昨日、ひまわりと2人の引退旅行から大阪に帰ってきて(ひまわりは引退しません)、毎日の日課だった検温報告のLINEグループを退会し、本当に引退したんだなあと徐々に実感が湧いてきました。
お疲れ様です。OGになりました、4回の明石です。
①
まずはこの夏の試合の振り返りをしたいと思います。
今シーズン、自他共に認める最高に頑張った半年間だったと思います。シーズンに入る前までは、1回生の時のベストタイムをずっと更新できず、3年間私のラップ帳にはベストの3文字が刻まれませんでした。特に私たち選手のためにたくさんの犠牲をはらって応援してくれるマネさんには本当に申し訳なかったです。
3年ぶりのベストを出せた理由は、本当に冗談抜きで根性だと思っています。4回生になった時に、タイムという絶対評価が付き物の水泳をやっているのに、ベスト更新できずにこのまま引退しても後悔ないのか?と思い始め、練習への向き合い方が変わりました。しんどい時、いつも頭のなかで根性根性!!って唱えていました(笑)マネさんが記録してくれたタイムをチェックして、最近頑張ってるねってたくさんの人に言ってもらえて、それが嬉しくてどんどん練習大好きになったからこそ生まれた根性だと思います。みんなのおかげで出たベストです。ありがとう。
本当は長水2フリのベストも出したかったけど、ラストレースも自分らしく泳げたので満足しています。みんなにはど根性ガールズの血はぜひ受け継いでほしいです。
②
私の大学水泳について、少し話させてください。
私は水泳を中学までしかやっていなかったですし、祖母や母がコーチを務め、どんなに年上の先輩でもタメ口呼び捨てで接するような、家族同然のスイミングクラブでしか水泳をやったことがありませんでした。だから、体育会の水泳部で水泳をするということは、良くも悪くもすごく刺激的な経験でした。
正直、入部当初は女子なら試合に出れるし、なんならリレーも出れるやんみたいな軽い気持ちでしたが、私は結局最後まで強化面だったし、なんか練習しんどいし、4回になってリレーは1つしか出られなくなったし、あれ?っていうことが多かったです。
特に、実は人間関係が一番苦しかったです。私は大人数のコミュニティにあまり馴染めない性格なので、仲良くワイワイするみんなの輪に入れてもらえてないなと思うことも多かったし、みんなご存知の通り私は超メンヘラで、自分のことが嫌いで、そんな自分を好きな人もいないだろうって思っていたから、この大きい組織にいてたくさんの人と関わることが本当に苦しくて、部活に行きたくなくて家で泣いたこともあります。
きっと普通の引退ブログの流れだったら、ここで辞めようと思いました、でも仲間が止めてくれました、っていう流れになると思いますが、私はそうではありませんでした。不思議と辞めたいとは思わなかったです。たとえ1人も部内に味方がいなかったとしても、それを上回る私の水泳という競技を愛する気持ち、そして家族からの応援に応えたいという気持ちでここまでやってこれたのかなと思っています。意外と私は水泳が大好きだったみたいです。
いい意味の刺激で言うと、ただ我武者羅にに泳いでいたクラブ時代とは違い、大学に入って頭を使って泳ぐことが増えて、水泳の奥深さを楽しむことができました。いろんな人が泳ぎを教えてくれて、この人はこんなこと意識して泳いでいるんだなあって知ることができたのが結構面白かったです。コーチがいないからこそ、自分たちで考えながら練習するのが結構楽しかったなあって感じています。
あとは、関西はもちろん、日本全国至る所に友達ができたのも大学水泳ならではですね。北大から鹿屋体育大まで(さすがに琉球大の友達はできませんでした笑)、全国あらゆるところから集まった仲間と試合で会えることが、私のモチベーションの一つでした。
③
そろそろ長くなってきたので、特に感謝を伝えたい方たちにだけメッセージを残させていただきます。
まずはガールズ
みんなのおかげで、ずっと男子のおまけ扱いだった阪大水泳部女子がやっと主役になれたと思っています。私が1、2回生の頃は、だれも女子の順位になんて興味が無かったのに、今シーズンは関国優勝、七帝2位、関カレ1部昇格、全国公6位入賞と、恐らく過去一の成績を残せました。おかげで私もたくさんいい思いをさせてもらいました。本当にありがとう。みんなで頑張って掴んだこの結果は、生涯忘れられない思い出です。
次にマネさん
私が調子のいい時も悪い時も、元気な時も泣いている時も、いつも寄り添ってくれてありがとうございました。同期や先輩後輩問わず、皆さんマネという仕事を楽しんでいてくれて、本当にうれしかったですし、全員が心から自慢できる素敵なマネさんたちでした。最高のマネさんに恵まれた最高の環境で水泳ができて幸せでした。本当にお世話になりました。
そしてNJ
みんなは水泳のタイムで先陣を切って引っ張ることはできなくても、いろんなところで主役になれる場面はたくさんあります。阪大水泳部はみんなを必要としています。心も身体もしんどいと思うけど、でも絶対水泳部を辞めないでほしい。私は最後までNJでしたが、周りと比べるとタイムは全然速くないものの、七帝でみんなの記憶に残る渾身のレースができました。みんなにもたとえ1回でもいいから、ぜひそんなレースをしてほしいです。自分で自分が輝く瞬間を掴み取ってください。心から応援してます。
読んでくださっているか分かりませんが寺井先生
いつも私たちのことを気遣っていただき心から感謝しています。先生に支えていただき、相談に乗ってくださり、応援していただけたからこそ、大学水泳を最後まで楽しめたと思っています。お世話になりました。これからも後輩たちをよろしくお願い致します。
ご支援いただきましたOBOGの皆様
3年半多大なるご支援を頂きましてありがとうございました。皆様に恥じぬよう、これからも阪大水泳部OGの誇りを持って生きていきます。ラストレース前後にご連絡くださった先輩方には重ねて感謝申し上げます。
最後に拓也
いつもうざい、めんどくさい、こんな女嫌だと悪口を言いながらも、私の味方でい続けてくれてありがとう。辛い時やしんどい時に、声をかけてくれたり連絡してくれたり愚痴を聞いてくれたり、それが本当に私の力になりました。拓也がいてくれなかったらきっと辞めていたと思います。拓也は私の心の支えです(ここは笑うところ)。水泳部に入ってこんな素敵な友達に出会えたことは私の財産です。ラストレースがんばってね!!あと彼女ができますように!!!
長々と読んでいただきありがとうございました。コメントは絶対必ず返すので残していってくれたら嬉しいです。
PS:散々地元就職と言っていたのですが、土壇場で内定をいただき大阪就職になりそうです。みんなあそんでね。お金ならたぶんあります!!!