もの(DNA配列)を入れる。
⑥機械にセット。加熱冷却を繰り返してDNAを増やす。(2 h)
かっこの中は待ち時間なので実際の工程を含めると5~6時間かかります。
朝10時から始めてご飯も食べずに気付いたら17時なこともあったし、8:30~21:00で昼ご飯30分の12時間実験になったこともありました。
今日15時から実験を始めた僕は20時までを予定しています。
まだまだ書く時間はあるのですが、AAVの細胞内での作られ方などまだまだ書くこともあるのですが、
どうやら僕は神野ではないようで、
書いていて自分でも疲れてきたので、
もうここで終わります。
ここまで全員が読んでくれて感動しています。
僕の予想では陸とてしは全部読んでくれてると思ってます。
あと、もちろん神野も。他人のやつは読まないとかあり得ないよね?
あとは興味のある高校生が何かの縁で読んでくれたかも
自分も読み切ったでって方は教えてください。喜びます。喜んだら何かが出てくるかもしれません。
あと、最後に、
⑥水球面の同期ズ、引退おめでとう
最後の試合見に行けてほんと楽しかったです。
同期だけじゃなく、経験者も非経験者もみんな上手くてかっこよくてほんとに感動しました。
まあみんなまだあと数年この辺に残るやろうしまた飲みに行きましょう。
平ちゃんと美佑ちゃんはこれから頑張ってみんなを引っ張っていってね。
競泳同期3人、あと一か月一緒に頑張ろう。
同期3人、Tokyoまで頑張って。応援行けたら行くで。これ行かんやつちゃうで。
同期1人、あと3か月?4か月?頑張って爆笑
では、引退ブログまでさよーならまたいつか。
和爛