お疲れ様です。三回の吉村です。
明日から冬季公認ということで今日はスプリントで刺激を入れて、スピードを出すメニューでした。個人的には最近良いタイムが出せていないですが、まぁ明日から出せばいいかなと思ってます(笑)調子って当日に笛が鳴って水に入るまでわからないもんですよ!!明日から久々の試合ってことで今の気持ちがレースへの興奮なのか、恐怖なのか、それはレースが終わるまで分からないですが、やってきた全力ぶつけるだけです!
みなやりょうちゃんが"真似をする"っていう内容のブログ書いてましたね。僕も同感です。憧れの分野で成長したければ、経験者の技術を真似るのが一番、、、なのか?
人の考えや好みは、みんな違っている。つまり、個性があるってことです。これは日常の考えや好みだけに関わらず、水泳にも当てはまると僕は思います。キャッチ、プッシュ、呼吸、ストローク、タイミングなど、どこをとっても個性の組み合わせで泳ぎは出来ています。
"十人十色"
10人いれば10通りの泳ぎ方があり、100人いればもちろん100通りの泳ぎ方があります。その組み合わせが自分に合っているのかどうかでタイムはだいぶ変わってくると思います。
ただ、速い人だけが完璧な泳ぎができているとは一概には言えません。簡単に僕とピンズ面隊長の泉を例に挙げます。トータルタイムを見ると僕の方が速いかもしれませんが、もしかしたらキャッチは泉の方が上手かもしれないし、リカバリーもそうかもしれません。
真似の対象として、自分の条件には泉の泳ぎ方が適しているのに、僕の泳ぎを真似したって足踏みや空振りしてるだけになっちゃうんです。
体型がゴボウタイプなのか泉タイプなのか、肩の可動域はどうなのか、筋力はどうか。自分の体の条件と水の感覚ともしっかり相談して泳ぎを決めるべきです。
明日から冬季公認です。
どうしても最終組辺りの速い人の泳ぎにだけ目が行きがちです。あの人はどうとか、速い人がこれやってたからやってみようとか、別にやってみてもいいとは思いますが、信じ過ぎてもいけません。
昔のブログにも書いたことがありますが、僕にとっての泳ぎ方の正解はAであっても、泉はBかもしれないしCかもしれない。はたまたZだってあり得ます。これが競泳の面白いところです。ただその答えを探せるのは自分がいかに競泳と面と向かって取り組めているかにかかっていて、他人がどうこうできるものではありません。
競泳界って速い人が何もかも正しいっていう世界ではないです。
速い人の技術を鵜呑みにするのも大事だと思います。でも、自分より前の組の人だけどこの人のここがいいな、こんなのもアリだな、ここ良くないなと思っているとハッとする瞬間はあるはずです。そんなところまで目が届くようになる選手になるともっと自分のことも深く考えるようになり、もっと効果があるんじゃないかなと個人的には思っています。
アップ中、ただプールでプカプカして自分の番を待つだけじゃもったいない。速い人、遅い人の泳ぎを水中で間近で見れる最大のチャンスなので、こーやって泳いでるんだーとかの情報収集にはもってこいの時間です。プールサイドで応援待ちの時も、なんで同じような泳ぎなのに速い人がいて遅い人がいるのか、一体何が違うのかとか考えながら過ごすと他人よりもう一段階ステップアップできる有意義な時間になるんじゃないかなと思います。
僕たちは来年の七帝優勝する大学です。敵は全国に散らばってますけど、関西の目の前の大学にも負けているようじゃ勝てっこないですよね。まだ見ぬ七帝のライバル、隣の関西のライバルに勝つには同じ1年間の過ごし方じゃ、追いつき追い越すことなんてできないです。たった2時間の練習から1つでも多くのことを身につけて、たった1回の試合から1つでも多くのことを持ち帰る、そんなプラスαの積み重ねが今このチームには必要です。
別に目の前の階段を一段ずつ登らなくてもいいですよ、一段飛ばし二段飛ばししちゃっていいんです!
2018年をどう締めくくれるかは、スタート台に立つときの自分次第です。周りに負けない、そして、自分にも負けない、そんな冬季公認にしましょう!
GO!阪大!
百花繚乱