ピアノやめたい、やめさせないぞ問題 | wai blog~日々是安泰~

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ピアノって、他の習い事より

やめたいときに揉める率高くない?

 

先生とじゃなくて

親と子で。

 

小学生の子どものいる友達との会話で

よく出てくる習い事の話。

 

その中で、話題にあがりがちなのが

ピアノ!

 

私が子供の頃も

女の子にはピアノを習わせたい!という親が多く

ピアノを習っている子がたくさんいた。

 

女の子=ピアノは今も変わらないのだろうか。

 

同時に、本人より、親の希望で習わせた、という人も多そう。

 

「全然練習しなくて嫌になる。」という声もどれだけ聞いてきたか。

 

「すごく楽しそうに夢中で練習している」なんてほぼ聞かない。

天才的に上手で、なんでこんなに弾けるんだろ、うちの子、って言ってた人はいた。

センスがある子ってたまにいて、これは凡人は真似できない。

 

先日、3年ぶりに会った友達とも子供の話になった。

小4の女の子のママ

「ダンスに夢中で、楽しそうに続けてる。」

 

他に何かしてる?

 

「習字。」

 

あれ?他にしてなかったっけ?

 

「あー、ピアノ。

 

やめたよ。

 

嫌々通っていたんだけど、

ある時、バーンって鍵盤を弾いて

『もうやだ!やめる!』

って大泣きして。

 

何か切れちゃったみたいね~

 

それでやめた。」

 

やめれてよかったね…

 

もう一人の友達の子は男の子だけど

ピアノがしたい本人の希望で小1から小4まで通っていた。

残念ながら能登半島地震の影響で先生が教室を閉めてしまったらしい。

本人は続けたかったんだって。

 

「全然練習もしないから、イライラしてくる。

でも、習わせたかったのはおばあちゃんで、お金も出してくれてたから

いいんだけどね。

 

年末に発表会があったんだけど…

 

4年も習ったのに、発表会の曲が童謡だったの!!!

他の子は立派な曲弾いていたのに、がっかりしたわ…」

と遠い目をしていた。

 

 

やはり子供が「もういやー!」となりやめて

親が習い始めた。

という友達が二人いた。

あれから数年経つけど、親は続けているんだろうか。

 

 

ある友達は旦那さんに

「娘にはピアノを!」

という熱い想いがあったようで。

 

娘はすごく嫌がっているんだけど、

絶対にやめさせてもらえない。

と嘆いていた。

 

「本人がこんなに嫌がっているのに、やめさせないってどういうこと?


練習しないから毎日大げんかよ。

お金もったいなくない?

 

 

どう考えてもピアニストになれるわけでもなく

楽譜も読めるようになってるんだから

十分だと思うの。

 

娘にどんな夢を抱いているんだよ。って思う。

 

娘はスポーツ系の習い事をやりたいって言ってるんだから

そっちをさせてあげればいいのに。

 

もー、そんなにピアノしたいなら

おまえが習いにいけ!

だよね~」

 

とぼやいてた。

 

 

その後、上のお姉ちゃんが高校受験でピアノをやめるタイミングで

嫌がっていた娘さんも一緒にやめれたらしい。

 

嫌だ、イヤだ!

やれ、続けろ!

に挟まれ続けたママのストレスは相当のものだったと思う。

 

 



私自身も近所のピアノ教室に幼稚園から通い

ある程度弾けるようになったが

どう努力してもかなわない上手な同級生を見て

だめだこりゃ、とやる気が消失。

発表会とかうれしかったけど、練習もめんどくさくて。

 

他の習い事に部活もあって忙しく、小5の時にやめた。

 

しかし、中学に入ったらまた弾きたくなって

違うピアノ教室に通いだした。

その時は自分がしたかったから、練習もたくさんした。

 

嫌だと思ってても、時期がきたらやりたくなるかもしれない。

先生の相性だってある。

 

嫌なら一度やめてみたらいいと思うんだよね。

 

それに、年齢よりも、本人のやる気や情熱のほうが

上達に影響すると思う。

 

高校になって音大行きたい!となり、受験にピアノも必要だから今から練習するわ!

となった友達のピアノの上達はものすごかった。

こんな情熱をもって練習したら、すぐに上手になるだろうと。

 

嫌でも続けてみることがいい風になる場合もあるだろうけどね。

 

私はコロナ禍にまたピアノ弾きたい!熱が出たんだけど

いつのまにかスーッと引いてしまった。

 

藤井風くんの楽譜を買って、ウキウキしていたのに

開いてみたら、全く弾けなかった。

がっかり。

 

 

がんばった結果が童謡レベルしか弾けなかっただとしても

本人が楽しくて通ってるなら最高だ。

 

 

それにしてもピアノをめぐる

子どもがやめたい!

親がやめさせたくない!

問題。

 

他の習い事より断然聞くのはなぜなのか

ピアノの魔力なのかしらねぇ。

 

私は自分がやめたり、再開した経験があるから

縁のあるものは、必ず再会すると思う。

 

意地になってる親って、どこかで

自分の子どもの頃の経験と重ねているのかな。

 

習いたかったけど、習えなかった。

とか。

 

わからないけど、子どもが本当に嫌がっていることを無理矢理させるのは、なんだか悲しいな、と思う。

 

逆だったらどう思うんだろう。

 

相手の立場に立ってみる。

それは親と子だって大事なこと。

 

wai