強制連行された土産物屋で気付いたこと | wai blog~日々是安泰~

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【小松空港発着】
台北&台中 3泊4日の旅

 HISの台北激安ツアーを利用して台中まで足を延ばしました。 
私、小1息子、友達のちゃこちゃんとの3人旅のレポです。
【日程】
1日目 小松空港⇒台北
2日目 台北⇒台中
3日目 台中⇒台北
4日目 台北⇒小松空港

◇物価は1元=3.6円 

🔸この旅については、テーマ《台北&台中の旅 2019夏》にまとめてあります。

 

 
 
海外旅行をし始めたばかりの頃は、ツアー旅行をよく利用していて 、市内観光がついてたり、免税店がついてたり、ガイドがしつこかったり。
 
バリ島のガイドの怖い話はこちら
 
 
そのうち、個人手配で自由な旅をするようになったが、場所によってはツアーのほうが断然安いことも多々あり。
 
 
それと、初めての国なら、ツアーのほうが様子見れるし、ガイドさんに聞けるし、大体の名所に一気に行けるしいいよね、って思う。
 
 
2004年の初台湾は、まさに格安ツアーで33000円だった。
 
 
市内観光の合間に連れていかれたお茶屋で
『凍頂烏龍茶が花粉症に効く!』
っていうもんだから大量買いしたり
 
 
謎のやけどパフォーマンス見せられて
『アトピーにも効く!』
とかいうもんだから、思わずステロイドのクリーム買っちゃったり。
当時弟がアトピーで悩んでたから喜んでもらえるかな、と思ったのよ
 
 
その時はもちろんそんなこと気づかなくて、
やけどを一瞬で治す魔法のクリームだと思っていた。
家に一個あったら助かるわ!
って本気で思って買った。
みなさん、だまされないでね。
たぶん、今もHISの市内観光なら組み込まれているんじゃないかしら?誰か教えて。
 
2011年もツアー旅行で、最終日はやはり免税店に寄った。
あまり時間がなくて、逆に焦って買い物した記憶がある。
その時は、不快感とかなかったかも。
 
 
今回のスケジュールには
『免税店またはお土産屋に寄る。(時間ない場合は寄りません)』
って書いてあったからどうなんだろう、と思っていたら
 
「免税店は遠くに移転したので
素晴らしいお土産屋に行きます。」
ときた。
 
 
到着したのは美霖(メイリン)
 
 
場所はここ。
左下の◯をつけたところだと思う。
店の名前は違うけど。
 
このガイドさん、なかなか口がうまくて 
 
「台湾で結婚式をするときに、必ず作るお菓子があります。
 
普通、それを観光客が知ることも、買うこともできません。
 
ここでは、売っています。
是非、買ってください。」
 
とか言うから、気になるじゃん。
どんなお菓子なんだろう?
 
いざ入って、端から端まで探したのだが 
ありませんでしたけど?
結局、なんだったんですか、それ?
 
 
店内物色中、立ち止まろうものなら、すぐに寄ってきて商品をすすめる店員さん。
 
うんざりしながら、かわしてブラブラ。
 
特に買うものないし、早く空港行こうよーって感じ。
 
 
ただパイナップルケーキの試食があって、それは、本当に美味しかった。
 
どうしようかな。
買おうか、買うまいか。
 
高いのか、安いのかさえ、よくわからないけど、ここで売ってるってことは、たぶん、高め。
 
空港で、サニーヒルズ買うつもりだったし、空港でも、たくさん売ってるだろうし、ここはスルーした。
 
そして、後で後悔した。
 
 
パイナップルケーキについては、店員さんの言葉は嘘じゃなかった。
 
ここのパイナップルケーキは本当に美味しかった!
 
 
そのうち、買いそうな客と買わない客がわかってきたのか私は相手にされなくなり、ちゃこちゃんが狙われていた。
 
店には食品や雑貨だけでなく宝石類もあって、パワーストーンなども置いてあったのだけど、
そのコーナーでちゃこちゃん
何か持たされている!
 
 
「はい、今のあなたの数値は10です。
少ないねー。
 
はい、次に、このブレスレットつけてみて。
 
はい、2000です!
すごいでしょ!」
 ※数字は忘れました。このくらいインパクトのある数字だったの。あと、何の測定だったのかも、忘れました。
 
『すごーい!』
 
と、ちゃこちゃん。
 
え?
いくらなんでも10⇒2000って数値、上がり過ぎじゃない?
 
大丈夫?買っちゃうの?
 
もう、バスの集合時間。
普通なら、時間を理由に逃れられるのだが、まぁ、旅行会社と土産物屋はグルだもんね。
 
ガイドさんもやって来て、
「まだ大丈夫、大丈夫、買っていいよー」
と言っている。
 
とにかく、このブレスレットをつけるとちゃこちゃんの体内の何かの数値が上がり、いいことが起こるらしいことはわかった。
 
 
機械で測定され、店員に手を握られ、
ブレスレットはめられたら、大抵の人は、
もう、逃げられない。
 
 
 
 
『じゃあ、買おうかな』
 
「これつけたら、あなた、これからいいこといっぱいね!」
とニコニコで対応する店員さん。
いいことがあるのは、あなたでは?
 
カードで支払い、急いでバスに乗る。
 
恐るべし、土産物屋の店員。
ほぼ、おばちゃんだった。
おばちゃんパワー恐るべし!
 
きっと見込み客を見極める千里眼をもってるのだ。
 
わずか25分間に起きた出来事だった。
 
 
ちゃこちゃん、人がいいのよね。
 
『おばちゃん、必死だったしさー。
まぁ、いいのよ。』
 
『あのお客が買ってくれてよかったわ。
ノルマ達成したとか喜んでいるかもね。』
 
なんて話しながらバスは空港へ向かった。
 
 
それから少しして、ちゃこちゃんに会った時、
腕にはあのブレスレットはなかった。
 
聞いてみたら
「あー!忘れてたー!家にあるー!あははー」
 
そういえば昔、一緒に旅していた友達も同じタイプで、強く押されると買っちゃう子だった。
 
その時は、真珠の指輪を買っていて、買った時は満足してたんだけど、帰りの機内で真珠がポロっと取れていた。
 
更に、その時は市内観光に案内してくれてるガイドさんもガツガツしてて、車内でキーホルダーとかマグネットとかすすめてきてさ。
 
私は手をひっこめたけど、彼女はしっかり手に持たされていたっけ。
 
きっと、世の中には、2種類の人間がいるんだ。
 
買いそうな人間と買わなそうな人間
 
そんな哲学的なことを感じた土産物屋での出来事だった。
 
 
次は、ガイドさんに聞いた台湾から日本に帰る時に
空港で気をつけないといけない話を紹介したい。
 
これは、台湾に行く前に知っておいたほうがよいことかも。
 
つづく

 

 

wai