こんばんは。今日は先日までの寒さが嘘のような気候で、春の訪れを感じる一日となりましたね。阪大のプールサイドでは桜の花も待ちかねたように満開です。
さて、今日のブログは新4回の熊谷が担当します。
本日の流れは以下です。
・特種目面のメニュー紹介
・よくわかる!平泳ぎ
僕自身が平泳ぎ専ということもあってか、最近、平泳ぎの技術に関する質問をよく受けるので、この場で簡単なものを紹介しておこうと思います。
まず、今日の練習メニューをご紹介します。メニューは、IMとFrのEN系・Kickで追い込んだ後、メインは100のBrokenという構成でした。メインでは後半のバテに加え、kickであまりスピードに乗れなかったことが悔やまれます。kick強化は、強練中の自分の課題でもあります。先月から、足の使い方などのフォームを見直し、最近ようやく板についてきたかな、という段階ですが、今日の結果を見るに、まだまだでした。今後は、swimでも定着させていきたいと思います。
では、次に「よくわかる!平泳ぎ(以下、Brとする。)」のコーナーです。
このコーナーでは、Br初心者よくある間違いを3点指摘し、皆さんの成長にコミットすることを目指しています。尚、僕の技術はそこまで高くはないため、あくまで初級向けということはご容赦ください。ということですので、初心者だしBr苦手だなーというそこのあなた、IM記録会でBrが課題だなーと痛感したそこのあなた、必見です(^^♪、そして、将来的にBrの雄ラッサムを目指しましょう!
①いつ進むの?伸びでしょ。
これは割とできている人も多いと思います。Brってどのタイミングで進んでると思います?掻くとき?蹴るとき?それだけじゃないんですね。それらももちろん推進力として大事なのですが、蹴った後の姿勢、伸びの動作が実はかなり大事なんです。すぐに書き出していてはせっかくの力が台無しです。体幹大事。
②足の裏で水を蹴ってますか?巻き込み事故厳禁。
Brのkickは膝を広く開いて膝で巻き込む形を想定されることが多いんですが、実はそうではなくて、真後ろに水蹴って進みます。そのために必要なことは、足の裏を使って水を蹴る感覚をつけること。丸いフィンを使って練習すると足の裏で蹴る感覚が身に付きやすいです。使いたい人は気軽に申し出てくださいね!
③体重移動はドボンバッタと同じじゃない
リカバリーで頭を深く沈めたり、呼吸時に無理に背中をそりすぎたりと、体をうねらせる人も見かけます。バッタで極端に体重移動をしているドボンバッタみたいな泳ぎですね。これは楽に泳ぐ方法としてはいいのですが、速く泳ぐ時には頭に水をかぶるなど抵抗・ロスが多いです。なるべく潜らず、水面を這うようなイメージがいいと思います。この時に意識するのは、頭。呼吸時など上下にあまり動かさず(顔上げた時に真正面が見えるなど×)、斜め下位を見続けるイメージです。このイメージには、速い泳ぎでなれる必要があります。そのために、フィン着用でのドル平をあまりうねらずやってみるといいと思います。
こんなところでしょうか。他にも、手と足のタイミングは若干ずらしたほうが早いとか、膝を閉じたkickがいいとか、技術は多岐にわたってあります。また、速い人でも泳ぎ方が一律じゃなかったりします。
Brって、筋肉付けたり、体力つけるだけでは必ずしも速くなるわけじゃないんですね。その強化した部位を活かすフォームに変えていかないと伸び悩むことが多いです。だからこそ、「自分に合った」技術を見つけ出す努力が欠かせません。その反面、肉体×技術がかみ合ったときは大ベストが出ちゃったりします。
つまり、成長の軌跡が線形というより階段状な気がします。これが難しいところでもあり、魅力だと思います。だからこそ、新しい技術に日々挑戦していくことが必要ともいえます。上で挙げたこと、やってみようって思った方はぜひ取り入れてみてください。いきなりラッサム・脩道を目指すのではなく、まずは着実に、初級から僕ぐらいの標準的な段まで来てみてください。それが、Road to RassamならぬStairs to Rassamなのです。
次回のブログは、ちなみちゃんです!!では、おやすみなさい。