好きなシリーズもの。
物に憑く霊の話を読むと、人間は生きているときより亡くなった後の方が怖いなと思う。
生きている時は法律や常識などのルールがあるので、一部の人たちを除いて、他者に対してそんなに無茶なことはできないし、無茶なこともされない。
亡くなった人がもし恨みを持って幽霊になったら、法律や常識など適用外なので怖い。
物語の中で命を取られたりする人もいるけれど、流れの中でなるべくしてそうなってしまっている、というふうに思えるせいか、あまり重く感じない。
逆に真っ当に生きている人には救いがある。それも結果的にベストな状況になった、というふうなので、渦中にいる当人はたくさん苦しい思いをして幸せになる。
でもそれは努力すれば報われる、というものでもなく、努力と運があれば助かるかもね、という感じ。
例えば、信号が全部青で一度も止まらずに目的地に着けたとすると、単純に、今日はラッキーだったー、と思うくらい。でも全部の信号にひっかかったら、これは何かの前兆かもしれない。事故を起こさないように、今日は慎重に運転しよう、と思ったりする。
目先のラッキーより、信号にひっかかって慎重にさせる方が、結果的には本人の為になっているのかもしれない。
今が最悪な状況でも、後から見ると、それが幸せへの一番の幸せだったのだ、と。
そうなってほしい。
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