中学生初めての通知票 | ハナウタがきこえる

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鳥取→岡山→京都→愛知→宮城
転勤族で中学生と幼稚園児の歳の差姉弟。四人家族。


上の子が私の初めての子なので、中学生の母親ってやつも、もちろん初めて。
うん、当たり前の事か。

住んでる地域も、年代も違うんだから、テストの様子も通知票の内容も私の頃とは全く違う。
引っ越したばかりだから、長く住んでいたところで聞いていた事とも全く違う。
これも当然(^_^ゞ


けれど、いつものように素敵な外面を纏ったムスメの通知票は、いつものようになかなかに素晴らしく。

丁寧とか、きちんととか、責任感とか。。どろどろに溶けた家の中では全く想像もつかない。
家でのとんでもない様子を学校の先生は知らないんだろうなぁ。
そういえば、去年は「完璧過ぎて心配になります」なんて言われて「どこの誰の話をしてるんだろうか」って驚いたっけ。。。

まぁ。。家でぐでんぐでんに溶けてバランス取ってるんならそれでもいいのかな。
そういうとこ、少しダンナに似てるのかもしれない。

私は家でも外でも取り繕うことなく、超絶マイペースで、「変わってる」「独特の世界観」なんて通知票に書かれ続けたような子だったから。
ムスメは私が子供の頃よりも、全然普通に、良い感じに育ってると思うんだけど。
ダンナは「そう?」と不満げ、やっぱり自分に似てると認めにくいんだろうか。ムスメに対する評価もわりと厳しめだと感じる。



一方ムスコは。。残念ながら私に、とてもよく似ている。

まだ幼稚園児なんだけど、ありとあらゆるところが、ふわふわゆるゆると自由人。。
「こやつホントにアホだな~」と思うことが多い。
夜中に創作意欲が湧いて工作始めるとこなんて(怒られても動じない)、とんでもなく困ったやつ。

飽きっぽくて、悔しいから頑張るとかない。
常に笑顔で、一見素直そうなのに頑固。

男子はできるならダンナに似て欲しかった。。。と思ってしまうのは、やはり自分に似てるから、評価も厳しくなってしまうのだろうか。


「私に似てるんです。すみません。。。」とか、三者面談で謝るのが目に見えるようだ~(;´∀`)

多分、授業中に別の事やってると思うし。
「聞いてるから大丈夫!」とか言いそう。。
「成績良ければ問題ないよね」とかもね。。。


いずれにしても、自分の子供が他者から評価されるのは、なんだか不思議な感覚だ。
自分の事を言われてるわけでもないのに、変にムズムズ、ソワソワしてしまうし。
親の知らない一面に気付かされることも多い。

ムスメが完璧主義だなんて、家にいる状態では知ることも出来なかっただろうし。
ムスコが意外と先生の話をきちんと聞いていたり、家で紙吹雪しか作らないのに、折り紙の角を合わせて綺麗に折るのが得意だとか、全く知らなかった。


年齢が上がるにつれ、良いことばかりではなくなるし。
出来ないことや、気になるところ、心配なところを指摘されることも多くなる。

けれど、それを指摘する先生や私達親自身も全然完璧なんかじゃないし。
できた人間でもない。

求めるところに対して、足りないと感じることを伝えているだけ。
こうあって欲しい、こうすればもっと良くなるっていう理想を伝えているだけ。

できない事、足りないところではなく、できる事、良いところに目を向けなさい。
それが簡単にできたらいいんだけど、実際はなかなか難しい。


小さな頃はこんなふうに育って欲しい、こんな人間になって欲しい、といろいろな思いをもって子育てされてきたと思いますが。
この年齢になると、なかなか難しいですよね。

あれこれ世話をやきすぎて「うるさい!」なんて言われて腹が立ったり。あるいは「もう好きにしな」とほったらかしにしてたり。皆様はどうでしょうか。。。
子供が小さな頃に抱いていた初心を思いだし、どうか干渉しすぎず、放置しすぎずに見守ってあげてください。


学年懇談会での校長先生の言葉が身に染みた。

流石、長いこと先生されてることあって、いろんな親子を見てきただけのことはある。
思い当たりすぎて、なんとも言えない気持ちになった。




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