小田原 厄よけ魚籃大観音 | 半田カメラ/気になったら とりあえず行ってみるブログ

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フリーカメラマンで大仏写真家の半田カメラが、
「気になったら とりあえず行ってみる」
をモットーに、彷徨いつづける日々の記録です。


以前、伊豆方面を旅して家路を急いでいた時だと思うのです。
確か…西湘バイパスを走っていたんだと思います。
ふと車外を見ると、小田原の住宅地の真ん中に、白い大きな人影がポツンと立っているのを発見したのです。
「あれ、絶対に大観音だ!」
次の出口で降りて、観音さまを探そうかとも思ったのですが、その時は他の予定もあり、
泣く泣く断念し、次なる機会をうかがっていたのでした。

そしてとうとう今月に入り小田原へ行く機会があり、ぜひ立ち寄ろうと地図で観音さまの場所をチェック。
きっとここではないかとアタリを付け、万全の体勢でのぞみました。

神奈川県小田原市、早川駅の近くにある「東善院」という小さなお寺にその観音さまはいらっしゃいました。

Handa-camera-厄よけ魚籃大観音

入り組んだ住宅地の中、まさにポツン…とたたずんでいるという感じです。

大きな観音さまがしかも高台にいるので、見えてはいるのですが、住宅地で場所が分かりづらく、
なかなかたどり着ずにもどかしいと評判です。…どこでって?巨大仏像好きの間で(笑)
ちゃんと下調べしてからの参拝をお勧めいたします。

お寺への入り口を発見。「駐車場→」と書いてあるのですが…

Handa-camera-厄よけ魚籃大観音

「えっ?ここ入ってくんですか?!」って二度見してしまう道幅です…。
うちの車は軽でお世辞にも大きいとは言えないサイズなのですが、それでもかなりのギリギリでした。
歩きでの訪問が望ましいと思われます。

そしてとうとう東善院に到着。

Handa-camera-厄よけ魚籃大観音

もうこのブログではおなじみの絵ですね…。完全にお寺の本堂からはみ出すサイズの大観音さま。

左手にまわると階段の上に観音さまが…!とうとう足元までやってきました。
「厄よけ魚籃大観音」さまです。

Handa-camera-魚籃大観音

鉄筋コンクリート製で、もっと大きく感じましたが、高さは13メートル。
足元の碑には、「昭和57年」と刻まれているので、そこまで古いものではありません。

Handa-camera-厄よけ魚籃大観音

何よりもまず目にとまるのは、手に持っている買い物カゴのような物です。
しかもそのカゴからチラッと魚の尾っぽがはみ出ています。
このあたりがなんとも庶民的に見えて、微笑ましい。

こちらの観音さまは、海上安全、大漁祈願、魚介類への報恩感謝の供養などを目的として、
小田原の海が見渡せる場所に建てられたそうです。
去年の夏に行った岩手の「釜石観音」 も同じように海が見渡せる高台に立ち、
魚を両手に持っていらっしゃいました。
魚の直持ちはヌルヌルしていそうでしたから…(笑)カゴに入れるのはとてもスマートな印象です。

Handa-camera-厄よけ魚籃大観音

観音さまの後にまわってみると、電車が走る線路やバイパス道路が見え、その奥に海が見渡せます。
とても美しい光景でした。
私が観音さまを最初に見付けたのは、あの場所に違いありません。

素敵な出会いに感謝。そして魚介類へも感謝。
これからしばらくは、スーパーで魚を買い物する時には、魚籃大観音さまのことを思い出してしまいそうです。



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