久しぶりにGT-Rの音について語ってみる | 花屋とGT-R

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GT-R☆FREAKS
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時々、ブログを読んでくださっている知らない方からメッセが来るんですよ

 

今回は、GT-Rの音に拘りのある方から

 

そのメッセのお返事代わりに、ちょっと長いブログを書いてみます

 

 

だいぶ前に、マフラーによる音の違いについて書いていました

 

https://ameblo.jp/hanaya-gtr/entry-11837167660.html

 

エンジンがノーマルであれば、マフラーの材質や太さ、タイコの数や大きさによって音は変わりますね

 

しかし、RB26の場合はフロントパイプの方がその影響力は大きいです

 

このブログを書き始めた10年以上前に自分のように60パイの等長フロントパイプを使っている人は少数派でした

 

当時は70パイを使うのが当たり前でした

 

その後、GT-R乗りの好みが変わり?REIMAX製のような等長タイプの人気が上がったのはみなさんご存知の通り

 

余談ですが、毎年参加しているニスモフェスティバルですが、そこへGT-Rで乗り付ける方も多くて、

 

10年前は、ボーボーと低く篭った低音のGT-Rが多かったのですが、最近は澄んだ高音のGT-Rも増えましたw

 

で、ここまでは基本エンジンノーマル、ブーストアップ仕様までの話です

 

 

 

今回メッセを下さった方は、バルタイの変更を考えていらっしゃるそうなので

 

バルタイを変更した時の音質の変化について書いてみますね

 

ただし、ノーマルカムでバルタイを変更しただけでは、そんなに音は変わりません

 

アイドリング音がちょっと変わるくらいでしょうか

 

吹け上がり方が変わるので多少音質が変わるように感じるかもしれませんが、

 

自分の経験上はカムやエンジン本体に変更が無ければ、音質はほぼ変わりませんでした

 

 

むしろ、フロントパイプ、マフラーに加えて、タービンアウトレットを交換した時の方が音質に違いがありました

 

32と33純正のアウトレットは鋳物ですが、34Rはステンレス製のプレス品です

 

社外のステンアウトレットでもやはり音は変わりますね

 

エキマニもステンにすると音が変わるといいますが、自分は使っていないのでわかりません

 

ステンエキマニはほとんどのものが耐久性低いので・・・

 

 

話がそれまくりですがw

 

ハイカムを入れて、バルタイも変更する場合は音というか音質や感じはかなり変わります

 

オーバーラップを広めにして、でもアイドリングをある程度低いままで安定させようとすると、いわゆるバラッコ音になりますね

 

VカムのようにIN側だけでも可変バルタイにできれば、オーバーラップ広めなのにアイドリングはノーマルみたいな感じにすることもできます

 

 

ハイカムを入れるということは、よほど大人しいポンカム以外は燃料の設定変更もやりますから、空燃比の違いでも音質が変わりますね

 

ほとんどの方は同時にターボも大型化されるでしょうから、同様に空燃比で音が変わります

 

ちなみに、ツインの場合はそうでもないのですが、シングルのビッグタービンなどを使うと、タービンそのものの機械音やウエストゲートからの排気音も混じってきますから、音質はより複雑に変化します

 

自動車メーカーレベルになると、エンジン本体やターボ、マフラーなどはもちろん、ウォーターポンプやオルタネーターのような補機類の音までコントロールして総合的に音質をつくりあげるようですから、さらに複雑な話になりますね

 

 

少し話を戻して、空燃比による音の違いですが、最近のF1やスーパーフォーミュラ、スーパーGTのGT500のエンジンなどは、一昔前のそれとは全く音が違いますよね

 

最近のレースエンジンはどれも直墳だったりハイブリッドやターボ付っだったりで、燃料はとんでもなく薄く使われているようです

 

なので、F1なんかは効率が良すぎて無駄な音が出ないので、逆にさみしい感じですね

 

市販車のスポーツタイプのエンジンでも、昔のはコンピューターでも制御が荒くて燃料も濃い目だったりしたので、マフラーを交換するだけで凄い音がしていましたが

 

最近のクルマは、マフラーを交換しただけでは、昔のような爆音にならないことも多いみたいです

 

 

似たような話で、RB26のチューニングに欠かせないフルコンにしても、純正ROMの書き換えはもちろん、自分が使っているパワーFCなどふた昔前のものだと若干制御が雑なんで、ちょっとキャブに近い音なんかも出たりします

 

しかし、最新鋭のMOTECやLINKのようなものだと、制御が細かいので同じ空燃比でも昔のフルコンよりもマイルドな音質になることが多いです

 

フルコンを使う場合は、空燃比以外にも点火の入れ方や速さなどでも音はかなり変わってきます

 

面白いのは、例えばH○S系のショップでセッティングすると、どんなマフラーを使っていても似たような音になります

 

別の系列のショップや、別のフルコンを使っているとまた違った音になりますが、元データをコピーして使っているようなところのは、性能もそうですが、音もそれなりで似たような感じになります

 

 

また、RB26の音ってブーストが掛かっているか、いないかでも変わりますね

 

エンジンをいじっている場合は、ヘッドやポートの加工をしていればよりそれらしくなりますし

 

面研して圧縮比を変更してもパンチが出てきたりします

 

場合によっては、ミッションの音も混じったりしますし

 

内装のヘタリ具合でも耳に届く音質が違ったり

 

 

 

自分の場合は、味覚と同じでその時、その日の気分や体調、天気などによって

 

好みの音質や音量というのが時々変わっている気がします

 

クルマの方は、気温や湿度の違いなどで燃焼効率が変わり、音も変わりますし、回転数でも変わりますよね

 

理想の音を出すというのは簡単そうでなかなかできないことなんですよね

 

理想の音がどんどん変わることもあるんですからw

 

 

だけど、趣味として楽しむのであれば、まだまだRB26はいろんな音を出すことが出来ますし

 

その時その時でいろんな方向に調整することで、いろんな音を楽しむこともできますね

 

 

あ、もうひとつ肝心なパーツがありました

 

触媒ですね

 

これをスポーツ触媒に変更したり、直管、サイレンサー付タイコなどに変更することでも音質が変わります

 

その部分のタイコの大きさを変更するだけでも音も性能も変わります

 

先日のブログにも書きましたが、マフラー出口にほんのちょっと抵抗をつけるだけでも音質や排気特性を換えることもできます

 

 

 

だらだらと長くなりましたが、自分の場合は、

 

エンジン3基、カムは3種類、フルコンは2種類、アウトレットは2種類

 

触媒部分は6種類、フロントパイプは6種類、マフラーは約30種類・・・

 

いろいろ試しては交換してきましたが、これが完璧!という音には実はまだたどり着いていないです

 

というのも、やはり、自分の好みが少しづつ変わり続けているからだと思いますがwww

 

なので、いまマフラーは7本、触媒部分も5種類持っています

 

これも好きな趣味のひとつなんで、これからも時々組み合わせを変えながら楽しんで行く感じですねw