本当に言葉にするのも憚られますが、暑いですね。
暑くなると穴が恋しくなります。
なぜなら穴は涼しいから。
って、これもう夏が来る度に何度も使ってるフレーズです。
バカの一つ覚えで申し訳ないですが、
夏が来る度にそう思うんだから仕方ないんです。
というわけで、
家に居ても暑いからどっか穴に行こうぜ
的な感じで、また穴に行って来ました。
今回行って来たのは変わり種のトンネル(隧道)で、
穴マニアにはかなり有名なものなのに、まだ行ってなかったというシロモノ。
穴好きとしては一度は行っておかねばならないってなもんなのです。
場所は千葉県、房総の中心部に近い山の中。
養老渓谷温泉という温泉場で、
宿泊施設やお店がそこだけ急に現れる一角です。

バス停に書かれた地名が「葛藤」。
「かっとう」って何と何が戦ってるんですか…と思ってしまいましたが、
「くずふじ」って読むんですね、なんだそう言われてみればそうか。
そんな戦っていそうでいなかったバス停のすぐ近くに、
向山トンネルというトンネルがあります。

「スナックあやめ」の看板がちょっと悲し気ですが、
それはここではまったく関係ありません。
このトンネルに入って行きますと、
こんな感じでトンネルの出口が見えて来ます。



に、二階建て?!
なにこのトンネル、美しい&超カッコいい!!
ってなりますよね。
実際、超カッコ良かったです。
ちょっと感動しましたね、久々にトンネルで。
二階建てのように見えますが、
この上のトンネルは現在は使われていない旧トンネルの出口なのだそうです。
どういうことかって、上手く説明するのが難しいんですが、
このトンネル、入口と出口で名前が違います。

私が入って行った入口側には「向山トンネル」と書かれてあって、
出口側には「共榮トンネル」と書かれています。
(どっちが本来の入口と出口なのかは解りません)
もともとはこの2つのトンネルがあって、それをひとつにしちゃおう!
ってなったときに、けっこうな勾配があったために、
旧トンネルの出口が新トンネルの中にこんな形で残されてしまった、
ということみたいです。
そんなある種強引とも言える男気溢れる工事の結果、
こーんな素敵な天窓みたいなトンネルができてしまったと。
素晴らし過ぎます!男気に拍手!

何度見てもいいですね。
トンネルと一緒に記念撮影もしておきました。
この後、トンネルを出てすぐ右手にある弘文洞跡コースという、
渓谷沿いを歩くハイキングコースに、
その魅惑的なネーミングに惹かれ進んでしまったため、
そこから40分ほど山道を歩くこととなりました…。
「暑いから穴に涼みに行こうぜ!」
というのが当初の目的だったにもかかわらず、
そのハイキングにより汗ダクになった詳細は、
ここでは記すのをやめておきます…
それもなかなかの絶景ではありましたが、
今は暑いのであまり思い出したくないんです。
また機会があれば書くかもしれません。
ということで、
穴があったら入りたい、穴マニアの穴ブログ2016夏トンネル編でした。
また穴でお会いしましょう。