大学水泳完 「感謝」 | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

こんにちは。

4回生の近藤泰吾です。



先日のインカレをもって、大学水泳に一区切りつけました。

まずは応援してくださった方々、ありがとうございました。





これまで、全国公は全国大会じゃないという過激派の論に基づくと全国大会でベストを出したことがなかったので、少しだけでも100Brでベストが出て嬉しかったです。



最後の200Brは、ベストこそ出なかったものの全てを出し切ることができて今のところ後悔なく、やり切ったなぁ、という思いが1番強いです。



ラストレース前後、本当にたくさんの人に声を掛けていただいて、それだけで嬉しすぎてレース後少しだけ泣きそうになってました。

僕は幸せ者です。









引退ブログということで、色々書いてみました。

少し長いかもしれないですが、読んでいただけると幸いです。




①一選手として


僕が13年程選手生活を送ってきて感じるのは、本当にライバルに恵まれた水泳人生だったな、ということです。(もちろん身長にもめちゃくちゃ恵まれましたが)


一人では絶対にここまで来れなかった、この半分も進んでこれなかっただろうなと感じています。



このライバルとは、文字通り練習や試合で競い合う相手、もいう意味でもそうだし、競技力が違っても自分が意識させられ、刺激を受けてきた人達のことも指しています。




高校まで通っていたクラブには、今年のインカレチャンピオンを含めてBrで全国レベルの選手が5人ぐらいいたし、阪大水泳部に入部してもM.Sさんが大エースとして君臨されていました。

他高、他大でも、試合が近づく度に意識し合い、水泳について熱く語り合える仲間に何人も出会うことができました。



自分より圧倒的に才能に恵まれた人、圧倒的な練習量をこなしている人、圧倒的に頭を使って考えて努力している人など、様々なベクトルで自分よりも上のレベルにいる人に沢山出会うことができました。



どれだけ結果を出しても、ベストを出しても簡単には納得されてくれない、まだまだ上がいると思わされる環境に常に置かせていただけたな、と強く感じます。 


そうした環境の中で、自分の中での妥協点を他の人以上に高く持つことができました。



本当に恵まれた環境で水泳をやってくることができたなぁと心から思っています。




これだけ聞くと、僕と同じぐらいの競技レベルの人にしか興味ないんかい、となるかもしれません。


全くそんなことはありませんでした。むしろ、阪大水泳部のみんなにこそ沢山の刺激を貰い、成長させてもらったと感じています。阪大水泳部の皆こそ僕にとってのライバルでした。次に続く




②阪大水泳部の一員として


正直な話、僕は阪大水泳部に入部する前、今と比べると水泳への情熱はかなり燃え尽きていました。


高校での最大の目標だったインターハイ出場を2回果たして、大学にも辛うじて現役で合格して、もう後は楽しく泳げればいいや、って感じでした。



そんな自分が本気で水泳に向き合い、最後の一年結果を残すことができたのには色んな要因があると思っていますが、今の阪大水泳部の雰囲気が大きな要因だと思っています。



競技力に関係なく、皆が練習中声を出して真剣にメインに取り組める。

一人で練習するのではなく、皆で高め合える。



こういったことを日々の練習の中で感じられるのは、阪大ぐらいじゃないかなぁと思います。他大の人と話をしても阪大の雰囲気が1番だなと思うくらいには僕は練習中の阪大水泳部の雰囲気が大好きでした。


「大学水泳は個人競技ではない」

良く聞きがちなワードですが、阪大水泳部でこそまさにそれを実感しながらやってこれたなぁと思います。要するに僕は部活が大好きです。








自分がメニューを作る時もメンバーが自分以上に集中してメニューに取り組んでいる姿にいつも刺激を受け、日々追い込んで練習してこれました。



せいごの、無意識の内に部員全体に気を配りながら練習を盛り上げ引っ張っていた姿を見ていると、せいごが主任で良かったなと思っていました。水泳以外はめちゃくちゃですが。笑




後は、やはり同期で1番水泳の話をして、1番本気で水泳に向き合ってきたけいごの存在は大きかったです。


一回生の頃は二人でタイに行ってましたが、最後は二人で個人でインカレに出れました。


普段言わないからこそ書きますが、同期にけいごがいてくれて本当に良かったです。ありがとう。



お互いここから良く頑張りました。





③水泳部について



今の水泳部には、競泳面だけで40人前後が集まっているかと思いますが、これらのメンバーはほとんどが水泳という共通項が無ければすれ違っていた、関わることのないメンバー達だと思います。

だからこそ、そうした水泳を通じた出会いを大切にしてほしいなと思っています。



自分自身と性格が完全に合う人なんてほとんどいないと思うし、むしろ気が合わないと感じる人の方が多いかもしれないですが、そんな人ともお互いが水泳に対して本気で向き合うことで繋がれる、そんな縁は大切にしても損はないんじゃないかなと思います。



水泳って、速い人が偉い訳でも、練習強い人が偉いわけでもないはずです。



たくちゃんも同じようなこと書いてましたが、どんな目標であれ、そこに向かってひたむきに努力してる人が尊重されるべきだと思うし、そういう部活であり続けてほしいなと思います。



努力してる人を陰で笑うような部活には絶対にならないでください。

どんな目標であっても、各々が応援し、高め合える部活であってほしいなと思います。


けど、目標に対して努力が見合っているかは厳しく検証してあげるのも優しさだと思います。目標を立てるのは誰でもできるのでね。笑




水泳部で過ごす時間が長くなるほど、ストレスの溜まることや納得のいかないことも多々あると思うけど、そうした時に溜め込まないで、しっかり意見をぶつけ合える関係でいてほしいな、と思います。



これはとある人の話の受け売りですが、


最高のチームの条件とは何か。

①「メンバーが本気で意見をぶつけ合える」

②「メンバー一人一人に役割がある」


という話があり、正にその通りだなぁと思って特に幹部になってからは過ごしていました。


これから大変なことも多々あるかと思いますが、皆で協力して、より良い部活を作っていってください。応援しています。






④最後にメッセージ


ブログが長くなり恐縮ですが、この場を借りてメッセージを


・家族

まずこの水泳という素晴らしい競技に出会わせてくれたことに感謝してます。高校までは家から平針までの送り迎え、遠征やら水着やらで負担がかかる中でも好きなようにやらせてくれて本当にありがとう。おかげで最高の青春を送れました。



・他大のみんな

ありきたりですけどめっちゃ刺激もらってたし、どんどん友達が増えていくのが楽しかったです。

特に関西国公立、七帝、立命館の皆さん、いつもレースの結果や泳ぎを見てはやる気を出してました。ありがとうございました。卒業後も会ったりできると嬉しいです。



・平針SS

何の取り柄もない、背が高いだけの自分がここまで成長できた1番の要因は間違いなく平針の環境でした。絶対読んでないと思いますが松谷コーチ、女の子にボロ負けする頃から自分に期待して、競技面にとどまらず沢山のことを指導していただきありがとうございました。最高の恩師です。

いつものメンバーはいつでもまた集まろう。



・同期

色々なことがあった回生だと思うけど、僕はとにかくこの回生で良かったとは心から思います。他の人もそう思っているんじゃないでしょうか。卒業後も集まれるようによろしくお願いします。



・先輩方

入部した頃は、期待に全く応えられないレースばかりで、また他の部分でも迷惑をかけることばかりで本当に申し訳ありませんでした。こんな僕に良くしてくださり本当にありがとうございました。引退されてからも気遣っていただける方が多くて、本当に嬉しかったです。どこでも飛んでいきますので、もし集まることがあればいつでもお誘いください。



13回生

個性強くてみんな大好きです。1.2回生はまだまだ遊び足りないなーって感じなので、いつでも遊びでも誘ってください。卒業まではフリーターしてます。

競技面については、僕らの代が抜けて少し戦力的に劣ったり練習の雰囲気が変わったりするかもしれないけど、練習中のやる時はやる、阪大のいいところは失わないように頑張ってほしいなって思います。

みんなまじで応援してます。特にpeachで一緒に練習してきた人や一緒に個人メドレーやってきた人は特に応援してます。


僕を時に練習でボコボコにしたりくは来年インカレに応援いかせてください。

とーごも50Fr旭丘記録保持者として、まじで応援してます。しおんの100倍ぐらい応援してます。



全員にメッセージ書きたいところだけど、長くなっちゃうのでやめときます。

コメントいただけたら何かしらで返信します。




最後になりました。

寺井先生をはじめとするOB.OGの方々、これまで常に自分達が活動しやすい環境のため尽力、支援してくださりありがとうございました。

おかげさまで充実した4年間となりました。

今後は自分もいちOBとして、後輩達の活動を陰ながら支えていけたらと思います。

水泳も楽しく続けていけたらなと思っています。







それでは以上にて、失礼します。



本当に幸せな水泳人生でした!!

関わってくれた全ての人に感謝!!




2022.9.6

近藤泰吾