先月、映画「峠 最後のサムライ」を観て、
実家に帰省したら河井継之助記念館に絶対に行こうと決めていた。
河井継之助記念館HP
河井継之助記念館は、長岡駅から近く、歩いていけそうな距離。
もしかしたら駐車場がないかもと思い、長岡駅に車を停め、徒歩で向かった。
Googleでは徒歩5分でも、炎天下の中歩くのはなかなかきつい。
案の定、息子はバテバテ。暑い~暑い~を繰り返す。
そもそも、乗り気じゃないし。
長岡駅付近といっても、行ったことのない方向に河井継之助記念館はあった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220731/10/hancototabi/6c/27/j/o1080060715154030227.jpg?caw=800)
駐車場もあった。
車で来れば良かった。
ただ、正面右の駐車場は、停めにくそうだったので私は徒歩でよかったと思う。
ホームページによると7台停められるようだ。
裏側にもあったのかも。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220731/10/hancototabi/63/dc/j/o1080060715154030231.jpg?caw=800)
子供頃から見慣れた河井継之助の顔。
役所広司とのギャップがね…
もっと似てる俳優さんがいそうだけど
貫禄や演技力を考えると、やはり役所広司さんが適役なんだろう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220731/10/hancototabi/64/02/j/o0607108015154030237.jpg?caw=800)
入館料は大人200円
小中学生100円で良心的。
2階建てだが、こじんまりとした館内。
館内には、小学生らしき子供の姿もあった。
渋いわね。
すると、スタッフさん、息子を見て
「学校の宿題ですか?」
と聞いてきた。
『いえいえ、私が好きなだけです』
「この辺りの小学生は、河井継之助の勉強をするのでね。
小学生がよく来るんですよ。」
かつての私もそうだった。
長岡っ子なら尚更か。
きれいな館内だったので、オープンまもないのかと思い聞いてみると
「オープンして、もう15年です。
以前は地元の方すら、記念館の存在を知らないくらい地味で。
映画のおかげで、県内外からファンの方が来られるようになりました。
何より、地元の方が多く来られるようになり、知名度が上がってよかったです。」
たしかに、私も映画が上映されるまで、記念館のことは知らなかった。
入ってすぐに、ガトリング砲の複製。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220731/10/hancototabi/51/67/j/o1080060715154030246.jpg?caw=800)
ミニチュア
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220731/10/hancototabi/6f/a1/j/o1080060715154030254.jpg?caw=800)
銅像をパチリと撮影したら、
遠くから子供の
「(あの人)写真撮ってるよ~」
と言う声が聞こえた。
しまった!撮影禁止だった!?
と、慌てて、スタッフさんに確認すると
ブロンズ像と、旗とガトリング砲はOKですよ。
あー、よかった。
他の展示については撮影禁止の印がついていた。
旅に携帯したであろう小型の硯が素敵だった。
継之助の言葉なのか、司馬遼太郎の作品の中の言葉なのか不明だけど
継之助の名言も紹介されていた。
私は地球を見て歩きたい
行けないから
この横浜から地球の景色をうかがっている
300年鎖国を続けた時代には、海外は夢のまた夢だった。
外交のあった長崎と横浜の両方を訪れた継之助は、横浜にこそ、見ることのない外の世界があると感じたようだ。
文化が流入していたオランダやポルトガルに行ってみたい、ならまだしも
「地球」という概念を持っていたことに驚く。
田舎の小さな藩の一サムライが。
無為にても滅亡
革命しても滅亡である。
革命が起きても、起きなくとも、武士の時代は終わる。
どうすることもできない時代の大きなうねりを、否応なく感じていたのだろう。
入館券の半券で、さまざまなサービスが受けられますよ、とチラシをもらったが、必要ないだろうと中身を確認しなかった。
その後、駅中のPRONTOで、一息ついていた時、なにげなく、もらったチラシを確認したら
PRONTOの飲食代10%off!
ガーン( ̄▽ ̄;)
こういうことよくある。
映画の半券のサービスとか。
これから記念館や映画上映を利用される方は、是非峠半券キャンペーンを確認してほしい。
主に長岡駅周辺だけどね。
映画はどこで観た半券でもいいんだって。
私は即捨ててしまいましたけど…
Webサイトはこちら
司馬遼太郎の峠を読んでから記念館に行ったら、より理解が深まると思う。
司馬遼太郎先生がご存命の時に、映画化されてほしかったな~。
そんなことを思い長岡を後にした。