兵庫デカいもの旅 〜鵯越大仏 後編〜 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


昨日のブログよりつづきまして、
本日は大仏さまにより迫っていきたい、後編でございます。
「鵯越大仏 前編」 よりつづけてお読みくださいませ。

兵庫県神戸市北区の神戸市立鵯越墓園内、
入り口に近い展望スペース的な場所に鎮座されている鵯越大仏さま。
ひよどりごえ大仏と読みます。
「ひよどり」って、こう書くんだ…って今回初めて知りましたね。

鵯越大仏

大きさは12.54メートル、台座は入ってないサイズだと思います。
ので、台座込みで上から見下ろされる威圧感はなかなかのものです。

ともすれば「怖い」と思ってしまう方もいうぐらいのサイズではあるものの、
あまりそう感じないのは、私が大仏好きだからというだけではなく、
このお顔にその理由があるんではないかと思います。

鵯越大仏

まぶたが半分閉じている?
みたいな、どこか眠そうで穏やかな表情。
小鼻の膨らんでる感じや、ぷっくりな唇も特徴的で、なんとなく憎めないと言いますか、
とても親近感のわく…そうですね、お友達にいそうなお顔に見えます。

はて、誰だっけかな…
と思って考えてみたら、なんとなく私に似てる気もします(笑)

鵯越大仏

台座にはドアが両サイドに付いていましたが、
一般の人が中に入れるものではなく、鍵がかかっておりました。
ちょっと残念ですが、その代わりに、
大仏さまの背後に回りこめるスロープがあったので、行ってみます。

鵯越大仏
大仏さまを身近に感じられるのは大変ありがたいのですが、
かなりの近さで背中が迫ってきて、後には下がれない状況ですから、
もはや圧迫感しかない感じです(笑)

よくよく見れば、背中に文字が書いてあるのを発見しました。
なんて書いてあるんだろ…読めないけど…
「…九年…月…日…生」とあるのはなんとなく分かりました。

大仏さまの建立日が書いてあるのかな?と思ったのですが、
後で調べてみたところ、大仏建立は昭和7年12月3日とのこと!
昭和1ケタの戦前大仏ですか!!

と、いうことは…これはただの落書きですか…?
だとすれば大仏マニアご立腹です。
きっとすでに罰があたってますね、その人は。
誰も見ていなくても仏さまには見られてますよ…。

そして、大仏さまが見ているのはこの景色です。

鵯越大仏
この展望!
まさに「大仏のあるところ絶景あり」です。
大仏さまは戦前より、この場所から神戸のこの絶景を観てらっしゃったわけですね。
この展望を観るだけでもここに来る価値はあるでしょう。


この場所からも見えたのですが、来た時からずっと気になっていました。
墓園の入り口付近は渋滞が出来ているのです。

なんでこんなところに渋滞が…?
気になったので、交通整理をしていたおじさんに聞いてみました。

鵯越大仏

すると
「連休はお参り来る人が多くてね…
(坂道の先を指差して)この先、4キロずっと墓園やから」

「よ、4キロ?!」
と私が驚いて聞き返すと、
「まぁ、東洋一やろね、昨日なんか7000台の車が来たからね」
と笑っておられました。

それはスゴい…!
関西の方でもこんなところに東洋一かもしれない巨大霊園があって、
週末には軽い渋滞が起きているだなんて、知らないんじゃないでしょうか。

いやぁ、いろいろな発見と実に素敵な大仏さまとの出会いでございました。

ここからまた鵯越駅に帰りまして、新開地駅に戻ります。
なぜならば行きで改札につかまってしまったPASMOを
新開地駅でリセットしないと、この先使えないからです…。

まぁ、知らない土地での小さいトラブルもまた旅の醍醐味であります。
次の目的地へGO!


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