こんにちは
キッズキックボクシングの専門家
インストラクターの渡辺です
第八回目となる今回は前回の続き
「キックボクシングとムエタイの違い その②」です。
前回、キックボクシングとムエタイでは重要視される攻撃が違う、
というところまで書きました。
キックボクシングでは比較的どの攻撃も平均的にポイントになる
ムエタイではミドルキック、膝蹴り、首相撲からの膝蹴り崩しなどが大きなポイントとなり、
逆にパンチやローキックはポイントになりにくいと、、、
今回は更にその違いをもっと深堀していきたいと思います
まずはミドルキックの扱いについてです。
日本のキックボクシングでも、ミドルキックは重要です。
しかし、キックボクシングとムエタイではミドルキックについて大きな見解の相違があります。
それは、相手の腕部のガードの上から蹴ってもポイントになりにくいキックボクシングと
相手の腕部のガードの上から蹴ってもポイントになるムエタイです。
ミドルキックで相手を蹴りに行った際、往々にして相手の腕に当たる事が多いです。
キックボクシングでは、これを「腕でガードした」と考えます。
逆にムエタイでは、これを「腕にダメージを与えて、ガード下げさせ、パンチ力を殺した」と考えます。
この考え方に大きな違いがあるので
キックボクシングでは パンチ>ミドルキック と見られることが多いです。
逆にムエタイでは ミドルキック>パンチ と解釈されます。
なので、日本で行われる興行などでは日本人選手とタイ人が試合をしている際同じ位手数は出ているのに
パンチを沢山出している日本人にポイントが入りやすく
ミドルキックを沢山出しているタイ人選手にはあまりポイントになっていないケースが多くみられます。
文化やルールの違いなので難しいですが、こういった事も頭にいれながら試合を観るともっとキックボクシングが楽しくなりますよね
それでは本日はこの辺で
キッズキックボクシングの専門家
インストラクターの渡辺です
インストラクターの渡辺です