山口市最古刹のお寺 龍蔵寺(前編) | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。

 

間に「日本ワタシ遺産」の記事告知を挟みましたが、

夏休みに行った岡山〜広島〜山口の穴と大仏を巡る旅も、

やっと最後の県、山口県に入ってまいりました。

 

とは言っても気が付けばもう10月…ここ数日はちょっと肌寒いです。

最近は新しいことが入って来ると、どんどん過去のことを忘れてしまいます。

哀しいかな、年齢のせいなんでしょうか…

ワシワシ書いていかないと忘れちゃいます、進めましょう!

ということで、

山口県山口市の最古刹と言われる、龍蔵寺に行って来ました。

 

 

入口付近にある案内図を見れば、

ひと山丸ごと使った広いお寺で、見所がたくさんあることが分かります。

 

ここには巨大な不動明王さまがいらっしゃるということで、

もちろん巨大仏ハンターとしてはそちらを拝ませていただきたく、

参上したわけです。

が、高いものデカいもの好きとしては、それ以外にも

「これはちょっと見逃せないぞ!」

というものが案内図にチラホラ見られたのです。

 

 

そのひとつが「天然記念物 大銀杏」

案内図の左側に一際大きく描かれています。

そしてもうひとつ、たぶん山を登った先、

案内図では一番高いところに描かれた「奥の院 磨崖仏」!

これは…大きいかは分からないけど、行かねばならない…

なぜならば磨崖仏、大好きだから。

磨崖仏のあるところにはだいたい穴もありますし。

と、この時点で私のターゲットはこの3つに絞られたわけです。

 

ですので「大型トイレ」の前にある「ウンの石」だとか、

いろいろ触れたいものはあるものの、長くなるのですっ飛ばしてまいります。

ご了承くださいませ。

 

楼門をくぐると正面にあるのが観音堂。

そしてその左手に天然記念物大銀杏の木があります。

 

 

むむむ…大きい。

これはダテに天然記念物じゃないぞ。

 

なんでもこのイチョウは樹齢900年樹高約45メートル!

国指定の天然記念物のイチョウは26カ所あって、

その中でも二番目に古く高いものなんだそうです。

 

この大きさは下からの写真では伝えられないな…

ので、少し離れたところから撮ってみたのがこの写真。

 

 

建物の上にある木々の緑のさらに上に、突き出ているのがイチョウです。

あまりの高さに、やはり過去には雷も落ちたことがあるそうで、

それで上の方は少し枝振りが少ないんだそうです。

 

でも立派だな…イチョウが色づく頃には、

いったいどれだけの黄色い絨毯が広がるんでしょうか。

どこまでも真っ黄色そうで、想像しただけでちょっとワクワクします。

 

さて、私の2つ目の目的である不動明王さまは、

観音堂を挟んで、大銀杏と反対側にいらっしゃるご様子。

もちろん探すまでもなく、

大きすぎてすぐ目に飛び込んできました。

 

 

 

正式には大聖青不動明王とおっしゃいます。

像高10メートルの堂々たるお姿!!

怒っておられますねぇ!

 

「三大不動明王霊場の設立のために作られた」とありました。

三大不動とは赤不動・青不動・黄不動だそうです。

となると、他にも2つこんな大きな不動明王像があるということでしょうか?

山口県内の他のお寺でしょうか。

気になります…お寺の方にお聞きすればよかったな。

これは調べなければ。

 

高さが10メートルもありますから、目線は合わないな…

あ、でも右眼は天を、左目は地を睨んでいらっしゃいますから、

真下まで行ったら、地を睨んでる方の目と目線が合うのかな?

と思って真下に近い場所に行ってみたら、ちょっと合う感じがありました。

 

 

目が合うとなんだかちょっと嬉しいんですよ。

完全に怒られてますけどね。

 

前回このブログでご紹介したのが源宗坊寺のお不動さんだっただけに、

同じ不動明王でもずいぶん違うものだな、と思ってしまいますが。

でも、どちらもベーシックな部分は共通してます。

どちらもカッコ良くて、どちらもまた違った意味でシビレます。

 

さて次は奥の院の磨崖仏なんですが…

これがけっこう長い道のりでした。

いや時間的にはそうでもないのかも、

でも真夏だったので長く感じましたね。体感的に。

 

長くなりますので、磨崖仏のことは後編でまた書きます。

しばしお待ちくださいませ。