過去との付き合い方 | wai blog~日々是安泰~

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図書館から借りた本の中から

ひょい、と

手に取ったのが

 

面白いことに

吉沢久子さんの本だった。

 

【本当の贅沢】


1918年生まれ。

96歳の時に書いたエッセイ本。

 (wikiによると、101歳までお元気だったそうです)

 




まさに、前記事に書いたことと

シンクロする内容が。

 


【過去】は、

本当に、宝物なんだろうか?

 


宝物であっても

持ちすぎる(こだわりすぎる)と

重荷になるのかもしれない。

 


習字のおばさんとの会話を思い出し

過去との付き合い方をどうするかで

生き方は大きく変わっていくような

気がしていた。

 

↓↓↓

 

習字のおばさんが

過去を切り捨てた時

生命力が蘇ったと言っていたが

 


吉沢さんも、

似たようなことを

著書の中でおっしゃっていたので

ご紹介したい。

 

以下、『』は、本からの引用です。




 

 

『過去の栄光はすっぱり捨てる』

 

特に男性は、

過去とのつながりが切れてしまうと

とたんに

生気が失われる人が多いようだ。

 


そんな中、吉沢さんが

雑誌の編集長をされていた男性を

例に出されていた。

 


その方は、定年退職した後

「この頃、僕は料理をやっていますよ」

と、料理に夢中になってる様子。

 

奥さんにも驚かれ

料理の楽しさから

素材である野菜への興味も持つようになり

野菜作りまではじめられたそう。



 

『この男性のように、

過去の栄光をすっぱりと切り捨てて

新しい自分を探し出していける人は

人生が楽しくなるのだと思います。』

 

と吉沢さん。

 

 

『とくに、仕事がすごく充実していたり

大きな成功体験があったり

役職について人の上に立って仕事をしていたような人は

なかなかその過去から

抜け出せないようです。』

 



 

『過ぎ去った過去にばかり

こだわって生きるのは


自分で自分を小さな枠に

閉じ込めるような

とてももったいないことだと

私は思うのです。』

 

 

『いくつになっても

誰にでも

可能性は無限にあります。』

 

 

『でも、自分から見つけにいかない限り

それが何なのかを知ることは

できません。』

 




 

『歳を重ね、状況が変わって

いろいろなものが

自分の手を離れていったとき


そこで一旦

ピリオドをつける勇気を

持ちたいですね。

 

 

過去と自分を切り離して

何もないところから

スタートを切る。

 

それが、もう一度、

新しい日々を充実したものに

変えてくれると思うのです。』

 


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冬にみた番組で

とある田舎のレストランが

95歳以上バイキング無料】

を実施していた。

 

 

95歳以上のお客さんなんていないでしょ?

バイキングなんて来ないでしょ。

 

と思いきや

家族に連れられたおばあちゃんたちが

続々と来店。

 

店は高齢者たちで賑わい

無料だと喜んでいる。



そこで気が付いたのは

 

元気で食欲のある高齢者が多いだなぁ

ということではなくて・・・・

 

 

ばあちゃんしかいない!

 

ということだった。

 

95以上の女だらけ!



女性は、元気なのだ。

 

このご年齢、

たぶん、相棒であるじいちゃんは、

お亡くなりになったのだろう。

 

 

パートナーを失っても

ましてや、時代背景からいって

 

姑に泣かされ

家族に尽くして

子育てが終わり、

姑などの介護、

配偶者の看取りなど

 

心にぽっかり穴が空いてもおかしくない

人生の大きな節目を経験し


それでも尚

これからを楽しむ工夫ができる。

 


子育て終わって、しょんぼり

介護終わって、ぼんやり

旦那に死なれて、がっくり

 

で、終わらないのが

女なのである。

 


女の強さなのである。

 



「夫が死んで、悲しいわ・・・

何もする気が起きないわ・・・

 

でも、このランチおいしいわねー

また来ましょうね!

 

そうだ、たまには

美容室にでも行こうかしら。


いつまでも、

うじうじしていられない」

 

乗り越えていけるのが

女性の強さなのかもしれない。

 

 

大先輩達のように

なかなか、

過去はすっぱりサヨウナラ、

とはいかないけれど

 

いい具合に付き合っていきたいものだ。

 

 

これもきっと、

人によって、うまい下手もあるし

訓練で上達していけるもの

のような気がする。

 

 

大先輩たちがそろって言うのだから

間違いはないだろう。

 


昨日までの【私】に

とらわれ過ぎない。

 

今日の【私】で

生きていこう。

 

wai

 


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