前回のブログ「雪の毘沙門天展望台(前編)」 より引きつづき、
徳島県の山の上にある四国霊場66番札所である雲辺寺さんの
毘沙門天展望台に行ってきたぞ!後編でございます。
どうぞつづけてお読みください。
さて、雪道を凍えながら登って来まして、やっとたどり着いたよ毘沙門天展望台!
正確には「展望館」というようで、
高さ15メートルの展望館の上に、
高さ10メートルの毘沙門天さまが立っていらっしゃいます。
過去に茨城県の那珂市にて、日本一を名のる毘沙門天さまにお会いしました。
そちらは台座込みで16メートルでしたから、
台座込みの高さで言えば、こちらの方が日本一でしょう。
でも、展望台というのは…ちょっと反則技に近い気もします(笑)
でもきっと高さでは立派な日本一の毘沙門天さま!
きっと標高にしたって一番高いのでは?
それも重要な問題ですが、とにかく寒いので、
もうさっさと展望館の中に入りましょう。

毘沙門天は四天王のひとりで、その場合は「多聞天」と呼び名が変わります。
なおかつ、七福神の一員でもあるわけで。
例えるならば、
「ジャニーズの中でこっちのユニットにも、あっちのユニットにも参加してます」
みたいな?
かえって分かりにくくなったような気も…(笑)
そんな七福神の大きな絵が飾られた一階スペース。
中心に柱があって、周りをぐるぐると螺旋階段で上がっていくスタイルで、
壁には四国霊場88カ所の切り絵が順に飾られています。
それらを観ながらぐるぐる上がって行くと…

絶景が目に飛び込んできたよー!
それと同時に、強烈に冷たい爆風に襲われたよー!
とっても奇麗だー!!
でもとっても寒いよーー!!

展望台の上にも、もちろん雪が…。
強風により涙がポロポロこぼれましたが、
「この涙は寒いからじゃない!
日本一の毘沙門天さまにお会いできたからこぼれてるんだ!」
と、ありがたい方向に思考をチェンジ。
ではとうとう、
お待ちかねの毘沙門天さまを見上げます。

うおお!カッコいい!!
残念ながら逆光なため、細部のディティールがちょっと分かりづらいですが、
槍と宝塔を持ち立つお姿は、凛々しいの一言に尽きます!
大きさもけっこうありますので迫力満点です。
毘沙門天さまは邪鬼を足で踏みつけているものですが、
ここからでは邪鬼の姿が見えません。
ただ、足下に邪鬼のものらしき
助けを求めるかのような手が見えています!
ここ注目です!
邪鬼の顔も見たいなぁ。
と、いうことで、
遠くから撮った写真を拡大してみました。

ムギュッってなってる邪鬼の姿がかすかに確認できました!
この邪鬼はほぼ誰にも見られることなく(だって見えないんだもの、高すぎて)
こうやって踏まれつづけているんですねぇ…
なんだか哀愁を感じますよね。
「私は見たよ、ちゃんとキミのこと」と、心の中で言ってみました。
さて、毘沙門天展望館のことばかりで、
お寺のことをサッパリ書かずにおくのはいかがなものか、ということで。
もちろん、お寺もお参りさせていただきました。

私が気になったのは、境内にずらっと列ぶ羅漢像たち!
それぞれがすべて違うお顔で、とってもユニーク。
いくら時間があっても足りないぐらいに、個性的でひとつひとつ見入ってしまいます。
でも…ロープウェイの時間も迫っています。
泣く泣く足早な参拝となってしまいました。

涅槃像もいらっしゃいましたが、雪が積もってとても寒そう…。
ちょっとだけ雪かきして差し上げたりして。
そんな終始寒さに震えながらも、とても充実した雲辺寺の参拝でございました。
ひとつ反省するとすれば、真冬に訪れてしまったことでしょうか…
今度は夏に行きたいです。
寒い、寒い言ってすみませんでした。
最後にもうひとつだけ。
前編で「スキー場の経営はお寺さん?」みたいなことを書きましたが。
それをご覧になった、雲辺寺さんに丁寧なコメントをいただいてしまいました!
ビックリ!恐縮です!
「ロープウェイ、スキー場ともに四国ケーブルという会社が経営しております」
ということですので、こちらにて訂正させていただきます。
大仏が大好きな私にとって、とても良いお参りとなりました。
ありがとうございました!
よろしければ、こちらをポチッと
お願いいたします(。-人-。)合掌

にほんブログ村