【金沢】サスペンスの現場とインドカレー | wai blog~日々是安泰~

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やさくれ金沢一人歩きの続き

県立美術館で竹久夢二展を見た後、向かったのは
美術の小径


冬頃、サスペンス小説にはまり、図書館で借りて読みまくっていた。
 
内田康夫先生の大人気・浅見光彦シリーズが好きで(テレビドラマも)読破したのだが、その一冊

『金沢殺人事件』
 
「美術の小径」で殺人事件が起きるのだ。

内容を確認したくて、また借りてきた。

県立美術館から本多公園の一角にある中村美術館に通じる坂道を「美術の小径」といい、春から秋にかけては格好のデートコースである。


美術の小径は、美術館から公園に向けて下る、長く急な階段が名物のひとつだ。


その石段で、殺人事件が起きた。殺されたのは音楽学校の女子大生で、帰省中の出来事であった。


(『金沢殺人事件(祥伝社)』 内田康夫著   p52より引用)


それを読んでから、どんなところなのかずっと気になっていた。
暖かい季節になったら行こう、と思っているうちに、暑すぎる季節になってしまった。

来て見て、納得。

なるほど!
これは、突き落とされたらひとたまりもないわね!
 
高所恐怖症にはきつい。

落ちるのも嫌だが、上るのも嫌になるような階段だ。

登場人物に伝えたい。
こんなところで待ち合わせはしちゃいけない。
ここを指定されたら、死亡フラグが立ったってこと。

美術の小径と水音をどうぞ。
 

 


 
階段を下りきっても、森の中にいるよう。

突如、後ろから足音が聞こえ、早足の女性が脇をすり抜けて行った。
ひやっとした…

真っ昼間だからよかったものの、
暗くなってきたら一人では歩きたくない場所だ。

 
その後、パーッと視界が開け、金沢らしい庭園に出た。

 
秋はさぞかしきれいだろう。

また晩秋に来てみたい。
晴れた日に。

 
バス停を探す。
バスに一区間だけ乗車し、香林坊で下車。

東急ハンズをブラブラした後、向かったのは
せせらぎ通りにある
インド・ネパールレストラン
【AASHIRWAD】
アシルワードさん。



久しぶりにエスニック料理を食べたくて探していた時に、こちらのお店を発見。
 
 
『ここにしよう!』と決めた理由は…

バトゥーラがあったこと!

これこれー!

バトゥーラとは、インドの揚げパンのこと。

20代、東京に住んでた時
家の近くにインドカレー屋さんがあって、バトゥーラにはまり、毎回頼んでいた。

バトゥーラは美味しい!
その時、そうインプットされた。

残念なことに、それっきりインドカレー屋さんでバトゥーラに出会うことがなかった。
見逃してた可能性もあるが。

16年ぶりの再会!

さすが、金沢。
バトゥーラがあるなんて、最高!

 
お店は見た感じ満席だったが、二階が一席空いていてラッキー。
 
 
カレーを1種類選ぶランチにした。
950円

バトゥーラは、プラス150円。

飲み物はアイスチャイ。400円

1500円の幸せランチ。

 
「バトゥーラは少し時間かかります~」と言われる。

アイスチャイを飲みながら待つ。

お久しぶりのバトゥーラ!
はっきり言って、昔お店で食べたのが、どんなのだったかは、覚えていない。


副菜のキャベツのポリヤルがおいしかった。
ココナッツ風味で初めて食べる味。

オレンジ色は玉ねぎのピクルス。

 
「バトゥーラ、熱いですよ~」

と出されたが、マジであつッ!

ちぎると、中から熱風が飛び出してくるので要注意!

 
美味し~!

あー、これこれー!
この美味しさ、懐かしい!

古い記憶が蘇ってきた。

 
お店のインテリアがつぼ。

本当はバターチキンカレーが食べたかったが、ランチメニューになかった。

ココナッツ風味のベジタブルカレーを選んだが、それも美味しかった。


 あー、大満足。

お店を出たのは14時。
しかし、体はもう暑さでボロボロ。
体力の低下を感じる。


今日は時間を気にしなくていい日。

無印、本屋、せっかくだから、いろいろ寄ろうと思ってたのに、
もう、体は家に帰りたがっていた。

15時半の電車で帰途についた。

金沢滞在、5時間か。

それが私の限界。
改めて車って楽だなーと思う。

金沢に旅行に行かれる皆さん、暑さにはくれぐれも気をつけて。

今月内に、21世紀美術館でネイキッドの千利休が見れるといいな。
これは子供と一緒に体験したい。