先日紹介した喜多川泰さんの運転者。
本の中で、
本当のポジティブ思考とは何か?
について触れられていたので、シェアしたい。
プラス思考が良いのはわかってる。
でも、どうしてもマイナスに考えてしまうし
無理やりポジティブに考えても
気分は良くない。
これからのことを考えると
どうしても明るくなんて、考えられない。
どんどん悪くなることばかり考える。
きっと、プラス思考の人からみたら
「そんな風に考えるから、うまくいかないんだよ!」だろうが、それができないから、悩んでいるのだ。
主人公は、もう40年以上付き合ってきたネガティブな性格なのに
これからはプラス思考にしましょう。
はい、わかりました。
なんて、無理だと言う。
それに対して、タクシーの運転手は
『当たり前じゃないですか。
そんなのプラス思考でも、なんでもありませんよ。』と言うのだ。
以下、p176より引用。
『自分の人生にとって何がプラスでマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にもわかりませんよ。
どんなことが起こっても、起こったことを自分の人生において必要な経験に変えていくというのが〈生きる〉ってことです。
だから、どんな出来事だってプラスにできますし、逆にどんな出来事もマイナスに変えてしまうことだってできる。
自分に都合のいいことをイメージしていれば、それが起こるなんて、プラス思考じゃないですよ。
本当のプラス思考というのは、自分の人生でどんなことが起こっても、それが自分の人生においてどうしても必要だから起こった大切な経験だと思えるってことでしょう」
(引用ここまで)
大災害、予想外の不幸、それが起きたとき、これも自分にとってプラスなんだと納得などできないこともある。
そういうことがたくさん起こることもある。
でも、いつかは、そう思える日がやってくると、タクシー運転手は主人公に伝える。
更に、別の解釈も…。
それは、本を読んでのお楽しみに。
常に何でもプラスでポジティブに考えるのが、本当のポジティブシンキングではない。という言葉に心が楽になる人も多いんじゃないかな。
ネガティブに考えたって大丈夫。
心が落ち着いた時に、少し視野を広くして
出来事の捉え方を少し変えてみたらいい。
今はそう思えないけど、きっと、私の人生に必要なことなんだろうなぁ、って。
運転者、2回目はメモしながら読んでるけど、
ほんと、ハッとする言葉がちりばめられている。
wai