お寺で博物館 耕三寺 〜前編〜 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


自営業のみなさんであれば年度末恒例行事でございます、
アノ!申告作業がやっと昨日終わりました。
…ああ、今年もギリギリだった…。

そんな理由がございまして、少しの間サボっておりました
「広島の大仏さまを巡る旅日記」をやっと再開させます。
今回のお寺がこの旅での最後のお寺となります。

広島のトリをつとめていただきますお寺は、広島県尾道市、
瀬戸内海の生口島(いくちじま)という島にあります耕三寺というお寺さんです。

まずもって、島を巡るようにつづく自動車道を走るのが実に楽しい!
橋が架かっているのはもちろんですが、工場があって、煙突があって、クレーンがあって…
と、そういうものが多いものですから、元来それらが大好きなワタクシは、
いちいち萌えっとしてしまうわけでして…。

すっかり移動に手間取ってしまい、目的の耕三寺に到着したのは、
閉館1時間前を切っていました!


こ、これはヤバい!!
駐車場に車を停め、急いで門へと走ると…

耕三寺

イキナリ目に飛び込んでくる朱色と白のコントラスト!

このド派手な山門に「うぉぉ!」と圧倒されつつ中に入ると、
受付がありまして「耕三寺博物館」と書かれたチケット売り場が。

耕三寺…博物館…?
お寺なの?博物館なの??


あんまり時間がないから、のんびり博物館を見学していられないので、
「お寺に参拝したくて来たのですが…」
と受付に尋ねてみると、
「お寺が博物館なんです」みたいなお返事が。

あ、そうなんですね。
そのパターンですか。

なんでもこの耕三寺さん、建築物は日本各地の有名建築を模して作られていて、
この山門をはじめ15の建造物が国の登録有形文化財として登録されているんだそうです。
(詳しくはWikipediaをどうぞ)

耕三寺

こちらの五重塔は奈良・室生寺五重塔を、
さらに進んで行くと考養門は日光東照宮陽明門、
そしてさらに奥の本堂は、かの有名な平等院鳳凰堂を原型として作られているんだとか!

その他もろもろ…有名建築物を自分アレンジで再現しちゃった風な。
う~~ん、これぞソックリのワンダーランド!
ここまでやったら立派としか言いようがないのでは。

私は原型となっているものにそこまで詳しくなく、不勉強で的確には言えないのですが、
それぞれの建物にはそれぞれの割合で耕三寺のオリジナリティが混入しているようです。

耕三寺

ねぇ、なんかちょっと日本っぽくない色使いですよね。
お寺全体がこんな色彩で統一されている感じで、
どこか別の世界に迷い込んじゃったみたいな感覚に陥るのが、なんとなく心地好いのです。

思わずひとつひとつに立ち止まって見入ってしまいそうになるのですが、
もう閉館まで時間がわずかしか残されていない!
撮影もそこそこに先へと走るように進みます。

だって大仏さま優先なんです!
なぜならば、大仏ハンターだから!
(元祖大仏ハンターさんに最近公認していただきました。スゴいでしょ。)

耕三寺

大仏さまに向かう道の先には洞窟が待ち受けていました。

私は大仏ハンターですが、穴マニアでもあります。
穴があったら入らずにはいられない…それが穴マニア。
いろいろ偏っていて申し訳ないです。

ともかく急げ!さっそく洞内へ!

耕三寺

この千仏洞は地下約15mに全長350mにもなる、
なかなかのサイジングの人工的に作られた洞窟です。

隧道洞内序盤は一本に掘りすすめられた単純な洞窟で、
地獄巡りの絵などが展示してあります。

こういったらナンですが、普通だなって感じ
…でした。

ただここから先がスゴいのです!
奥に進んで行くと、もの凄い迫力の構造になって行くのです!

耕三寺

な、なんと、急に高さ10メートルにはなるかという
大きな吹き抜け空間が出現するのです!

しかも3カ所も!

耕三寺

それらはどこもシャンデリアチックな照明があしらわれていて、
色とりどりでムード満点の美しさ!!
石造の千体仏もムーディーにライティングされています。

以前に行った、群馬の高崎にある洞窟観音というところがこれに近い雰囲気で、
あちらの方がスケールは大きい気がしますが、こちらの方がオシャレですかね。

穴マニア納得の幻想的な地下空間!
ここは穴好きのみなさまは絶対に行くべきです。

そしてこの穴を抜け出た先には…
さらに私を喜ばせる、素晴らしい演出が待ち受けているのです。
大仏ハンター大興奮の後編をお楽しみに!


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