「君たちに出会えて良かった。」 | 大阪大学体育会水泳部のブログ

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大阪大学体育会水泳部のブログです!‍今年のスローガンは【百尺敢闘】チーム一丸となり到達しうる極限まで果敢に闘い抜きます!

こんにちは。藤井脩道です。
今日は ちょっと長いです。






とうとうインカレ前日になりました。
このインカレが大学最後の大会、レースになりますが、心うちは落ち着いています。


インカレ前に熱を出したりもしましたが、調整はしっかりしてきましたし、最終的には気合だと思っています。そして最後のリレーにしろ、個人にしろ、結果を求めつつ、最高に楽しんで泳ぎきりたい。  




三年間半、阪大水泳部で過ごしてきましたが、本当に色々なことがあって、出会いがあって、困難があって、喜びがありました。ここには書ききれませんが、その全てが今の自分を構成していて、そして次の自分に繋がっている、そう感じています。  


僕が過ごしてきた中で、感じた阪大水泳部を一言で表すなら、「人」。  


人を変えることが出来るのは、人。  


もっと速くなりたいと思うのは、自分より速くて、活躍している同回や先輩がいるから。


つらい練習をしている中で、あきらめずに頑張れるのはとなりで頑張っている人がいるから。  



部活をやめたいと思うことがあってもやめずにやってこれたのは、引き止めてくれて、相談に乗ってくれる同回や先輩がいるから。  



遅刻をしても、失敗をしても、しっかりと叱ってくれる先輩がいる。  



最後までやりぬくことができたのは、周りにいる仲間が支えてくれて、時には間違っていると指摘してくれたから。      


色んな人に出会い、影響されながら自分自身も変わっていき、成長し、そして自分自身も他人に影響を与えている。


ただ、他人の考えを変えるということはとても難しい。  


どんなに水泳が速くても、信頼関係がなければ相手の心には響かないし、相手の心を動かすことはできない。信頼している人の言葉や態度は、相手の心を大きく揺さぶり、その人の考え、もっと言えば人生に影響を与えることもある。  


阪大水泳部にはたくさんの信頼のおける先輩、同回、後輩がいて、僕自身色んな影響を受け、成長出来たと思います。ありがとう。みんなに出会えて良かった。

みんなも人を変えられるような、そして信頼されるような人間になってほしいし、そうなれると信じています。      




そういう思いを込めた今日の題名なのですが、もう一つ心に残るエピソードがあります。        


「君たちに出会えて良かった。」  

これは甲南大学の四回生の古畑海里くんの言った言葉です。


今年の阪大水泳部は関カレ一部昇格を目標にしてきましたが、昇格できる一枠をかけて争ったのが甲南大学でした。  

甲南大学とは以前から合同練習をしており、試合で会ったら互いに応援したし、ずっとインカレを目指していた海里がインカレを切ったときはとても嬉しかった。  


そんな仲だとしても、試合になったらライバル。関カレ中の会話はなかったし、互いが一点でも相手も大学より決勝に残って点数をとってやろうと、本気の勝負でした。  


結果として、最終種目の800FRを残して甲南大学が優勢で、800FRはどう考えても甲南大学の方が速く、阪大が勝つためには、甲南大学がリレーで失格するしかない。  

それは、甲南大学の勝利を意味していました。甲南大学の選手もそれを分かっていたし、阪大も理解していました。だからこそ悔しかった。  


800FRの招集に向かう時、海里が近寄ってきてこう言いました。  


「君たちに出会えて良かった。一年前のGWから一緒に練習してきて、色んなことを学んだし、強くなれた。本当に阪大水泳部の君たちと出会えてよかった。ラスト800、頑張ろう。」  


関カレで初めて交わした、ほんの数十秒の会話でしたが、その言葉が今でもずっと僕の頭の中では鮮明に残っています。  


この言葉を聞いたとき、大学も、勝敗すらも超えた友情を感じたし、スポーツというものは本当に最高だなと感じました。  


こんな出会いを与えてくれた競泳という競技、そして阪大水泳部と甲南大学にはとても感謝しています。  


そしてこれから阪大水泳部を引き継いでいく部員には色んな出会いを大切にしていってほしいと思ってます。



 長々と書きましたが、まあ要約すると  

阪大水泳部&競泳♡LOVE♡  


ってことです!インカレ頑張るぞ!







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