先生 | 走って転んで泣いた様な話

走って転んで泣いた様な話

アモーレのない日々の話

いつものとおりのリハビリー。


昔入院していたおじいさんが忘れないためにメモに書いていたのを見た時に


リハビリーって書いてあって。


ロカビリーかと突っ込みを入れたことがあったのを思い出した。


ここに通う人たちはもちろんお医者さんも先生だけど、リハビリの先生たちのお世話にもなっている。


ここにいるお年寄りが病院に行けることって大事だよなぁ。


もちろん家族に支えられて来る人もいるけど今日は自転車組が多いと思う。


少し前だけれどサンドラックに行った後に前にバスが来て止まったんだ。


人が降りてくるって思ったから避けたらそこに自転車に乗ったおばあさんがやってきた。


おばあさんは自転車を止められず、近くの店舗に身体をぶつけながらやっと止まった。


大丈夫ですか?


相当なスピードで走っていたんだろうか。


でも止まれないということがショックだった。


お互いにごめんなさいと言いながら離れたのだが、ああいうお母さんにとっては大事な足なんだよね。


今いる病院にいる人たちだってきっとあのときのお母さんと変わりないんだと思うんだ。


そして自分もいつかはそうなる。


最近の自分は涙もろくて。


色々なことがあり過ぎて。


でもここまで追い詰められてやっと自分が変えられることがある。