パリの魅力グルメ編

 

おいしい食べ物の存在はよき理解者の存在から

 

パリが私を引き付けてやまなかった

理由の一つが美味しい食べ物の

遭遇率が高かったこと。

多国籍の料理が食べられたこと。

美食を愛する人々がおいしいものを育てる、

グルメ大国ならでは。

 

 

フランス料理は奥が深い

 

フランス料理は一流店から

B級グルメまでピンキリで、

ヴァラエティーが素晴らしい。

 

一流レストランで食事をするのは

舞台で主演女優を演じるイメージ。

料理と雰囲気、スタッフと会話を

楽しむ一晩限りのお芝居のよう。

フランス人も好物とは言わない

血のソーセージや、羊の脳みそ

カエルなどの、ゲテモノ系も

好きだった。

 

フランスB級グルメの一つはクレープ。

パリでクレープ屋が立ち並ぶのは

モンパルナス駅の近く。

クレープはブルターニュ地方の食べ物なので

ブルターニュ方面へ行く列車の始発駅

モンパルナス駅周りという訳。

↑卵とベーコン、グリュイエールチーズのギャレット

 

クレープというとお菓子のイメージだが

フランスではクレープ屋に入ると、

塩味のそば粉クレープ「ギャレット」を1枚

小麦粉の甘いクレープを1枚食べるのが

一般的。飲み物はリンゴでできたシードル。

昔、ブルターニュは寒かったらしい。

それで、ブドウが作れずリンゴの飲み物、

小麦ができないのでそば粉を使っていたそうだ。

 

 

パリの外国人エリア

 

パリ市内には、移民中心に

外国人が多く暮らすエリアが

あちこちある。

そんなエリアに入り込むと、

ここがパリとは思えない。

 

詳しく乗っているサイトがあるので、

興味のある方はこちらをどうぞ。

 

 

そこでは本場の各国料理が食べられる。

私が好んで通ったエリアをご紹介しよう。

 

みんな大好きチャイナタウン!

 

まずは、日本人には馴染み深い

チャイナタウン。

パリの南西13区にある。

ポルト・ディヴリーという町名で

私が初めて住んだところがこの

チャイナタウンに近かったせいもあり、

毎週買い出しに行くエリアになった。

ここは、中心部から外れているので、

新しい建物が多く、

中国語、ベトナム語、タイ語などの

看板が軒を連ねており、

香港とかシンガポールの雰囲気。

 

パリのお気に入りスーパー1

 

「Tang Freres」トンフレールと言う

大型スーパーでしょうがや白ネギなど

日常作る和食やアジア風の食材は

ほぼここで揃った。

 

特にここに来なければならないのは

フランスでは豚の挽肉を

売っていなかったので(ひき肉はほぼ牛肉)

ひき肉料理の日はチャイナタウンで

買い出しだった。

 

そして、買い物後のお楽しみは

ランチに中華、ベトナム、タイと

お好きな料理をリーズナブルに

食べられることだった。

本場を凌ぐほど本格的な料理が

そこかしこで食べられた。

 

おしゃれなマレ地区の「ファラフェルサンド」

 

外国人エリアに行くのは

その国の食べ物が目当てのことが

多かった。

パリ中心街に近いマレ地区、

パリ市内でも最も古い

エリアの一つだけど、

ここはユダヤ人街で、

頭に黒い帽子を乗せた

男性をあちこちで見かける。

 

ここに、大人気のファラフェルサンド

いつも行列ができる店があった。

ファラフェル はひよこ豆やそら豆をつぶして

スパイシーな香辛料を混ぜ

油で揚げたイスラエルの料理。

これをピクルスなどと一緒に

サンドイッチにしてあった。

ファラフェルのスパイシーでコクのある味と

ピクルスやハーブのさわやかさが病みつきになり、

何度も列に並んだものだった。

 

左岸の学生街

 

パリ中心部といえば、サン・ミッシェル付近は

ギリシャ料理が多く立ち並んでいるが、

学生街なのと、どうもギリシャのオリーブオイルが

日本人に合わないことが多く

あのエリアで食事をするとお腹を壊すと

聞かされて、挑戦したことがなかったな。

 

パリ滞在で外さない食べ物「クスクス」

 

パリにピストン出張で、2泊か3泊しかできなくても

必ず食べるのは、北アフリカ料理のクスクスだ。

パリ中どこでもクスクスは食べられるけど、

おすすめのエリアはアラブ人が多い

レピュブリックからバスチーユ付近か?

野菜と羊のごった煮と肉のグリルを

クスクスと呼ばれる極小粒パスタにかけて

食べる料理で

フランス人にもかなり浸透していて

日本のカレー並みに各家庭での

オリジナルレシピがあるくらい

みんな大好きクスクスなのだ。

パスタが美味しいスープを吸い込んで

これでもかというほど

お腹がいっぱいになる。

 

パリのお気に入りスーパー2

 

この辺りには、アラブ人、アフリカ人が

大好きなスーパー「TATI」がある。

いろいろなものが安いし、私には

エキゾティックなものもいろいろあって、

楽しかった。

今でもそこで購入した籠を愛用している。

 

 

あれこれ書きながら自分がお腹が空いてきた。

 

では、自分の腹ごしらえ

 

こんな蒸し暑い日はこれにしよ。

焼きナスの冷たいカッペリーニ。

パリで覚えた懐かしい味。