おはようございます。
現代のイソップです。なんつって。
イソップさんだと思っていましたが本当にはアイソーポスさんと言います。
古代ギリシャ時代の奴隷であり、寓話作家でもあったアイソーポスさん。
奴隷でありながらも現代に名を残せるなんて、凄いなと思います。
なんか底辺な所に親近感も感じます。
有名な寓話は北風と太陽。
後、鳥と獣とコウモリという話があります。
鳥と獣が争っている時代がありました。
その時にコウモリは鳥には自分も羽があるので鳥の仲間だと言い、
獣には自分も毛が生えているので獣の仲間だと言っていました。
鳥と獣の仲たがいが終わり、どちらにも良い顔をしていたコウモリの行動はバレてしまう。
双方にいい顔をしていたコウモリに
お前のような卑怯者は2度と出てくるなと皆に嫌われ仲間はずれになってしまいます。
居場所のなくなったコウモリは洞窟中に身を潜め、皆が寝静まった夜にだけ飛ぶようになったと言う話です。
コウモリのような人間というのはこの話から来ています。
でもさ、双方にいい顔をしていたことは本当に悪いことなんでしょうか?
たぶんそうじゃないな。
どちらに対しても良い恩恵だけを受けてきたのでしょう。
でも、なんか自分もコウモリな部分がありそうで。
どうしたらその悪いコウモリにならなくて良いんだろうと思う。
いや、違うか。
生き物はもしかしたらそんな部分を持ち合わせているのかもしれません。
ギリシャ時代の奴隷のイソップさん。
じゃなくてアイソーポスさんは深い。
そしてアイソーポスと思われる方の自画像はおじいちゃんでもおばあちゃんでもいそうな人です。