むしろ、これでよかったのかもしれない。 | wai blog~日々是安泰~

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旅、子育て、暮らし、気づきを綴るblog。

今まで、何度、こう思う出来事にあってきただろう。


『むしろ、これでよかったのかもしれない。』

と。


それは、主に当時の認識として

悪い出来事だと、自分が判断したことに使われる。



例えば


予定してた電車に乗り遅れて、約束に遅れる!

迷惑かけちゃう!ヤバい、どうしよ。


でも、着いてみたら、相手はもっと遅刻中で逆に謝られる。

アハハ。私も来たばかりよ。よかった、よかった。

むしろ、遅刻してよかったのかもしれない。


無理やりまかされたPTAとかの役員。

スルスル~って、かわして生きてる人もいるのに、なんで私ばっかり!?めんどくさーい!最悪!


でも、やってみたら、思ったほど仕事もなくて、楽々~

しかも、知り合いも増えて、やってよかった。

むしろ、やってよかったのかもしれない。



そんな、日常にありふれたレベルから

もう少しシビアなものまで。



私の場合、中越地震で被災したこともそう。


地震のあった夜、田んぼで野宿し、その後も、車で3泊。

ライフラインが止まった中での工夫した暮らし。

あのサバイバル経験のおかげで、

いざというときは、なんとかなる!

なんとでもできる!

私たちは、思ったより強くできている。

という大丈夫な感覚を体感できた。


そして、家族がいて、近所の人がいることへの感謝も。

心の底から湧いてきた。


価値観の大きなシフトが起きるきっかけとなった地震になった。


もうひとつ言えば、習字の先生との再会も地震のおかげ。

今も会いに行く108歳の恩師。

高校を卒業後して地元を離れてからは、縁が薄れていたのだが、まさかの避難所で再会!

そこからまた、より深い交流が再開して、今に至る。


当時90歳で地震にあった時の話はこちら。



友達は、その地震がきっかけで、彼がどれだけ大切な人かを認識できて、結婚することになったと言っていた。


あの瞬間。

あの、最悪な瞬間。


空間が波打ったように見えて、

あー、人ってこんな感じで死ぬのかしらと、

座布団を頭に載せながら、やけに冷静に考えた、

あの瞬間。


あの場にいた誰もが、

最悪だ!

と思った出来事も


時が経つにつれ、体験してよかったのかもしれない、に変わっていった。




ブラックな職場で、休み返上、ストレスを抱え頑張っても、給料が少なくて、ガッカリしていた若い頃。

友達は、楽しそうな職場で、イキイキと働いていて正反対。

しかも、ボーナスが高額なのを聞いて愕然。


私はこんなにストレス抱えて頑張ってるのに!

友達は、楽して、楽しそうで、給料もいいなんて。

この世の中どうなってるの?

いろいろと虚しすぎて仕事を辞めようと決意した時は、たしかに最悪な気分だったけど。


もし、給料がすこぶるよかったら、無理して働いていただろうなぁ、と思う。

むしろ、あの段階で脱出できて、よかったのかもしれない。

あのままいたら、体も心もボロボロだっただろう。

お金では変えられないものを失うところだった。


それに、仕事のストレスがあったからこそ、海外旅行の楽しさを存分に味わえた。


あんな環境、もう二度と体験したくはないけど、

あれはあれで、よかったのかもしれない。





人生で体験してきた出来事たち。

近くで見ての、良い、悪いは当てにならないことも

十分に経験してきたのに


それでも、目の前に起こったことが気にいらないと、すぐに最悪だ!と悪態をつく。


でも、10年くらいして振り返ってみたら、

案外、あのおかげで、って思えたりする。


どうせ、後からそう思うなら

今すぐに思ってもよくない?


嫌な出来事にあった時


「これ、後になったら、むしろこれでよかったんじゃないか。って、思う出来事になるんじゃない?


じゃあ、起きてよかった出来事なのかも」

って。




友達が、観てみてね、って送ってくれた動画。


一瞬、よく広告とかに出てくる怪しい動画?

って思ったのだけど、実はある本の紹介動画だった。



喜多川泰さんの著書【運転者】

観たら、すぐに読みたくなった。


 

 

ラッキーなことに図書館にあったので、借りて読んだら…


心にグサグサ!




実は今日書いた話は、最後のおまけの話に出てくる。


主人公のメインストーリーではなく

脇役である奥さんの視点での、気付きの話。


紹介動画には出てこない部分なんだけどね。

すごく刺さった。



そもそも、友達がこの動画をシェアしてくれた理由は、私がある嫌な出来事を愚痴ったため。

クサクサしてる私に、そっと、送ってくれた動画だったの。


だから、もし、嫌な出来事がなかったら

その日彼女に愚痴ることもなかったし、

この動画を教えてもらうこともなく、

本を知ることもなく…


まさに、その嫌な出来事があったから、出会えた本なんだ!

と気づいた時、


『むしろ、これでよかったのかもしれない。』


って、初めて思えた。

まるで、本の登場人物になったような気分。



他にも心に響いたことがたくさんあって、本当に出会えてよかった本。


本当のポジティブシンキングとは?

なんかも、いつかシェアしたい話。



一緒に借りた【ソバニイルヨ】も、とってもよかった。

 

 

3回くらい読みたい本。


図書館においてあると思うので、出会ったら一度手にとってほしいな。


あなたの運も転じるかも。


wai