壁は抜けるもの | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

 お疲れ様です、競泳一回の木原です。

 

 いきなりですが、今日のメニューです。

 

 すごろく? なんのこっちゃ? とお思いになった方がいらっしゃることでしょう。私もその一人でした。

 

 補足資料はこちらです↓↓↓

 

 はい、もうおわかりいただけたかと思います。

 

 50mのタイムに応じて数マス進み、到着地点のマスに書かれているイベントを行う、というのが基本的なルールです。

 スクワット10回のようなトレーニング系は3分のサークルの間に、2バタのような距離+種目指定系は次に泳ぐ50mの代わりにそれで泳ぎます。

 

 全部で(たぶん)117マスあり、ゴールに早くたどり着くことを目指すという、とても面白くて楽しくてけっこうきつい練習でした。

 

 

 

 

 ところで、マップをよく見るとすぐお気づきになると思うのですが、マスに書かれているイベントは必ずしも練習系とは限りません。

 

 ゴールまでの距離を短縮する「ワープ」、素敵な笑顔の「マネさんスマイル」、競争で不利になる代わりに休憩時間を得る「一回休み」、1からやり直しになる「スタートに戻る」、同じコースのスイマーを道連れに地獄を堪能する「同じコースみんなスタート戻る」などがあります。

 

 

 ......なぜわざわざ赤字かつ太字に下線まで入れたのか、勘の良い皆様はお気づきでしょう。

 

 なんと、不運にもこの「同じコースみんなスタート戻る」のマスを踏んでしまったコースが少なくとも2つありました。しかも、そのうち1コースはなんと2回もみんなでスタート地点に戻っていました。

 

 練習前の楽しそうな表情が消え、ああ、これは終わったな、そう物語る顔と哀愁が場を支配していました。

 本当にお疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 この辺で練習の振り返りは締めたいと思います。

 

 今回は大晦日の話をしようと思います。

 

 

 

 皆さん、大晦日は何をして過ごしましたか?

 

 おうちで家族とご飯を一緒に食べたり、寝たり、太ったり、遊んだり、まぁ色々騒いで楽しく過ごされたのではないでしょうか。

 大晦日の過ごし方や思い出をコメント欄に書いてくださると嬉しいです。

 

 私は家から一歩も出ずに家族と鍋パをして過ごしました。というか12/29~31までずっと鍋でした。美味しかったです。

 

 しかし、そんなのんびりしていて、本当にいいのでしょうか?

 

 ずっとのんびりして過ごすとスイマーとしての気合いというか、努力して自分を鍛えて競争に勝つという、つらくもあり楽しくもある世界から気持ちが離れていってしまうのではないか、こんなにぐうたらしていていいのか、と自問自答しました。

 

 せっかく今まで必死に泳いできたのに、この休みでそれを無駄にしていいのか、過去の自分を否定していいのか、と。

 

 そこで私はとあるスポーツを見ることにしました。

 

 タイムを1秒、いや0.01秒縮めることにさえ情熱を傾け、日々の練習で培った体力や技術を存分に発揮し、みんなが応援する前で最高のパフォーマンスを披露する、あの素晴らしいスポーツを。

 

 阪大水泳部の皆さんなら、とっくにおわかりでしょう!

 

 それは!

 

 もちろん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 RTAです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 RTAというのは、Real Time Attackの略で、現実の時間でどれだけ速くゲームをクリアできるかを競うジャンルです。まぁ簡単に言うと競泳のレースと一緒です。

 

 競泳で様々な距離や種目があるように、RTAでも細かい競技区分があります。代表的なものとしては、Any%(隠し要素やアイテムの全回収などは関係なく、とにかくクリアできればよい)や100%(これはAny%の逆で、アイテム全回収やクエストを全てクリアするなど、ゲーム内の達成率が100%になる速さを競う)が挙げられます。

 

 ゲームをプレイする人(走者と呼ばれます)のプレイング(走りと呼ばれます)は、サッカーや水泳などのスポーツに対して全く見劣りするものではなく、実に多種多様で魅力的なものです。

 

 来週の月曜とか金曜とか、お暇な時間にRTAを見て頂けると幸いです。1スポーツとして、試合を観戦する気持ちでお楽しみください。

 

 ***読まなくていいところ***

 

 ちなみに私は、ファイナルソードというゲームのRTAが好きです。このゲームは著作権上の問題でわずか4日間しか発売されず、さらに「見知らぬ男ではなく見慣れない男が登場する」や「王のフリをして国を支配していた敵のボスキャラが主人公の前で正体を現し、戦闘になるかと思ったら主人公をタックルで押しのけてそのまま城外に走り去っていく」「動く足場と一緒に移動しないと落ちる」「攻撃判定がよくわからない」などの面白い仕様に加え、「会話ストレージを維持したまま移動する(uber鍛冶屋)」「地形を無視してホバー移動する」「空を走る(舞空術)」など、実用性を兼ね備えたバグが多数存在し、大変貴重なゲームだったのですが、ついこの前「ファイナルソード definitive edition」(以下、DE版)という名前で実質リメイク版が発売され、新たなRTAの世界が開きました。DE版ではいくつかの深刻なバグが修正され、一部のストーリーがカットされ、ゲームクリア後に女主人公で遊べるようになるなど新しい魅力がたくさんあります。と同時に、RTA走者により新たなバグ技も発見されました。あらゆる地形や敵を無視して低速ホバー移動をする「ファイナルパターゴルフ」、敵の動きを止める「ファイナル・ザ・ワールド」等です。とても面白いので、みなさん一度は見ておくことをオススメします。

 

 ***読まなくていいところ 終わり***

 

 お読み頂き、ありがとうございました。

 

 月曜日のブログはお声かけしたいと思っていますが、もし書きたい方がいらっしゃいましたら、お早めにご連絡くださいますようお願い致します。