お寺で博物館 耕三寺 〜後編〜 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


広島県尾道市、生口島(いくちじま)という島にあります、
日本国内の有名建築がここで一挙に楽しめる、
ソックリ&ゴージャスな建築物が立ち並ぶワンダーランド的なお寺、
耕三寺さんの参拝記。
今日は昨日にひきつづきの後編になります。
「お寺で博物館 耕三寺 ~前編~」 よりつづけてお読みください。

耕三寺さんはゴージャスな建築物だけではなく、ステキ洞窟もありまして!
その洞窟にすっかり興奮してしまい、夢うつつな穴マニアのハンダなのですが。
(ここまでが前編の内容をギュッとまとめた感じ)

そんなハンダに、さらなるカウンターパンチのような
衝撃的な出会いが待ち受けていようとは…誰が想像したでしょうか。

穴を出るための階段を登ったその先には、

こんな光景が


耕三寺
松の木?に邪魔されてお顔がよく見えませんが、きっと観音さま?!

「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」
ならぬ、大仏ハンターの名言出ちゃいますよ…
「洞窟を抜けるとそこは大仏の足元だった」です!

知らずに洞窟を出てきた誰もが「おおお!!」と声を上げてしまう驚きの演出!
穴マニアで大仏ハンターでもある私にとってこれほどまでに嬉しい演出はありません。
うわぁ、これ私今日死ぬんじゃないか…?
と思いました(笑)

ご紹介いたしましょう、トンネルの先におわします、
救世観音大尊像です!

耕三寺

像高が10メートル、宝冠、台座を加えた総高が15mにもなる堂々たる大きさ!
こちらの観音さまもお手本がありまして、
奈良・法隆寺夢殿の御本尊、秘仏救世観音を模したのだそうです。

しかしながら紫、緑、黄、赤、白の5色を基本にしているという、
言わば耕三寺カラー(私が勝手に命名しました)に彩色されていて、
お寺の全体とバッチリ調和しているわけです。

耕三寺
下から見上げるとこんな感じです。

やはり露仏(野外に置かれている仏像のこと)の宿命か、
お顔と手の部分の汚れがちょっと目立ちます。

ですが全体としてみると、とても美しい!
カラーリングが他に類を見ない独自のセンスで光っています。
しかも大きい!タマラナイ!

観音さまの足元にある説明看板の端にこんなものがあり、
とても気になりました。

耕三寺
なんと、QRコードが!!
なんてハイテクなっ!!

これ観音さまとアクセス出来るんですか?
(さらなる説明があるだけかもしれませんが…笑)


「これはやってみなくっちゃ!」
と思ったその時!

何やら館内放送が流れはじめました…

ああ、タイムオーバーか…(泣)

他にもいろいろ見たかったのに…
観音さまともアクセスしたかったのに…
泣く泣く帰路につくことに。悲しい…。

実は時間がなくなってしまった原因のひとつに、
この時やっていたスタンプラリーがありました。

耕三寺

お寺内の各所に散りばめられたスタンプを集めると、
くじが引けて記念品がもらえる、というイベント中だったのです。
スタンプラリーなんかがあると、
ついついやりたくなってしまうのが人間のサガというものではないでしょうか。
このスタンプが欲しいがために、ずいぶん奔走したわけです。

ちなみにそれでもらったのが、
今回ほとんど見ることの出来なかった「未来心の丘」の一筆線です。
こういうプレゼント、ちょっと嬉しい!
いい旅の思い出になりました。ありがとうございました!

それと入り口で干支の散華(さんげ)というものをいただきました。
「しおりなどにしてお使いください」と書いてありましたが、
文庫本のしおりにしたら、文庫本からはみ出ました。
(本の縦にハミ出るのではなく、横からハミ出ます)
…別の用途を探そうと思います。


と、まぁこんな感じで楽しいイベント的なこともあり、
建築物もゴージャス、洞窟もムーディー、観音さまもお美しく、
飽きさせることのない充実のお寺でございました。
ここはぜひ行くべきです!

耕三寺
最後までふれずに終わるところでしたが、
この耕三寺は、実業家の耕三寺耕三という方が母親の死後、
母への報恩感謝の意を込めて、自ら僧籍に入り生涯を掛けて建立したお寺です。

母への想いでここまでのものを作ってしまうなんて…
なんてスケールの大きな親子愛でしょう。
救世観音さまにそんな偉大な母の面影を感じてしまう気がするのは私だけでしょうか。

とにかく今回は時間が足りませんでした。
今度もっとゆっくり来たいと思います!


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