巨大仏像写真展「夢みる巨大仏」レポート前編 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


牛久大仏絶景写真集 「牛久大仏はそこにいる。」
出版記念という形で開催しました、
半田カメラ第2回巨大仏像写真展「夢みる巨大仏」
が6月22日に無事終了いたしました

たくさんの方に足を運んでいただいて、
本当に本当に嬉しい6日間でした

お越しくださった方、ご協力いただいた方はもちろん、
情報を拡散してくださった皆さまにも心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!

バタバタしていましたが、やっと少し落ち着いてきましたので。
残念ながらいらっしゃれなかった方のために、
簡単ですが写真展レポートを書きます。
どうぞお越しくださったつもりで読んでみてください。


新宿眼科画廊スペースOは、
画廊のメイン展示スペースの右手にあるドアを開けて、
奥まで進んでいただいた突き当たりにあります。

夢みる巨大仏

廊下を進むとこんな感じで、大仏写真がズラリと見えてきます。

今回の写真展をこの画廊に決めたのにはいろいろ理由がありますが、
このスペースを最初に観た時に
「どこに何を展示するかがなんとなく見えた」
というのがありました。
その時に思い浮かべたイメージ、ほぼその通りになっています。

入ってすぐ右手の壁が、北海道から四国、広島までの
日本の大仏さまが一同に会する、
日本一周大仏の旅ゾーン


夢みる巨大仏

上の写真では全部入りきっていませんが、
23大仏25枚の写真です。

お馴染みな写真から、今回初めて出す写真まであります。
2/3は初出しか、別カットの写真で、
どれもこれもハンダの好み押し付け気味なチョイスとなりました。

今回はお客様にアンケートを書いていただいたりしていないので、
どの大仏写真が人気だったかは解りません。
アンケートまで作る余裕がなかったんですよね…

ですので強いて挙げるなら、6日間在廊していた私の感覚では、
この写真が「キレイですね」とか「どうやったらこんな風に撮れるんですか?」
といったご質問が多かったように思います。

夢みる巨大仏
仙台大観音の夜景写真。

これはものスゴい強風だったんです。
春先でしたが本当に寒くて寒くて…三脚を持つ手が震えました。
強風で雲が猛スピードで流れて行くのをスローシャッターで撮ったので、
こんな大仏さまに威圧される感アリアリな写真になりました。

まだブログに出していない写真もありますので、
他の写真もまた機会がありましたら、ブログでも出していこうと思います。

そんな日本全国の大仏さまの写真を、
場所をご確認いただきながら観ていただこう、
ということで今回は大きな巨大仏MAPを足元に設置。

夢みる巨大仏

本当は観光地に行くとよくある、
ジオラマでボタンを押したらその場所の豆電球みたいなのがピカッと光るヤツ、
あれを作りたかったのですが、予算的にも時間的にも無理だ…
ということで、これになりました。
いつかジオラマ作りたいです。

全部で24大仏展示したうち、
牛久大仏だけは単独で反対側に牛久大仏ゾーンを作りました。
だって写真集出版記念だから。

夢みる巨大仏

夢みる巨大仏

写真集の表紙写真と、写真展DM写真を大伸ばしにしました。
もちろんこの二枚もお気に入りの写真なんですが、
私が一番気に入っているのはこの二枚ではないんです。

実はこの写真がいつまで観ていても飽きないくらいに
一番気に入っている一枚です。

夢みる巨大仏
この写真を撮った時に、これはヤバいぞと、
こんな現世の極楽浄土を私だけが観ていたんではイカンと。
これは写真集作らねば!と思ったんです。
そんな一枚も、大伸ばしではないものの、展示しました。
多くの方に観ていただけて良かったです。

そして、牛久大仏ゾーンの左側に、
そこだけちょっと引っ込んだ、独立したようなスペースがありまして。
ここを大仏胎内疑似体験ゾーンにしようと、
最初にスペースOを観た時から決めていました。

やりたいことと、現実的に出来ることを、ああだこうだと考えた結果、
こんな感じになりました。

夢みる巨大仏
これ、上の写真だと解りづらいのですが、かなり大きいものです。
A3サイズを3枚つなげたぐらいのサイズですから…
1.2メートル…いやもっとありますね。

両サイドがアールになっていまして、この真ん中に入ってもらって、
大仏胎内を体感していただこう、というアイディアなんでした。
設置するのに板を貼付けるのが大変で、一名負傷者がで出たシロモノです。

上が牛久大仏の胎内
下が埼玉県にある鳥居観音の救世観音の胎内です。
どちらも15ミリの魚眼レンズで10枚以上撮った写真をつなげて作りました。

私は作品作りで明るさ調整や色味の補正などはしますけど、
過度な写真加工は基本的にはしません。
ですので慣れない作業でフォトショップのスキルが少し上がりましたね。
ある意味収穫だったかもしれません。
そのぐらい、これを作るのが大変だったということです。

これを観て「大仏胎内って面白そうじゃん!行ってみたい!」
みたいに思っていただけたなら、本望でございます。

ザッと紹介しただけでけっこう長くなってしまいました…
ので、レポートは後編につづきます。